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後場に注目すべき3つのポイント~当面の下値めどは28000円?後場はFOMC議事録前に様子見ムード

2021/5/19 12:25 FISCO
*12:25JST 後場に注目すべき3つのポイント~当面の下値めどは28000円?後場はFOMC議事録前に様子見ムード 19日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反落、当面の下値めどは28000円?後場はFOMC議事録前に様子見ムード ・ドル・円は小じっかり、米株安観測でドル買い ・値下がり寄与トップはファーストリテイリング<9983>、同2位がソフトバンクG<9984> ■日経平均は反落、当面の下値めどは28000円?後場はFOMC議事録前に様子見ムード 日経平均は反落。398.75円安の28008.09円(出来高概算5億7599万株)で前場の取引を終えている。 18日の米株式市場では主要株価3指数は揃って続落。米4月住宅着工件数が予想を下回ったほか、イエレン財務長官が演説で、大規模インフラ投資計画のための法人税引き上げを企業が受け入れるよう呼び掛けたことも警戒感を誘った。また、根強いインフレ懸念や利益確定と見られる売りに押され引けにかけては更に下げ幅を拡大した。この米株安を受けて、前日に大きく反発していた日経平均は400円近く下げて始まると、そのまま28000円を割り込み、早い段階で27842.98円まで下落。ただ、28000円割れの水準では値ごろ感からの押し目買いも入り、即座に切り返すと、その後28200円台まで回復した。しかし、戻り一巡後には再び下げ幅を拡げ、28000円台での攻防が続いた。 個別では、前日に21年3月期の決算を発表し、1-3月期の前四半期比での収益水準低下が嫌気されたアーレスティ<5852>が大幅に下落したほか、米フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)の軟化を受けて、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、SUMCO<3436>などの半導体関連株が揃って下落。また、根強いインフレ懸念に基づく米グロース(成長)株の上値の重い動きを受けて、ソフトバンクグループ<9984>も軟調。そのほか、日経平均の値幅を伴った下落を背景に、指数インパクトの高いファーストリテイリング<9983>、ダイキン<6367>、信越化学<4063>などの値がさ株も崩れている。ビットコインを中心とした暗号資産(仮想通貨)相場の軟調を受けてマネックスG<8698>も大きく下落している。 一方、株式分割の実施を発表したハークスレイ<7561>、株式分割と共に実質増配も発表した荏原実業<6328>、がそれぞれ大幅に上昇。共同で窒化ガリウム単結晶基板の量産に向けた実証設備を竣工したと発表した三菱ケミHD<4188>および日本製鋼所<5631>は揃って大幅高となっている。また、高松エステートとの業務提携を発表したジェイリース<7187>も大きく買われている。そのほか、売買代金上位では、三菱UFJ<8306>、任天堂<7974>、HOYA<7741>などが上昇となっている。 セクターでは、パルプ・紙、機械、石油・石炭製品、ガラス・土石製品、陸運業などが下落率上位となっている。一方、海運業、ゴム製品、精密機器、銀行業、その他製品が上昇率上位に並んでいる。東証1部の値上がり銘柄は全体の34%、対して値下がり銘柄は59%となっている。 本日の前場までの動きを見る限り、日経平均は当面、28000円を挟んだ一進一退となりそうで、この水準での値固めを進めてから、次の相場へと移行していくこととなりそうだ。前日の大幅反発の翌日とはいえ、日経平均は寄り付き直後に500円以上にまで下げ幅を拡げるなど、一日あたりの値幅が上下に大きい非常にボラタイル(変動の激しい)な動きが続いている。しかし、28000円という節はかなり意識されている様子。寄り付き直後に28000円を大きく割り込んだ後には即座に28200円まで値を戻し、その後、前引け間際に再び28000円を割り込む場面が見られたものの、割ったところではすかさず押し目買いが入り、28000円は保持する形で前場を終えている。 前週は3日間で2000円を超す急落となり、今週は1日に上下に500円程動く激しいもみ合いとなり、ボラティリティ(変動率)が高い相場となっているが、足元で、28000円水準が落ち着きどころとして定まってきたことは、安心感を誘う。 さて、予想外にも大幅反発となった前日の先物手口を見てると、日経平均先物の買い方上位には、野村證券のほか、ドイツ証券、JPモルガンが並んでいた。ドイツ証券は波乱相場となった前週一週間は一貫して日経平均先物(TOPIX先物も)を売り越しており、JPモルガンも急落初日の11日には日経平均先物を大幅に売り越していた。そのため、前日の反発の背景としては、一部でも指摘されていたように、先物ロング(買い持ち)のアンワインド(巻き戻し)一巡に伴う、買い戻しだったのだろう。 ただ、商品投資顧問(CTA)などの動きを表すことが多いクレディ・スイスも、前週は日経平均先物およびTOPIX先物で売り方上位として名を連ねていたが、前日も含めて、大きな買い戻しの動きは見られていない。前日はTOPIX先物では買い越し上位には入っていたため、一部は買い戻したようだが、日経平均先物の手口では明確な買い越しは確認されなかった。そのほか、前週に売り越しが目立ったところでシティグループなどもあったが、こちらも、その後に明確な買い越しが見られておらず、買い戻しに転じた兆しが見られない。 振り返ってみれば、前日の日経平均は大きく反発し、高値圏で終えたものの、28500円を超える場面が一度もなかった。28000円の次の、この28500円という水準を明確に超えてくることができれば、上述したまだ動いていない売り方を含めた一層の買い戻しが入ることも想定される。それまでは、28000~28500円という狭い水準でのもみ合いが続くことを想定しておいた方がよさそうだ。 さて、後場も一進一退の展開が続きそうだ。今晩の米株市場では、4月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が公表される。従来通り、粘り強く金融緩和を続けていく方針が改めて確認されることとなるだろうが、インフレ懸念が根強く、市場が米連邦準備制度理事会(FRB)に懐疑的となっている今のタイミングでは、どのように捉えられるか反応に注目したい。今晩の米株市場の動きを見極めたいとする思惑から、後場ももみ合いが続きそうだ。 ■ドル・円は小じっかり、米株安観測でドル買い 19日午前の東京市場でドル・円は小じっかりとなり、109円付近にやや値を上げた。米10年債利回りの伸び悩みでドルはやや売られ、対円でも早朝に値を下げる場面もあった。ただ、米株式先物の弱含みでリスクオフのドル買いが観測され、円に対し上昇した。 ここまでの取引レンジは、ドル・円が108円83銭から109円05銭、ユーロ・円は133円05銭から133円32銭、ユーロ・ドルは1.2221ドルから1.2233ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ジー・スリーホールディングス<3647>、和心<9271>の、2銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファーストリテイリング<9983>、同2位がソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・米・4月住宅着工件数:156.9万戸(予想:170.4万戸、3月:173.3万戸←173.9万戸) ・米・4月住宅建設許可件数:176万戸(予想:177.0万戸、3月:175.5万戸←175.9万戸 【要人発言】 ・イエレン米財務長官 「法人税制に改革必要」 「バイデン政権が計画している増税やインフラ計画は米国の競争力や利益率を改善へ」 <国内> ・12:30 黒田日銀総裁講演 ・13:30 3月鉱工業生産改定値(速報値:前月比+2.2%) <海外> ・15:00 英・4月消費者物価指数(前年比予想:+1.5%、3月:+0.7%) ・15:00 英・4月生産者物価指数・産出(前年比予想:+3.4%、3月:+1.9%) 《CS》
関連銘柄 21件
3436 東証プライム
1,572
10/10 15:00
-16(-1.01%)
時価総額 550,475百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
3647 東証スタンダード
105
10/10 15:00
-1(-0.94%)
時価総額 1,875百万円
太陽光発電所の開発や売電等の再生可能エネルギー事業、基礎化粧品の販売等を行うサステナブル事業等を手掛ける。非常用ガス発電機、マグネシウム電池等の商品化に取り組む。太陽光発電所の仕入・販売活動を積極化。 記:2024/05/08
4063 東証プライム
6,193
10/10 15:00
+64(1.04%)
時価総額 12,535,394百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4188 東証プライム
888.7
10/10 15:00
+0.2(0.02%)
時価総額 1,338,638百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。25.3期はスペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復を見込む。 記:2024/06/24
5631 東証プライム
5,644
10/10 15:00
+46(0.82%)
時価総額 419,846百万円
フィルム・シート製造装置などの産業機械が主力。原発製品やクラッド鋼管も。配当性向は30%以上目安。販売価格の改善等で素形材・エンジニアリング事業は黒字転換。特別損失は減少。24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/04/14
5852 東証プライム
575
10/10 15:00
+2(0.35%)
時価総額 14,994百万円
大手アルミダイカストメーカー。1938年創業。エンジンブロックなどが主要製品。トヨタ自動車などが主要取引先。フリーアクセスフロア「モバフロア」等も。生産体制の合理化、電動車向け売上比率の向上図る。 記:2024/08/09
6146 東証プライム
37,370
10/10 15:00
-480(-1.27%)
時価総額 4,047,806百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。パワー半導体向け中心に精密加工装置は出荷順調。生産能力の強化、効率化推進。 記:2024/06/28
6328 東証プライム
4,140
10/10 15:00
-15(-0.36%)
時価総額 55,600百万円
環境機械のファブレスメーカー。上下水道施設等の水処理施設のエンジニアリング、ポンプや空調冷熱機器の販売も。環境関連製品は好調。蓄電池等が販売増。自治体向け防災工事も伸長。防災システムの拡大に期待。 記:2024/06/14
6367 東証プライム
19,580
10/10 15:00
+30(0.15%)
時価総額 5,739,172百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
2,100.5
10/10 15:00
-35.5(-1.66%)
時価総額 4,109,477百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6857 東証プライム
7,538
10/10 15:00
-101(-1.32%)
時価総額 5,775,382百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7187 東証プライム
1,454
10/10 15:00
-29(-1.96%)
時価総額 25,995百万円
家賃債務保証、医療費保証、養育費保証を手掛ける保証関連事業が主力。不動産仲介・管理業務等を行う不動産関連事業、IT関連事業も展開。店舗網などが強み。住居用賃料保証では販路拡大、営業強化に取り組む。 記:2024/08/20
7561 東証スタンダード
760
10/10 15:00
+5(0.66%)
時価総額 16,758百万円
持ち帰り弁当「ほっかほっか亭」をFC展開。店舗リースや店舗運営事業者向けソリューション、物流センターの運営、食品加工等も手掛ける。中食事業は若年層など新規開拓図る。28.3期売上高720億円目標。 記:2024/09/03
7741 東証プライム
21,365
10/10 15:00
-30(-0.14%)
時価総額 7,714,389百万円
メガネレンズ、医療用内視鏡などを手掛けるライフケア事業が主力。エレクトロニクス関連製品、映像関連製品等も。半導体用マスクブランクスで世界トップシェア。コンタクトレンズはPB品、オンラインサービスが順調。 記:2024/08/30
7974 東証プライム
7,913
10/10 15:00
+36(0.46%)
時価総額 10,276,534百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
25,515
10/10 15:00
-255(-0.99%)
時価総額 12,033,716百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
1,525.5
10/10 15:00
+24(1.6%)
時価総額 20,261,683百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
8698 東証プライム
625
10/10 15:00
+2(0.32%)
時価総額 167,154百万円
コインチェック、米TradeStationなどを傘下に収める持株会社。しずおかFGが筆頭株主。NTTドコモと資本業務提携。アセットマネジメント事業を強化。ロボアドバイザーサービスの運用残高は順調増。 記:2024/08/01
9271 東証グロース
495
10/10 15:00
-4(-0.8%)
時価総額 3,027百万円
かんざしや傘、箸などの和雑貨専門店を主要都市や観光地に出店。アニメ・ゲームコンテンツのグッズOEM製造、宿泊施設の運営事業等も。訪日外国人の増加等で来店客数は増加。高価格帯商品の寄与で客単価は上昇。 記:2024/06/03
9983 東証プライム
51,360
10/10 15:00
+650(1.28%)
時価総額 16,343,831百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
9,041
10/10 15:00
+345(3.97%)
時価総額 15,577,227百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17