マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/24 3:06:26
15,168,148
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~「日本のデジタル化」果実得るのは誰?

2021/4/9 12:30 FISCO
*12:30JST 後場に注目すべき3つのポイント~「日本のデジタル化」果実得るのは誰? 9日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反発、「日本のデジタル化」果実得るのは誰? ・ドル・円は伸び悩み、ユーロ・ドルは失速 ・値上がり寄与トップはオリンパス<7733>、同2位がファナック<6954> ■日経平均は反発、「日本のデジタル化」果実得るのは誰? 日経平均は反発。110.68円高の29819.66円(出来高概算5億9000万株)で前場の取引を終えている。 8日の米株式市場でNYダウは続伸し、57ドル高となった。先週分の新規失業保険申請件数が2週連続で増加したほか、5年物国債入札も順調な結果だったため長期金利が低下。これを受けてハイテク株を中心に買いが入り、ナスダック総合指数は1.0%上昇した。また、東京市場ではオプション4月物の特別清算指数(SQ)算出に絡んだ売買もあり、本日の日経平均は156円高からスタートすると、朝方には一時30064.35円(355.37円高)まで上昇。ただ、3万円前後では利益確定売りが根強いうえ、前日に決算発表したファーストリテ<9983>が朝高後売りに押される展開となったことで、その後の日経平均は上げ幅を縮める展開となった。なお、SQ値は概算で29909.73円となっている。 個別では、レーザーテック<6920>、ソニーG<6758>、信越化<4063>などが堅調で、任天堂<7974>やトヨタ自<7203>は小じっかり。ソニーGは米ネットフリックスと映画の独占配信契約を締結したと発表している。決算発表銘柄ではUSENNEX<9418>やSHIFT<3697>が良好な内容を受けて急伸し、東証1部上昇率上位に顔を出している。一方、前述のファーストリテは3%超の下落で前場を折り返し、1銘柄で日経平均を約118円押し下げた。好決算ながらサプライズなしと受け止められたようだ。7&iHD<3382>やローソン<2651>も決算を受けて軟調。その他ではソフトバンクG<9984>や東エレク<8035>が小安く、東芝<6502>は3%近い下げ。また、北興化<4992>などが東証1部下落率上位に顔を出している。 セクターでは、精密機器、海運業、その他金融業などが上昇率上位。一方、鉱業、鉄鋼、小売業などが下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の67%、対して値下がり銘柄は28%となっている。 日経平均は米ハイテク株高を追い風に朝方3万円台に乗せる場面もあったが、その後失速して前場の取引を終えた。前引け時点の騰落率は日経平均が+0.37%、東証株価指数(TOPIX)が+0.60%。日経平均の押し下げ役となっているファーストリテは、堅調な決算だったとはいえおおむね市場予想並み。それに前日には決算を先取りする動きも見られたため、反動安もやむを得ないところか。 ただ、前日説明したとおり、日経平均が3万円の節目を突破するだけのパワーに乏しいという当欄の見立てに沿った値動きとも言える。朝方の3万円台乗せに勇気づけられた向きが多いようだが、これは市場全体の売買が低調ななか、SQ算出に絡んだ売買が買い越しだった影響が比較的強めに出たからだろう。本日ここまでの東証1部売買代金は1兆5000億円弱で、SQ算出日だったことを考慮するとやや低調か。海外投資家はイースター(復活祭)休暇から復帰しているはずだが、ここ数日の売買代金は1日を通じて2兆円台半ば程度にとどまっている。海外勢の日本株買い意欲が高まっているなどと強気の市場関係者はなお多いが、現状そういったムードは乏しいと言わざるを得ない。 「GAFA」を中心とした米ハイテク株高の追い風は値がさ株に感じられるものの、やはり景気敏感系が選好されていた局面と比べると日本株の優位性は落ちている印象もある。やはり当面、日経平均は3万円近辺での高値もち合いとみておきたい。 一方、新興市場ではマザーズ指数が日経平均の伸び悩みを跳ね返し、+1.28%と堅調な展開だ。ネットショップ作成支援のBASE<4477>が8%の上昇となっており、足元の新型コロナウイルス感染拡大を意識した物色かもしれない。また、AIinside<4488>が一部証券会社のカバレッジ開始を手掛かりに動意づいたほか、外資系証券のカバレッジ開始が観測されたChatwork<4448>も大きく上昇している。 東証1部市場の上昇率上位にランクインしているソフトウェアテストのSHIFTでは、1月に英投資ファンド、クープランド・カーディフ・アセット・マネジメントが大量保有報告書を提出している。このクープランド・カーディフは昨年12月上場したウェルスナビ<7342>やKaizenPF<4170>でも大量保有報告書を提出。また、米運用大手のフィデリティやティー・ロウ・プライスは上場前後のテック企業に積極投資している。3月19日に新規上場したココナラ<4176>のブックビルディングでは海外勢の需要が旺盛で、4月22日上場予定のビジョナル<4194>も同様のようだ。 前日の当欄で一般の個人投資家がテック株の投資機会をうかがっていると述べたが、海外勢も日本のデジタルシフトに熱視線を送っていることが窺える。さて、「日本のデジタル化」の果実を得るのは誰になるのだろうか? (小林大純) ■ドル・円は伸び悩み、ユーロ・ドルは失速 9日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。朝方に109円前半で小幅に値を上げたものの、その後一段の上昇は抑制された。日経平均株価は堅調な値動きだが、中国株は軟調で円売りは縮小されている。ただ、ユーロ・ドルが失速し、ドル・円は下げづらい地合いのようだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円21銭から109円40銭、ユーロ・円は130円08銭から130円31銭、ユーロ・ドルは1.1905ドルから1.1919ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ケイティケイ<3035>、リード<6982>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはオリンパス<7733>、同2位がファナック<6954> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・中・3月消費者物価指数:前年比+0.4%(予想:+0.3%、2月:-0.2%) ・中・3月生産者物価指数:前年比+4.4%(予想:+3.6%、2月:+1.7%) 【要人発言】 ・国際通貨基金(IMF)声明 「世界経済の回復は予想を上回る」 「各国で見通しはまちまち」 「金融の脆弱性があり、速やかな世界金融状況引き締めに繋がる可能性も」 「緩和的な金融政策の維持が適切」 <国内> 特になし <海外> ・14:45 スイス・3月失業率(予想:3.6%、2月:3.6%) ・15:00 独・2月鉱工業生産(前月比予想:+1.5%、1月:-2.5%) ・15:00 独・2月貿易収支(予想:+203億ユーロ、1月:+138億ユーロ) 《CS》
関連銘柄 25件
2651 東証プライム
10,330
7/23 15:00
±0(0%)
時価総額 1,036,099百万円
コンビニ大手。ローソン、ローソンストア100などの運営を行う。成城石井、ローソン・ユナイテッドシネマ等を傘下に収める。国内総店舗数は1万4600店舗超。KDDIによるTOBは成立、同社株は上場廃止へ。 記:2024/05/06
3035 東証スタンダード
554
11/22 15:30
+1(0.18%)
時価総額 3,172百万円
リサイクルトナー、リサイクルインクリボン等の製造・販売を行う。OA機器向け消耗品や文具事務用品、ITソリューション商品の販売なども手掛ける。サプライ事業では自社製品を拡販。27.8期売上高200億円目標。 記:2024/10/27
2,556.5
11/22 15:30
+0.5(0.02%)
時価総額 6,658,547百万円
国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める持株会社。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。海外コンビニ事業は店舗網の拡大、オリジナル商品の強化等に注力。 記:2024/10/24
3697 東証プライム
15,620
11/22 15:30
+185(1.2%)
時価総額 278,551百万円
ソフトウェアテスト関連サービス、ソフトウェア開発関連サービスが柱。Web企画制作、マーケティング等も。連結エンジニア数は1.1万人超。エンジニア採用、事業開発投資進める。27.8期売上2000億円目指す。 記:2024/10/25
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(0.95%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
176
11/22 15:30
-2(-1.12%)
時価総額 2,984百万円
デジタルマーケティング分野中心に動画ソリューション、UX/DXソリューション等を手掛ける。累計取引企業は1200社超。取引実績にAmazonなど。グロースセグメントでは体制増強でUXの需要増に対応。 記:2024/08/29
4176 東証グロース
334
11/22 15:30
+5(1.52%)
時価総額 7,990百万円
個人のスキルを売買するサイト「ココナラ」を運営。ココナラ法律相談の運営やハイクラスの業務委託コンサルの紹介等も。メディア部門は売上拡大傾向。法律相談は有料登録弁護士数が順調増。ココナラ経済圏の拡大に注力。 記:2024/06/07
4194 東証プライム
7,983
11/22 15:30
+40(0.5%)
時価総額 316,462百万円
会員制転職サイト「ビズリーチ」、採用管理や勤怠管理等の「ハーモス」を展開。国内最大級の求荷求車サービス「トラボックス」等も手掛ける。ビズリーチのスカウト可能会員数は258万人超。顧客基盤は順調に拡大。 記:2024/10/25
4448 東証グロース
632
11/22 15:30
+23(3.78%)
時価総額 26,112百万円
国内最大級のビジネスチャットツール「Chatwork」の運営を行う。業務プロセス代行サービス、DX相談窓口サービス等も手掛ける。導入企業数は44万社超。登録ID数は685万ID超。新規事業の創出図る。 記:2024/08/13
4477 東証グロース
308
11/22 15:30
+1(0.33%)
時価総額 35,672百万円
ネットショップ作成サービス「BASE」や購入者向けショッピングサービス「Pay ID」を提供するBASE事業が主力。オンライン決済サービス、資金調達サービス等も。PAY.JP事業ではプロダクトの強化図る。 記:2024/07/08
4488 東証グロース
3,380
11/22 15:30
-50(-1.46%)
時価総額 13,520百万円
AIを活用したクラウド型の手書き文字認識ツールを開発・販売。AI-OCRサービス「DX Suite」を企業へ提供。OEM提供も。生成AIによる機能強化を実施。リカーリング型モデルは売上拡大。 記:2024/06/09
4992 東証スタンダード
1,338
11/22 15:30
+4(0.3%)
時価総額 40,121百万円
農薬メーカー。野村鉱業の製薬部から分離独立して1950年に誕生。JA全農が主要取引先。水稲用や園芸用に強み。ファインケミカル事業も手掛ける。水稲剤、園芸剤は国内販売順調。26.11期売上高488億円目標。 記:2024/10/29
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(-0.11%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(-0.12%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(0%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(0.32%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6982 東証スタンダード
619
11/22 15:30
-8(-1.28%)
時価総額 1,630百万円
自動車部品メーカー。バンパー、サイドスポイラー等の製造・販売を行う。SUBARUなどが主要取引先。自転車駐輪システム、電子機器ラック・ケース等も。トヨタ「ランドクルーザー250」の外装部品を受注。 記:2024/06/29
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(-0.37%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7342 東証グロース
1,024
11/22 15:30
-26(-2.48%)
時価総額 60,742百万円
全自動で資産運用をするロボアドバイザーサービス「ウェルスナビ」を手掛ける。20~50代の勤労世代が主要顧客。運用者数は40万人超。預かり資産は1兆2000億円超。24年2月に三菱UFJ銀行と資本業務提携。 記:2024/08/20
7733 東証プライム
2,458.5
11/22 15:30
-19.5(-0.79%)
時価総額 2,895,375百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(-0.45%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9418 東証プライム
4,940
11/22 15:30
-20(-0.4%)
時価総額 297,018百万円
U-NEXT、USEN、U-POWER等を傘下に収める持株会社。店舗BGMで国内トップシェア。動画配信サービスは国内シェア2位。コンテンツ配信事業の課金ユーザーは444万人超。USENでんきは収益性向上。 記:2024/10/29
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(1.13%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(0.42%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17