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前場に注目すべき3つのポイント~日経平均はこう着ながらもハイテク主導による底堅さを見極め

2020/8/18 8:56 FISCO
*08:56JST 前場に注目すべき3つのポイント~日経平均はこう着ながらもハイテク主導による底堅さを見極め 18日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:日経平均はこう着ながらもハイテク主導による底堅さを見極め ■ビジョン、2Q営業損失 赤字転換▲1500万円、通期営業赤字予想 ■前場の注目材料:ファナック、協働ロボ増産、自動化ニーズ急伸 ■日経平均はこう着ながらもハイテク主導による底堅さを見極め 18日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が続きそうである。17日の米国市場ではNYダウが86ドル安と下落する一方で、ナスダックは上昇した。中国人民銀行が市場に資金を供給したため上昇で寄り付いたが、ニューヨーク地区連銀製造業景気指数が予想を下回ったほか、著名投資家のバフェット氏が銀行株を売却したことが明らかとなりダウの重しとなった。また米中高官の第1段階貿易協定を巡る会合が延期され、米国政府が中国ファーウェイへの制裁強化を発表し、米中対立への懸念も根強い。一方、ハイテクは終日堅調に推移している。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円高の23150円。円相場は1ドル106円00銭辺りで推移している。 米国では半導体のエヌビィディアや電気自動車メーカーのテスラがアナリストの目標株価引き上げで堅調推移となっており、ナスダックの押し上げ役となった。この米国の流れを受けてバリュー株からグロース株に向かいやすいだろう。そのため、日経平均はこう着ながらも底堅さが意識されやすく、引き続き23000円処が支持線として意識されやすいところである。しかし、昨日の東証1部の出来高は8億株台にとどまっており、売買代金は1.5兆円程度の薄商いだった。また、米国についても商いは細っており、方向感には欠けそうである。 とはいえ、薄商いの中を先物主導で振らされやすい需給状況でもある。日経平均の5日線が23045円辺りに位置しており、この辺りに接近するようだと、23000円割れを意識した仕掛け的な流れに向かいやすいだろう。一方で、8月SQ値を上回る材料に乏しく、日中のニュースフローに振らされる展開も想定しておく必要があるだろう。米国ではバフェット氏の銀行株売り、ゴールド買いが伝わったことで、銀行株が売られる一方で、金先物相場では一時2000ドルを回復する上昇をみせていた。また、国内においても昨日は安倍首相が検査のため病院に入ったとのニュースフローが仕掛け的な売りにつながったとみられている。 個別銘柄についてもいったん動きが鈍ると資金の逃げ足は速く、より強い銘柄に資金が集中しやすい動きが目立っている。短期的な値幅取り狙いの商いも多く、押し目狙いというよりは順張りで追随する動きが中心であるため、資金の逃げ足の速さには注意しておきたい。また、NT倍率は直近で下げ止まりからやや上昇をみせてきており、本日についてもNT上昇が意識されやすいところである。 ■ビジョン、2Q営業損失 赤字転換▲1500万円、通期営業赤字予想 ビジョン<9416>は第2四半期決算を発表。売上高は前年同期比25.6%減の96.30億円、営業損益は1500万円の赤字だった。あわせて発表した20年12月期予想は売上高が前期比38.9%減の167.00億円、営業損益は3.20億円の赤字を見込んでいる。コスト削減商材及び移動体通信機器(テレワーク対応用等)の販売は好調だが、アウトバウンド及びインバウンドのレンタルはほぼゼロを推移に。 ■前場の注目材料 ・ナスダック総合指数は上昇(11129.73、+110.42) ・シカゴ日経225先物は上昇(23150、大阪比+70) ・SOX指数は上昇(2227.61、+26.80) ・VIX指数は低下(21.35、-0.70) ・米原油先物は上昇(42.89、+0.88) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・米経済対策効果への期待 ・コロナ向けワクチン開発の進展 ・ファナック<6954>協働ロボ増産、自動化ニーズ急伸 ・武田薬<4502>早期退職を募集、国内部門30歳以上対象 ・商船三井<9104>モーリシャスの座礁船分断、当局指示で撤去へ ・JAL<9201>新型コロナ/航空各社、国内線減便率を来月拡大、需要回復鈍化 ・日本精機<7287>EMS事業拡大、車載向け回路基板に既存ライン活用 ・日産自<7201>日本政府、日産・ホンダの合併模索も頓挫 ・島津製作所<7701>京都に新事業担う中核拠点、高度医療や材料など4領域 ・ACSL<6232>用途特化ドローン拡販、22年度1600台目指す ・クボタ<6326>米カンザスに新工場、小型建機を現地生産 ・ソフトバンクG<9984>ウィーワーク追加支援否定 ・沢井製薬<4555>米社と注射剤開発で提携、乳幼児向け後発薬製販 ・第一三共<4568>英社とがん治療薬の共同臨床契約 ・ダイセル<4202>射出成形可能な生分解性成形材を共同開発、食品容器向け開拓 ・日本製鉄<5401>日鉄など、ローカル5Gで機関車遠隔運転、室蘭で事前適用検証 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:30 豪準備銀行8月理事会議事要旨 《ST》
関連銘柄 15件
4202 東証プライム
1,339.5
9/20 15:00
+26.5(2.02%)
時価総額 405,792百万円
1919年創業の化学メーカー。酢酸等のマテリアル事業が主力。自動車エアバッグ用インフレータ、化粧品原料、医薬品用添加剤、ディスプレイ材料等も手掛ける。総還元性向40%以上目標。酢酸は国内外で拡販図る。 記:2024/08/29
4502 東証プライム
4,275
9/20 15:00
+12(0.28%)
時価総額 6,764,226百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4555 東証1部
5,370
3/29 15:00
+30(0.56%)
時価総額 236,769百万円
ジェネリック医薬品メーカー。高血圧症や糖尿病等の生活習慣病、抗がん剤等の医療用医薬品の製造、販売、輸出入を行う。21.3期3Q累計は堅調な国内により増収も、米国での医薬品価格の下落が利益に影響した。 記:2021/03/05
4568 東証プライム
4,944
9/20 15:00
-6(-0.12%)
時価総額 9,626,136百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
5401 東証プライム
3,186
9/20 15:00
+56(1.79%)
時価総額 3,027,723百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
6232 東証グロース
812
9/20 15:00
+24(3.05%)
時価総額 12,841百万円
商業用ドローンを製造・販売。独自開発の自律制御技術に強み。取引先は221社。外国籍従業員比率は約2割。23.12期通期は損益改善。24.12期は大幅増収見通し。インドの大型案件などの売上貢献見込む。 記:2024/04/14
6326 東証プライム
2,043.5
9/20 15:00
+22(1.09%)
時価総額 2,452,705百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6954 東証プライム
3,965
9/20 15:00
+140(3.66%)
時価総額 4,002,854百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7201 東証プライム
405.9
9/20 15:00
+3.8(0.95%)
時価総額 1,713,188百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
7287 東証スタンダード
1,233
9/20 15:00
+20(1.65%)
時価総額 75,100百万円
大手車載用計器メーカー。新潟県長岡市に本社。2輪車用メータ、ヘッドアップディスプレイで世界トップシェア。OA・情報機器操作パネル等の製造・販売も。新規顧客開拓、ヘッドアップディスプレイ事業を強化。 記:2024/08/20
7701 東証プライム
4,605
9/20 15:00
+18(0.39%)
時価総額 1,363,402百万円
分析・計測機器大手。物質分離装置のクロマトグラフや分離物資成分の質量分析計で世界的。計測機器事業は堅調。ヘルスケア領域では液体クロマトグラフ、質量分析システムが販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/13
9104 東証プライム
5,000
9/20 15:00
-28(-0.56%)
時価総額 1,810,055百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。非海運事業のアセット積み増し図る。 記:2024/07/29
9201 東証プライム
2,469
9/20 15:00
+8.5(0.35%)
時価総額 1,079,309百万円
大手航空会社。航空旅客事業や貨物郵便事業、マイル/金融・コマース事業などを展開。LCCのZIPAIR Tokyo、スプリング・ジャパンなどを傘下に持つ。スマホ決済「JAL Pay」のサービス拡充図る。 記:2024/08/30
9416 東証プライム
1,311
9/20 15:00
+6(0.46%)
時価総額 66,018百万円
海外用WiFiルーターレンタルサービスを展開。世界200以上の国と地域で利用可能な定額制Wi-Fiルーターを手掛ける。インバウンド需要の改善等でグローバルWiFi事業は好調。23.12期通期は大幅増益。 記:2024/04/14
9984 東証プライム
8,563
9/20 15:00
+158(1.88%)
時価総額 14,753,655百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17