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前場に注目すべき3つのポイント~新興市場の中小型株にシフトしやすい

2020/6/29 8:43 FISCO
*08:43JST 前場に注目すべき3つのポイント~新興市場の中小型株にシフトしやすい 29日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:新興市場の中小型株にシフトしやすい ■前場の注目材料:OSG、2Q業績予想 営業利益60.0億円、通期未定 ■JR東海、リニア開業延期に現実味、トップ会談も平行線 ■新興市場の中小型株にシフトしやすい 29日の日本株市場は、米株安の流れを受けて売り優勢の相場展開になりそうだ。26日の米国市場ではNYダウが730ドル安だった。連邦準備制度理事会(FRB)が25日引け後に発表したストレステストの結果を受けて大手銀に少なくとも9月まで増配や自社株買い再開を禁止したことが嫌気されたほか、ウイルス感染の一段の拡大が懸念された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比175円安の22245円。円相場は1ドル107円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行のスタートとなろう。FRBについては先週末のザラ場段階で織り込まれており、金融株へは売りが向かいやすいだろうが、売り直される流れにはなりづらいだろう。もっとも新型コロナ感染拡大が重石となる状況は変わらず、売り一巡後は狭いレンジ内でのこう着となりそうだ。インデックスに絡んだ売り仕掛け的な動きが意識されやすいが、日経平均の心理的な支持線となる25日線が位置する22300円処での攻防、若しくは節目の22000円処での底堅さが意識されやすいだろう。 日経平均がこう着の中、物色の流れとしてはインデックスに振らされ難い個人主体の中小型株にシフトしやすいとみられる。東京都でも東京アラート解除後に新型コロナ感染者数が拡大していることもあり、改めてバイオ株等へは短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすい。また、コロナ抑制に係る材料株のほか、IPO銘柄への資金流入も意識されやすい。 売り優勢となることから、後場は日銀のETF買い入れが意識されてくる。ただし、商いが薄い中では短期筋による先物主導での仕掛け的な動きも意識されやすい。前引けにむけてはTOPIXの下落率を睨みながらの展開に。下落率が小さいようだと、短期筋のショートの動きが出やすいだろう。そのほか、大引けではTOPIXのリバランス需給が発生するため、個別においでは上値を抑える一因となる可能性がある。こういった需給が発生する銘柄等を避ける流れからも、新興市場の中小型株にシフトしやすい。 ■OSG、2Q業績予想 営業利益60.0億円、通期未定 OSG<6136>は第2四半期業績予想を発表。売上高は前年同期比15.9%減の552億円、営業利益が同48.4%減の60億円としている。未定としていた中間配当は1株11円(前年実績は23円)とする。新型コロナ禍による顧客工場の稼働停止などを受け、消耗品である工具の需要が急減。欧米やインドのロックダウン(都市封鎖)や国内の緊急事態宣言を受け、商談が滞った影響も出たとしている。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(22512.08、+252.29) ・1ドル107円10-20銭 ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・世界的な経済活動再開 ・日米欧の大型経済対策 ・コロナ収束後の業績回復期待 ・JR東海<9022>リニア開業延期に現実味、トップ会談も平行線 ・ジェイテクト<6473>電食防止・低価格両立の電動車駆動モーター軸受、24年めど量産 ・スズキ<7269>株主総会/印市場シェア50%維持、30年目標 ・新東工業<6339>中小用IoTを安価に、鋳造工場向け ・NEC<6701>SNS災害情報解析、投稿の重要度判断 ・ODKソリューションズ<3839>部活・学業を総合評価、大学受験用IT基盤 ・三菱ケミHD<4188>数理最適化で利益最大化、MMA供給網で新システム ・帝人<3401>独で炭素繊維増産、コロナ対応・X線機器向けなど ・ロート製薬<4527>カネカと提携、涙道カテーテル販売継承 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 10件
3401 東証プライム
1,536
5/7 15:00
+2(0.13%)
時価総額 304,057百万円
大手総合化学メーカー。自動車向け成形材料やアラミド繊維、炭素繊維等の高機能繊維や材料、繊維や、医薬品等を手掛ける。今期3Q累計の売上高は前年並みも、医薬品導入一時金や後発品参入等が利益に影響した。 記:2024/04/10
3839 東証スタンダード
625
5/7 15:00
±0(0%)
時価総額 5,125百万円
独立系ITサービス企業。学校入試システムでは入試に関わる全業務を一括受託。機密性の高い大量データ処理に定評。システム開発及び保守は売上好調。臨床検査システムの開発等が増加。24.3期3Qは損益改善。 記:2024/02/24
4188 東証プライム
902.2
5/7 15:00
+1.6(0.18%)
時価総額 1,358,973百万円
国内最大の総合化学メーカー。アクリル樹脂原料や炭素繊維、光学用フィルムに強み。24.3期3Q累計は石化製品の需要が振るわず。だが産業ガスや医薬品が好調。減損損失減少も利益に効く。通期最終増益・増配を計画。 記:2024/02/14
4527 東証プライム
3,045
5/7 15:00
-19(-0.62%)
時価総額 719,162百万円
大衆薬大手。目薬やスキンケア用品、内服薬などを手掛け、OTC目薬やリップクリームで国内首位。機能性食品や再生医療を育成。デジタル医療領域からのアプローチにも着手。主力商品や好調で、3Q累計は増収・増益。 記:2024/03/29
6136 東証プライム
2,014
5/7 15:00
-12(-0.59%)
時価総額 199,755百万円
世界有数の切削工具メーカー。ねじ切り工具は世界トップシェア。エンドミルやドリル、転造工具も展開。大手ユーザー開拓図る。米州や欧州・アフリカは堅調。23.11期通期は増収。24.11期は増収増益計画。 記:2024/02/02
6339 東証プライム
1,236
5/7 15:00
±0(0%)
時価総額 67,462百万円
産業設備メーカー。表面処理の機械装置に加え、鋳造機械や環境機械装置、搬送機器、特機を製造、販売する。今期3Q累計は増収、大幅増益となった。鋳造の大型案件が順調に進捗。環境や搬送、特機も堅調に推移した。 記:2024/02/26
6473 東証プライム
1,235.5
5/7 15:00
+19(1.56%)
時価総額 424,130百万円
軸受大手3社の一角。電動パワーステアリングで世界トップシェア。駆動系部品や工作機械、電子制御機器なども展開。安全運転ステアリング制御システムなど新製品開発に意欲。中国以外の販売増加で、3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/23
6701 東証プライム
11,400
5/7 15:00
+230(2.06%)
時価総額 3,110,490百万円
大手ITサービス会社。システム構築やコンサル、サポート等のITサービスと、テレコムサービスや航空宇宙防衛の社会インフラが柱。通信インフラで国内トップ。今期3Q累計はITサービスと航空宇宙防衛が堅調に推移。 記:2024/03/09
7269 東証プライム
1,806.5
5/7 15:00
+0.5(0.03%)
時価総額 3,549,025百万円
大手自動車メーカー。軽自動車で国内首位級、オートバイでも世界的。四輪車はインドでトップシェア。四輪事業は堅調。日本やインド、欧州で販売が増加。二輪事業はインドで販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/14
9022 東証プライム
3,533
5/7 15:00
-86(-2.38%)
時価総額 3,638,990百万円
国鉄民営化で誕生した東海地盤の鉄道会社。東海道新幹線が収益の柱。流通、不動産も。輸送実績では東海道新幹線が2桁増。在来線も増加。流通業は堅調。営業費の増加などをこなし、24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/02/04