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後場に注目すべき3つのポイント~売りに傾かないが一段と「パワー不足」

2021/4/13 12:26 FISCO
*12:26JST 後場に注目すべき3つのポイント~売りに傾かないが一段と「パワー不足」 13日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反発、売りに傾かないが一段と「パワー不足」 ・ドル・円は小じっかり、米長期金利の持ち直しで ・値上がり寄与トップはファーストリテイリング<9983>、同2位がソフトバンクG<9984> ■日経平均は反発、売りに傾かないが一段と「パワー不足」 日経平均は反発。309.68円高の29848.41円(出来高概算4億9000万株)で前場の取引を終えている。 週明け12日の米株式市場でNYダウは4日ぶりに反落し、55ドル安となった。最高値付近で利益確定の売りが続き、インフレ加速を警戒した動きも目立った。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は0.4%の下落だった。ただ、東京市場では前日に米株安を見越した売りが出て、日経平均は200円超下落。本日は反発期待の買いが先行して66円高からスタートした。引き続き国内外の企業決算発表を前に売買はやや低調だったが、ファーストリテ<9983>などの値がさ株を中心に買いが入り、日経平均は前引けにかけて29879.59円(340.86円高)まで上昇する場面があった。 個別では、前述のファーストリテが2%超上昇し、日経平均を約87円押し上げている。日立<6501>やエムスリー<2413>も上げが目立ち、その他ではソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、トヨタ自<7203>などが堅調。また、好決算や業績上方修正を発表した銘柄が大きく買われ、AGC<5201>が4%上昇しているほか、ライク<2462>、タマホーム<1419>、ナルミヤ<9275>などが東証1部上昇率上位に顔を出している。一方、レーザーテック<6920>やTDK<6762>が2%超下落し、村田製<6981>もさえない。また、日ケミコン<6997>は外資系証券の投資判断引き下げが観測され、東証1部下落率上位に顔を出している。 セクターでは、ガラス・土石製品、その他製品、鉄鋼などが上昇率上位。一方、空運業、鉱業、海運業などが下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の70%、対して値下がり銘柄は25%となっている。 本日の東京市場では反発期待の買いが優勢となっており、日経平均は1.05%、東証株価指数(TOPIX)は0.72%の上昇で前場を折り返した。前日の米半導体株安からハイテク株の一角が軟調だが、ファーストリテなどの値がさ株が日経平均の上昇をけん引し、景気敏感株もおおむね堅調だ。 前日はマザーズ指数が2.28%の下落となるなど、個人投資家を中心に企業決算への警戒感などから売りが出た感がある。ただ、ここ数日の先物手口を見ると、外資系証券によるTOPIX先物への断続的な買いこそ観測されるものの、売りに傾いている印象はない。菅義偉首相が15~18日の日程で訪米することが発表され、市場では米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンの調達にプラスに働くのではといった期待の声がある。従前当欄で述べたとおり、大きく株価調整するような局面ではないだろう。マザーズ指数も本日はひとまず下げ渋る動きを見せている。日経平均、マザーズ指数とも日足チャート上で25日移動平均線が下値のサポートラインとして意識されているのかもしれない。 半面、こちらも従来指摘している「市場のパワー不足」は一層強まってきた。前日の東証1部売買代金は2兆635億円と1月18日以来の低水準だった。本日ここまでも1兆1000億円ほどとやや低調。国内外の企業決算発表を前に取引参加者が減少している感は拭えない。前日に決算を受けて急落した安川電<6506>は売り一巡後に切り返してきているが、やはり戻りが鈍い印象。米国では14日にゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェースといった金融大手の決算発表が控えているが、投資会社の巨額損失問題の影響が警戒されているようだ。 安川電の決算内容については前日に多く解説がなされているので割愛するが、信用取引状況を見ると決算発表までに売り方の買い戻しがかなり進んでいた印象を受ける。「堅調な内容」「先行きに不安」などと内容に関し様々なコメントが出ていたが、結局のところ株価を一段と押し上げるだけの買い戻しの余地が乏しくなっていたのが株価急落の大きな理由だと考えられる。 薄商いだけに日中の値幅は比較的大きく出るかもしれないが、日経平均は目先、3万円近辺での高値もち合いが続くとの見方に変わりない。 (小林大純) ■ドル・円は小じっかり、米長期金利の持ち直しで 13日午前の東京市場でドル・円は小じっかりとなり、109円前半から半ばに値を上げた。米10年債利回りがやや持ち直し、全般的にドル買いの流れ。欧州やオセアニアの主要通貨は対ドルで弱含む。一方、日本や中国の株高を受け、リスク選好的な円売りでクロス円は上昇基調に振れた。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円36銭から109円62銭、ユーロ・円は130円26銭から130円42銭、ユーロ・ドルは1.1895ドルから1.1916ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・環境管理センター<4657>、天昇電気工業<6776>など、3銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテイリング<9983>、同2位がソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・3月マネーストックM3:前年比+8.0%(予想:+8.1%、2月:+8.0%) 【要人発言】 ・中国税関 「中国の貿易は回復、成長している」 <国内> 特になし <海外> ・時間未定 中・3月輸出(前年比予想:+38.0%、2月:+18.1%) ・時間未定 中・3月輸入(前年比予想:+24.4%、2月:+6.5%) ・15:00 英・2月鉱工業生産(前月比予想:+0.5%、1月:-1.5%) ・15:00 英・2月貿易収支(予想:-105.00億ポンド、1月:-98.26億ポンド) 《CS》
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2413 東証プライム
1,646.5
5/2 15:00
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日本最大級の医療従事者専用サイトを運営。製薬企業の営業支援や医師・薬剤師の転職支援、治験支援、病院経営支援などを展開。予防医療分野への取り組みを推進。新型コロナ関連の特需が一巡も、3Q累計は増収確保。 記:2024/02/29
2462 東証プライム
1,682
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4657 東証スタンダード
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+2(0.4%)
時価総額 2,356百万円
環境コンサルタント会社。土壌地下水やアスベスト等の調査や測定、分析を行う。臭気の受託試験や研究も行う。ダイオキシンや放射能測定に強みを持つ。今上期は受注高が増加。売上原価や販管費の減少により利益は改善。 記:2024/02/23
5201 東証プライム
5,773
5/2 15:00
+3(0.05%)
時価総額 1,313,017百万円
世界的ガラスメーカー。建築用板ガラスや自動車用ガラスに強み。フッ素樹脂などの化学品も。新中計では26.12期に営業益2300億円が目標。24.12期は二桁営業増益を目指す。還元方針をDOE3%目安に変更。 記:2024/04/12
6501 東証プライム
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5/2 15:00
-35(-0.24%)
時価総額 14,000,708百万円
総合電機大手。ITサービスやエネルギーソリューション、鉄道システム、家電・空調システム等を手掛ける。鉄道システムは大口案件の進展で増収。水・環境部門は空調システム事業が拡大。24.3期3Qは2桁最終増益。 記:2024/02/10
6506 東証プライム
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時価総額 1,758,287百万円
メカトロニクス・ロボットメーカー。サーボモータとインバータは世界シェアトップ。産業用、半導体製造装置用ロボット等も。モーションコントロール部門は堅調。インバータ事業が牽引。24.2期3Q累計は増収。 記:2024/01/27
6758 東証プライム
13,060
5/2 15:00
-40(-0.31%)
時価総額 16,469,731百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
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-218(-3.04%)
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6776 東証スタンダード
401
5/2 15:00
-3(-0.74%)
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6920 東証プライム
40,670
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+920(2.31%)
時価総額 3,834,612百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08
6981 東証プライム
2,798
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大手電子部品メーカー。コンデンサやEMI除去フィルタ高周波モジュールを手掛け、積層セラミックコンデンサで高シェア。業界最高水準の車載向けメタルパワーインダクタを商品化。生産減少や値下がりで3Q累計は一服。 記:2024/02/04
6997 東証プライム
1,588
5/2 15:00
-7(-0.44%)
時価総額 32,260百万円
大手コンデンサメーカー。アルミ電解コンデンサと材料のアルミニウム電極箔で世界トップシェア。チョークコイル等も。車載・産機関連の需要減などにより、コンデンサは足踏み。24.3期3Q累計は業績伸び悩む。 記:2024/02/22
7203 東証プライム
3,581
5/2 15:00
-24(-0.67%)
時価総額 58,423,968百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7974 東証プライム
7,575
5/2 15:00
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時価総額 9,837,577百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
35,010
5/2 15:00
+70(0.2%)
時価総額 16,511,871百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9275 東証スタンダード
1,368
5/2 15:00
+10(0.74%)
時価総額 13,848百万円
子供服ブランドを展開するアパレル企業。メゾピアノなどが主力。フォトスタジオ事業等も展開。ワールドの連結子会社。百貨店チャネルは売上堅調。ECチャネルの売上は回復傾向。24.2期3Q累計は2桁増益。 記:2024/02/03
9983 東証プライム
40,820
5/2 15:00
-370(-0.9%)
時価総額 12,989,781百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,793
5/2 15:00
+4(0.05%)
時価総額 13,426,981百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10