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前場に注目すべき3つのポイント~28000円突破を意識した相場展開が期待される~

2021/8/11 8:41 FISCO
*08:41JST 前場に注目すべき3つのポイント~28000円突破を意識した相場展開が期待される~ 11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:28000円突破を意識した相場展開が期待される ■ソフトバンクG、1Q税前利益55.0%増 1兆2924億円、コンセンサス上回る ■前場の注目材料:大和ハウス、米社買収、テキサス州に参入 ■28000円突破を意識した相場展開が期待される 11日の日本株市場は、こう着ながらも強含みの相場展開になりそうだ。10日の米国市場ではNYダウが162ドル高だった。上院がインフラ包括法案で合意し、過去数十年で最大の公共投資で回復を強めるとの期待が強まり、景気敏感株を中心に買われた。ハイテク株では利益確定売りが広がりナスダックは下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円高の27965円。円相場は1ドル110円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになりそうだ。上院がインフラ包括法案で合意したことは材料視されるものの、想定されていた流れとも見られるため、反応はそれ程大きくないだろう。また、ハイテク株が売られ、ナスダックは下落しているが、長期金利の上昇のほか、半導体メモリーの販売価格の低下予想などが売りに向かわせたようである。ただし、足元では連日でリバランス的に上下を繰り返しており、嫌気される動きも限られよう。 昨日の日経平均は一時28000円を回復し、上値抵抗線として意識されていた25日線を突破する場面が見られた。その後は戻り売りに押される格好とはなったものの、底堅さは意識されている。本日も底堅さが意識されるなか、引き続き28000円突破を意識した相場展開が期待される。28000円を支持線に変えてくるようだと、75日線が位置する28500円水準とのレンジに移行する可能性も想定しておきたいところか。 物色としては引き続き決算を手掛かりとした物色が中心になろうが、昨夕決算を発表したソフトバンクG<9984>の動向が注目されよう。ADR市場ではやや弱い動きであったが、大きく売られるような状況にならなければ、アク抜けが意識されやすい。また、中小型株の決算発表が本格化しており、昨日も中小型株への決算を手掛かりとした個人主体の物色が見られていた。本日も同様の相場展開といったところか。 ■ソフトバンクG、1Q税前利益55.0%増 1兆2924億円、コンセンサス上回る ソフトバンクG<9984>が発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高が前年同期比15.6%増の1兆4791.34億円、税前利益は同55.0%増の1兆2924.78億円だった。コンセンサス(400億円程度)を上回る。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27888.15、+68.11) ・NYダウは上昇(35264.67、+162.82) ・シカゴ日経先物は上昇(27965、大阪比+115) ・1ドル110円50-60銭 ・米原油先物は上昇(68.29、+1.81) ・海外コロナワクチン接種の進展 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・大和ハウス<1925>米社買収、テキサス州に参入 ・ソフトバンクG<9984>孫会長、中国リスク注視、投資先「バランス良く分散」 ・三菱電機<6503>英SGS買収、分散電源制御技術を強化 ・第一生命HD<8750>豪生保会社を728億円で買収、20年間の独占販売提携 ・アサヒ<2502>来月めどに中間持ち株会社設立 ・ソニーG<6758>米アニメサービス企業の買収完了 ・コニカミノルタ<4902>辰野工場が再稼働 ・エア・ウォーター<4088>エア・ウォーターなど、酸素濃縮装置増産急ぐ、自宅療養向け ・武田薬<4502>京大と新会社、iPS再生医療製品に特化 ・日ペHD<4612>ウットラムに186億円で独・印3社譲渡、M&A資金確保 ・大気社<1979>実証用植物工場が稼働、産業空調技術を活用 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 7月マネーストックM3(前年比予想:+4.7%、6月:+5.2%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 11件
1925 東証プライム
4,657
11/25 15:30
-33(-0.7%)
時価総額 3,071,194百万円
賃貸住宅事業、商業施設事業、事業施設事業が柱。戸建住宅事業やマンション事業、環境エネルギー事業等も手掛ける。商業施設事業では大型物件への取り組みを強化。中計では27.3期売上高5兆5000億円目指す。 記:2024/06/13
1979 東証プライム
4,790
11/25 15:30
-80(-1.64%)
時価総額 160,858百万円
ビルや工場などの空調設備工事が柱。自動車塗装設備の設計・施工は国内トップ。海外展開にも強み。環境システム事業は完成工事高が伸長。半導体関連が伸びる。塗装システム事業も大型物件が寄与し堅調に推移。 記:2024/06/03
1,596.5
11/25 15:30
-8.5(-0.53%)
時価総額 2,428,292百万円
国内ビール大手のアサヒビール、アサヒ飲料、アサヒグループ食品などを傘下に収める持株会社。欧州、オセアニア、東南アジアでも事業展開。日本は主力ブランドに経営資源投下。オセアニアは商品ポートフォリオを強化。 記:2024/09/01
4088 東証プライム
1,863.5
11/25 15:30
-14(-0.75%)
時価総額 428,148百万円
大手産業ガスメーカー。産業ガスや機能材料の提供等を行うデジタル&インダストリー部門が柱。医療機器や消火設備の提供、冷凍食品や飲料の製造・販売等も。特殊ケミカル供給などエレクトロニクス関連事業の拡大に注力。 記:2024/08/29
4502 東証プライム
4,154
11/25 15:30
+41(1%)
時価総額 6,608,756百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
1,002.5
11/25 15:30
+3.8(0.38%)
時価総額 2,376,438百万円
1881年創業の塗料世界大手。日本ペイントを中核とする持株会社。シンガポール塗料大手のウットラムグループ傘下。ブランド力などが強み。日本では製品値上げの浸透が進む。塗料周辺事業の強化などに取り組む。 記:2024/10/24
4902 東証プライム
685
11/25 15:30
-0.8(-0.12%)
時価総額 344,325百万円
カラー複合機、ITサービス等を手掛けるデジタルワークプレイス事業が主力。デジタルカラー印刷機、X線関連機器に強みを持つヘルスケア事業等も展開。オフィスユニットではコスト低減等で収益力の強化を図る。 記:2024/07/05
6503 東証プライム
2,626
11/25 15:30
+42(1.63%)
時価総額 5,549,268百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
6758 東証プライム
2,977.5
11/25 15:30
+29.5(1%)
時価総額 18,588,824百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
3,881
11/25 15:30
+82(2.16%)
時価総額 4,002,665百万円
第一生命保険を中核とする持株会社。第一フロンティア生命保険、アイペット損害、ベネフィット・ワンなども傘下に持つ。既存進出国の資本効率改善などに取り組む。中期経営計画では27.3期ROE10%程度目標。 記:2024/08/30
9984 東証プライム
8,874
11/25 15:30
+288(3.35%)
時価総額 13,044,736百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17