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前場に注目すべき3つのポイント~景気敏感セクターへのセクターローテーションを意識~

2021/2/26 8:43 FISCO
*08:43JST 前場に注目すべき3つのポイント~景気敏感セクターへのセクターローテーションを意識~ 26日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:景気敏感セクターへのセクターローテーションを意識 ■住友電、21/3上方修正 営業利益1000億円←900億円 ■前場の注目材料:大日印、EV電池外装材を増産、新工場を6月稼働 ■景気敏感セクターへのセクターローテーションを意識 26日の日本株市場は売り一巡後の底堅さを見極める展開になりそうだ。25日の米国市場は大幅に下落しており、NYダウは559ドル安だった。ナスダックは478ポイント安となり、前日のリバウンド部分を帳消しにしている。週次新規失業保険申請件数が市場の予想以上に減少したほか、追加経済対策や新型コロナワクチンの普及による景気回復への期待が下支えとなったものの、7年債入札の結果が不振で長期金利が急上昇したため警戒感が高まった。特に割高感が意識されやすいハイテク株を中心に売りが強まっていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比570円安の29620円。円相場は1ドル106円20銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からインデックス主導での下落となり、前日のリバウンド部分を帳消しにしてこよう。前日にリバウンドをみせていたハイテク株へは失望売りも加わりそうである。また、VIX指数は一時30を超える急伸となったほか、SOX指数は大幅に下落しており、ハイテク株への利益確定の流れは強まりやすいところである。まずは売り一巡後の底堅さを見極める流れになりそうだ。 もっとも、ここ数カ月は月末最終日に大きく調整する状況が続いており、ある程度は想定されていた下落との見方にもつながるだろう。また、リスク回避姿勢が強まったことによる下落ではなく、景気回復期待を背景とした長期金利の上昇であり、それに伴って割高感が指摘されていたハイテク株など、コロナ禍においてこれまで相場をけん引してきた銘柄への利益確定の流れである。一方で、景気回復への期待感から原油相場は上昇傾向にあるなど、景気敏感セクターへのセクターローテーションが起こってきているとの見方になりそうだ。 ナスダックの弱い流れからマザーズの時価総額上位銘柄などへは売りが出やすいと考えられるが、コロナ収束への思惑から売り込まれていた銘柄に対する水準修正の流れは意識されやすいところである。また、月末最終日の大幅調整が想定内となれば、大きく値を下げる場面においては押し目を拾う動きも意識されそうである。 ■住友電、21/3上方修正 営業利益1000億円←900億円 住友電<5802>は2021年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は900億円から1000億円に上方修正している。自動車関連製品の売上が想定を上回る見通しとなったことに加え、生産性向上によるコスト削減の他、持分法による投資損益の改善も見込まれるため。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(30168.27、+496.57) ・1ドル106円20-30銭 ・米原油先物は上昇(63.53、+0.31) ・日銀のETF購入 ・海外コロナ向けワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・大日印<7912>EV電池外装材を増産、新工場を6月稼働 ・新報国製鉄<5542>900℃で膨張しない合金、量産技術 ・三菱ケミHD<4188>基盤強化に集中、新中計2カ年、資産圧縮1800億円 ・日立<6501>環境投資840億円、全事業所、10年で「炭素ゼロ」 ・楽天<4755>JICAと途上国支援で連携 ・シャープ<6753>「堺」株売却、資本関係解消、パネル調達は継続 ・塩野義<4507>下水からコロナウイルスを高感度検出、感度100倍実現 ・住友商事<8053>「SOSiLA板橋」来月稼働、物流ラストワンマイル対応 ・長瀬産業<8012>自家消費向け蓄電池システムの電池盤開発 ・丸紅<8002>伊小型衛星社と提携、独占販売代理店契約 ・豊田合成<7282>宮城に大型内外装品工場、22年夏めど稼働 ・富士通<6702>世界標準開発で新組織、サービス事業に新基軸 ・三菱ケミHD<4188>リチウム電池用電解液の生産性向上、来年、米に技術導入 ・帝人<3401>スポーツ用途で炭素繊維中間材料の新ブランド、テニス・ゴルフなど ・ユニチカ<3103>PVA系繊維の紡績糸など、4月から値上げ ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 2月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:-0.4%、1月:-0.5%) ・08:50 1月鉱工業生産速報値(前月比予想:+3.8%、12月:-1.0%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 15件
3103 東証プライム
212
5/2 15:00
+5(2.42%)
時価総額 12,243百万円
旧大手紡績。現在は繊維からフィルム・樹脂にシフト。食品包装や半導体分野向けナイロンフィルム・ポリエステルフィルム、自動車やスマホ向け高機能樹脂などを展開。販売数量減少もあり、24.3期3Q累計は足踏み。 記:2024/02/08
3401 東証プライム
1,534
5/2 15:00
-8.5(-0.55%)
時価総額 303,661百万円
大手総合化学メーカー。自動車向け成形材料やアラミド繊維、炭素繊維等の高機能繊維や材料、繊維や、医薬品等を手掛ける。今期3Q累計の売上高は前年並みも、医薬品導入一時金や後発品参入等が利益に影響した。 記:2024/04/10
4188 東証プライム
900.6
5/2 15:00
-18.7(-2.03%)
時価総額 1,356,563百万円
国内最大の総合化学メーカー。アクリル樹脂原料や炭素繊維、光学用フィルムに強み。24.3期3Q累計は石化製品の需要が振るわず。だが産業ガスや医薬品が好調。減損損失減少も利益に効く。通期最終増益・増配を計画。 記:2024/02/14
4507 東証プライム
7,344
5/2 15:00
-45(-0.61%)
時価総額 2,288,288百万円
製薬メーカー。抗HIV薬や抗インフル薬など感染症分野に強み。24.3期3Q累計は海外子会社及び輸出の売上が増加。セフィデロコルが欧米で伸びる。ロイヤリティー収入ではHIVフランチャイズ販売が堅調。 記:2024/03/05
4755 東証プライム
752.2
5/2 15:00
-2.8(-0.37%)
時価総額 1,550,292百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」を中心に、クレジットカード、銀行、証券、モバイルをグループ展開。インターネットサービスは堅調。販促奏功で国内ECは取扱高が拡大。23.12期通期は増収。 記:2024/02/25
5542 東証スタンダード
1,417
5/2 15:00
-43(-2.95%)
時価総額 4,974百万円
日本製鉄系の特殊合金メーカー。半導体製造装置向け低熱膨張合金や鉄鋼業界向け高温高強度合金に強み。24.12期は半導体関連の下期回復を想定。運搬費増や電力代上昇をコスト削減でこなして増収・二桁増益を見込む。 記:2024/04/12
5802 東証プライム
2,402.5
5/2 15:00
-15(-0.62%)
時価総額 1,907,443百万円
国内最大の電線メーカー。自動車用ワイヤハーネスに強み。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて自動車用ハーネスが好調。電力ケーブルも伸長。生産性改善や物流効率化も効いて増収増益に。4Qに有証売却益を計上へ。 記:2024/04/12
6501 東証プライム
14,455
5/2 15:00
-35(-0.24%)
時価総額 14,000,708百万円
総合電機大手。ITサービスやエネルギーソリューション、鉄道システム、家電・空調システム等を手掛ける。鉄道システムは大口案件の進展で増収。水・環境部門は空調システム事業が拡大。24.3期3Qは2桁最終増益。 記:2024/02/10
6702 東証プライム
2,463
5/2 15:00
+33(1.36%)
時価総額 5,101,139百万円
国内最大、世界有数のITサービス企業。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。24.3期2Qは小幅増収。サービスソリューションが売上下支え。コンサル等の需要が拡大。 記:2024/01/16
6753 東証プライム
834.5
5/2 15:00
+6.5(0.79%)
時価総額 542,765百万円
大手電気機器メーカー。台湾の鴻海精密工業グループ。液晶パネルやテレビ、スマホ、白物家電等を製造、販売する。液晶パネルが主力事業。今期3Q累計はPCやタブレット、スマホ向け液晶ディスプレイが足踏みとなった。 記:2024/02/29
7282 東証プライム
3,032
5/2 15:00
-19(-0.62%)
時価総額 394,375百万円
合成樹脂やゴム製品が主力のトヨタ系自動車部品メーカー。内外装部品やセーフティシステムなどを展開。顧客の生産台数増加などで日本は大幅増益。欧州・アフリカは増版効果などで黒字転換。24.3期3Qは収益伸長。 記:2024/04/08
7912 東証プライム
4,534
5/2 15:00
-31(-0.68%)
時価総額 1,438,366百万円
大手印刷会社。印刷や加工技術を基に、出版やイメージング、マーケティング、セキュリティ、パッケージ、高機能材などを展開。UBEと合弁会社設立し、材料分析分野での協業を推進。注力事業好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/10
8002 東証プライム
2,900.5
5/2 15:00
+53(1.86%)
時価総額 4,983,674百万円
大手総合商社。穀物と発電に強みを持つ。ライフスタイルや情報・物流、アグリに加え、化学品や金属、エナジー、資源開発、航空、船舶、金融等の事業を展開する。今期3Q累計はアグリや化学品、原料炭が足踏みとなった。 記:2024/03/31
8012 東証プライム
2,700.5
5/2 15:00
-8.5(-0.31%)
時価総額 326,512百万円
老舗大手化学商社。機能素材や加工材料、電子・エネルギー、モビリティ、生活関連の領域で事業展開する。電子材料や合成樹脂に強みを持つ。今期3Q累計は半導体向け材料や樹脂等が堅調も、機能素材や加工材料が足踏み。 記:2024/03/31
8053 東証プライム
4,300
5/2 15:00
+180(4.37%)
時価総額 5,381,760百万円
総合商社大手。鋼管、メディアなどの非資源に強み。資源は非鉄金属が柱。24.3期3Q累計は自動車や建機が堅調。だが非鉄・化学品の市況が軟化。人件費増も利益の重石に。通期最終益反落を計画も連続増配を継続予定。 記:2024/02/07