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新興市場見通し:マザーズ一時800pt割れ、人気銘柄下げ渋りでも拭えぬ懸念

2022/1/22 16:58 FISCO
*16:58JST 新興市場見通し:マザーズ一時800pt割れ、人気銘柄下げ渋りでも拭えぬ懸念 今週の新興市場では、引き続き日経平均とともにマザーズ指数、日経ジャスダック平均も下落した。マザーズ指数は4週連続の下落で、1月20日と21日の取引時間中には2020年5月以来の800pt割れとなる場面もあった。さすがに年初から大幅に下落しているだけに、値ごろ感から押し目買いが入る銘柄も見られたが、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めへの警戒感は一段と強まっている。名目金利から期待インフレ率を差し引いた米実質金利の上昇傾向が続き、ハイテク株を中心に株価を下押しした。なお、週間の騰落率は、日経平均が-2.1%であったのに対して、マザーズ指数は-3.8%、日経ジャスダック平均は-3.2%だった。 個別では、メルカリ<4385>が週間で1.8%高、ビジョナル<4194>が同6.1%高となる一方、JTOWER<4485>が同7.2%安、そーせいグループ<4565>が同9.3%安となるなど、マザーズ時価総額上位は高安まちまち。メルカリは新市場区分「プライム」への変更申請を発表し、ビジョナルは外資系証券の投資判断引き上げが観測された。売買代金上位では好決算のEnjin<7370>が賑わう一方、業績上方修正のウェルスナビ<7342>は買いが続かず下落。FRONTEO<2158>などは買い優勢、エフ・コード<9211>などは売り優勢となった。また、週間のマザーズ上昇率トップはシック・HD<7365>、下落率トップはアスタリスク<6522>だった。ジャスダック主力では日本マクドナルドHD<2702>が同1.7%高、ワークマン<7564>が同3.3%高と堅調だったが、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>は同1.8%安、東映アニメーション<4816>は同9.6%安と軟調。売買代金上位はフェローテックHD<6890>など売りに押される銘柄が目立った。また、太洋物産<9941>などが週間のジャスダック下落率上位に顔を出した。一方、アミタHD<2195>は大幅高で、アピリッツ<4174>が上昇率トップとなった。 来週の新興市場では、1月25~26日の米連邦公開市場委員会(FOMC)という重要イベントを挟み、引き続き神経質な展開とならざるを得ないだろう。既に金融市場では更なるテーパリング(量的緩和の縮小)前倒しや3月FOMCでの0.5%利上げといったシナリオも取りざたされているため、イベント通過によるあく抜け感が意識される可能性はある。しかし、まだ金融引き締め局面の「入口」に過ぎないことは忘れるべきでない。マザーズでは人気銘柄の下落に目先一服感も漂うが、やはり信用買い残を一段と膨らませている点などは気掛かりだ。 来週は、1月25日にマクアケ<4479>、26日に沖縄セルラー電話<9436>、27日にドリコム<3793>、東映アニメ、弁護士ドットコム<6027>、28日に田中化学研究所<4080>、Jストリーム<4308>などが決算発表を予定している。株価が長期下落している弁護士コムやマクアケは成長再加速の兆しが見られるかが焦点となる。足元の調整がきつい東映アニメもIP(知的財産)への期待が再燃するか注目したい。 IPO関連では、2月上旬の上場案件がブックビルディング(BB)期間中だ。既に大型案件の中止が出てきているが、BBでの需要状況を見てもインターネット投資家らの申込みに鈍さが感じられる。新興株不振の影響は大きいとみておいた方が良いだろう。なお、今週はノーザ<4269>(2月22日、ジャスダック)など5社の新規上場が発表されている。 《FA》
関連銘柄 24件
2158 東証グロース
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独自開発のAIエンジン「KIBIT」を活用し、eディスカバリ支援やデジタル鑑識等のサービスを提供。塩野義製薬と戦略的業務提携。ライフサイエンスAI分野は増収。特別損失減少。24.3期3Qは最終損益改善。 記:2024/04/16
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5/2 15:00
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時価総額 10,770百万円
廃棄物リサイクルや環境コンサル、環境認証認定サービスなどを展開。マレーシア国内で発生する資源を日本に輸出する海外トレーディングも。シリコン再生の増設は24年夏頃に稼働予定。24.12期は増収増益を見込む。 記:2024/04/12
6,970
5/2 15:00
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時価総額 926,731百万円
国内最大のハンバーガーチェーン。外食でも上位。米マクドナルドのライセンス下で国内マクドナルドを展開。夜メニューや新商品開発を推進。デジタルやデリバリーの活用で利便性向上。業容好調で23.12期は増収増益。 記:2024/02/29
3793 東証グロース
1,035
5/2 15:00
+35(3.5%)
時価総額 30,150百万円
ソーシャルアプリケーションプロバイダー。PC・モバイルなどのゲーム事業、広告・メディア事業がコアビジネス。24.3期3Qはメディア事業が増収。DREノベルス、DREコミックスの刊行開始などが寄与。 記:2024/03/31
4080 東証スタンダード
958
5/2 15:00
-2(-0.21%)
時価総額 31,167百万円
Li電池用の正極材を製造・販売。ニッケル水素電池用も。住友化学傘下。24.3期上期は北欧企業に対する技術支援に応じた売上10億円を計上。電池材料は車載用途のニッケル水素電池用が好調もLi電池用が振るわず。 記:2024/01/17
4174 東証スタンダード
1,149
5/2 15:00
-5(-0.43%)
時価総額 4,675百万円
ECサイトやWebシステムの受託開発が柱。オンラインゲームやIT人材派遣も。24.1期3Qは受託開発が好調。IT人材派遣も好伸して増収増益に。ゲーム「姫式Project」新作は24年半ば頃にリリース予定。 記:2024/02/06
4194 東証プライム
7,230
5/2 15:00
-130(-1.77%)
時価総額 277,567百万円
クラウド型の会員制転職サイト「ビズリーチ」や採用管理サイト「ハーモス」を運営。M&Aマッチング等も。ビズリーチのスカウト可能会員数は227万人超。HRMOS事業は売上伸長。24.7期1Qは2桁増収増益。 記:2024/01/28
4308 東証グロース
376
5/2 15:00
-3(-0.79%)
時価総額 10,549百万円
企業向け動画配信プラットフォームを提供。大規模コンテンツの安定配信技術に強み。トランスコスモス傘下。EVC領域(医薬)は足踏み。24.3期3QはOTT領域が増収。専門チャンネルの運用・保守業務等が順調。 記:2024/02/04
4385 東証プライム
1,766.5
5/2 15:00
-40(-2.21%)
時価総額 284,179百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
4479 東証グロース
645
5/2 15:00
-6(-0.92%)
時価総額 8,107百万円
応援購入型クラウドファンディングサイトを運営。ユーザーデータを用いた大企業向け新商品開発コンサルティングも展開。応援購入総額は増加。プロジェクト単価は引き続き上昇。24.9期1Qは2桁増収、損益改善。 記:2024/02/10
4485 東証グロース
3,385
5/2 15:00
+30(0.89%)
時価総額 86,866百万円
通信インフラサービス会社。携帯キャリアの携帯基地局の装置やアンテナ、電源等の通信インフラのシェアリングサービスを提供する。今期3Q累計はタワー移管が想定以上に推移した。シェアリングも堅調に推移した。 記:2024/04/15
4565 東証プライム
1,519
5/2 15:00
+25(1.67%)
時価総額 124,441百万円
バイオ創薬ベンチャー。膜たんぱく「GPCR」の解析技術に強み。15年買収の英国ヘプタレス社が収益の柱。契約一時金及びマイルストン収入は伸び悩む。23.12期通期は医薬品販売が増収。M&A効果等が寄与。 記:2024/02/13
4816 東証スタンダード
2,620
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時価総額 550,200百万円
東映系アニメ制作会社。プリキュアやドラゴンボールなどの映像制作やキャラクター版権ビジネスを展開。映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」等は好調。その他事業は売上増。24.3期3Qは増収。通期業績予想を上方修正。 記:2024/02/10
6027 東証グロース
3,045
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±0(0%)
時価総額 381,889百万円
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6522 東証グロース
447
5/2 15:00
±0(0%)
時価総額 3,154百万円
飲料向けバーコードリーダーと自販機向け赤外線通信が主力。POS等のシステムインテグレーションも。24.8期1QはAsReader事業は増収。AsReaderシリーズは累計出荷台数が20万台を突破。 記:2024/02/03
2,924
5/2 15:00
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半導体・FPD製造装置部品を製造・販売。真空シールに強み。半導体製造工程向け消耗品も。24.3期3Q累計はパワー半導体用基板が好調。だが半導体装置部品の調整長びく。生産能力増強に向け国内外で工場を建設中。 記:2024/04/11
7342 東証グロース
1,411
5/2 15:00
-1(-0.07%)
時価総額 82,871百万円
全自動で資産運用をするロボアドバイザーサービス「ウェルスナビ」を運営。20~50代の勤労世代が主要顧客。預かり資産1兆1000億円を突破。運用者数の増加や入金好調で、23.12期実績は増収・大幅営業増益。 記:2024/03/23
728
4/11 14:55
±0(0%)
時価総額 8,196百万円
決済サービス会社。家賃決済業務のアウトソーシングと住居者の緊急駆けつけサービス等を提供する。21.9期は駆けつけや決算代行のユーザー数が堅調に推移の一方、コールセンターや外部委託の費用が重しとなった。 記:2022/01/06
7370 東証グロース
1,016
5/2 15:00
-5(-0.49%)
時価総額 7,506百万円
PR支援サービス会社。中小・中堅企業、医療機関を対象にPR支援サービスを展開。総還元性向は30%目標。PRプラットフォームサービスは売上増。オプションサービス拡充等で顧客単価が上昇。24.5期2Qは増収。 記:2024/01/28
7564 東証スタンダード
3,830
5/2 15:00
-75(-1.92%)
時価総額 313,474百万円
建設現場・工場向けワークウェアや作業用品の大手専門店。女性向けや子供服、シューズ、雨具等も。1006店舗展開。27店舗の新規出店実施。PB商品の売上比率は上昇。新規出店効果等で24.3期3Qは増収。 記:2024/04/08
9211 東証グロース
1,713
5/2 15:00
+32(1.9%)
時価総額 18,170百万円
マーケティングサービス会社。SaaS型Web接客ツール「CODE Marketing Cloud」が主力。顧客数は2616社と順調に拡大。CX SaaSなどは受注順調。23.12期通期は大幅な増収増益。 記:2024/04/13
9436 東証スタンダード
3,425
5/2 15:00
+5(0.15%)
時価総額 184,114百万円
沖縄県が拠点の通信事業会社。KDDIの子会社。県内で「auモバイル」や「UQモバイル」を運営する。FTTHサービスや売電も行う。今期3Q累計はモバイル事業が好調だった。光回線やau電気も堅調に推移した。 記:2024/03/04
9941 東証スタンダード
951
5/2 15:00
+4(0.42%)
時価総額 1,839百万円
畜産物が主力の専門商社。牛肉や鶏肉、豚肉の食肉に加え、大豆等の穀物や加工食品、化学品、産業機械、自動車部品を扱う。23.9期通期は営業開拓部が増収。農産品が売上貢献。24.9期は2桁増収増益見通し。 記:2024/01/15