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後場に注目すべき3つのポイント~楽観に傾いたとは言えず、業績見極め続く

2020/1/29 12:49 FISCO
*12:49JST 後場に注目すべき3つのポイント~楽観に傾いたとは言えず、業績見極め続く 29日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日ぶり反発、楽観に傾いたとは言えず、業績見極め続く ・ドル・円は底堅い、日本株の反発で円買い後退 ・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファーストリテ<9983> ■日経平均は3日ぶり反発、楽観に傾いたとは言えず、業績見極め続く 日経平均は3日ぶり反発。109.81円高の23325.52円(出来高概算5億株)で前場の取引を終えている。 23日の米株式市場でNYダウは6日ぶりに反発し、187ドル高となった。前の日に453ドル安と大きく下落した反動から買いが先行。引き続き新型肺炎を巡る懸念は根強かったものの、引け後に発表が予定されていたアップルや半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)の決算への期待が広がった。また、1月の米消費者信頼感指数といった米経済指標の改善もあって、円相場は1ドル=109円台前半に下落。日経平均も前日までの2日間に611円ほど下落していたことから、本日は米株高や円高一服を受けて自律反発に期待した買いが先行し93円高からスタート。朝方は一時小幅な下げに転じたものの、前場中ごろにかけて上げ幅を広げ、23363.03円(147.32円高)まで上昇する場面があった。 個別では、売買代金トップのソフトバンクG<9984>が2%超上昇し、ファーストリテ<9983>や東エレク<8035>も堅調。この3銘柄で日経平均を約64円押し上げた。ソニー<6758>、トヨタ自<7203>などは小幅高。前日に決算発表した信越化<4063>は業績の底堅さから買いが先行し、エムスリー<2413>は主力の医薬品情報サイトの順調な成長を受けて3%超の上昇。また、小野測器<6858>が大幅続伸し東証1部上昇率トップとなった。一方、任天堂<7974>が小幅に下落し、村田製<6981>などはさえない。アンリツ<6754>は次世代通信規格「5G」関連の米ザイリンクスの決算が嫌気されて4%超の下落。また、インソース<6200>などが東証1部下落率上位に顔を出した。 セクターでは、海運業、鉱業、石油・石炭製品などが上昇率上位。半面、建設業、金属製品、ガラス・土石製品などが下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の43%、対して値下がり銘柄は52%となっている。 本日の日経平均は自律反発の流れとなり、3ケタの上昇で前場を折り返した。新型肺炎の拡大懸念から続いていた米株安、円高進行がひとまず一服。さらに、春節(旧正月)の連休明けで動向が注目された香港ハンセン指数は3%安から始まったのち下げ渋っており、過度な警戒感がやや和らいだようだ。ただ、日経平均は朝方に小幅ながらマイナスへ転じる場面があり、前引け時点でも東証1部銘柄の半数以上が下落しているところを見ると、市場が楽観ムードに傾いたとは言えないだろう。円相場の下落や香港株の戻りもやや鈍く、後場の日経平均はプラス圏でもみ合う展開となりそうだ。日足チャートで23200円台後半に位置する75日移動平均線水準を維持できるかが焦点となる。 個別株の動向を見ると、今週から発表が本格化した2019年10-12月期決算のほか、海外類似企業の決算を受けてまちまちといった状況。比較的注目度の高い信越化やエムスリーが好反応を示していることは安心感につながるが、オービック<4684>などのように材料出尽くし感から売られる銘柄もあり、ザイリンクスの決算を受けたアンリツの大幅下落は5G関連への期待感を後退させる可能性がある。村田製が朝高後下げに転じ、アップルの決算も期待以上のものだったと受け止められていないことが窺える。本日はLINE<3938>、オムロン<6645>、アドバンテス<6857>、ファナック<6954>、キヤノン<7751>などが決算発表を予定。今週末には発表の第1のピークを迎え、個別の業績動向を見極めたいとの思惑も強まりそうだ。 ■ドル・円は底堅い、日本株の反発で円買い後退 29日午前の東京市場でドル・円は底堅い。日経平均株価は前日終値を100円前後上回り、前日のリスク回避的な円買いは後退。ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いで、目先の日本株高継続が想定される。ただ、新型コロナウィルスの感染拡大への警戒感は残り、大幅安の香港ハンセン指数にらみの展開が続きそうだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円08銭から109円27銭、ユーロ・円は120円22銭から120円42銭、ユーロ・ドルは1.1020ドルから1.1028ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・川本産業<3604>、新内外綿<3125>など、14銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファーストリテ<9983> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・日銀金融政策決定会合における主な意見(1月20-21日開催分) 「物価目標のモメンタムが損なわれる恐れは高まっておらず、現状の調節方針と資産買入れ方針を維持することが適当」 【経済指標】 ・豪・10-12月期消費者物価指数:前年比+1.8%(予想:+1.7%、7-9月期:+1.7%) <国内> 特になし <海外> ・16:00 英・1月全国住宅価格(前月比予想:+0.2%、12月:+0.1%) ・中国休場(旧正月、2月2日まで) 《HH》
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2413 東証プライム
1,453
9/20 15:00
+22(1.54%)
時価総額 986,488百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
3125 東証2部
588
7/19 15:00
-8(-1.34%)
時価総額 1,152百万円
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3604 東証スタンダード
775
9/20 15:00
+17(2.24%)
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医療用衛生材料の国内最大手。感染管理製品や口腔ケア製品、手術関連製品、介護用品、育児用品等を手掛ける。エア・ウォーター傘下。24.3期3Q累計はメディカル事業が増益。内製化による原価低減などが寄与。 記:2024/04/16
3938 東証1部
5,350
12/28 15:00
±0(0%)
時価総額 1,304,330百万円
国内最大のメッセンジャーアプリ「LINE」を運営。広告収入に次ぐ収益の柱として金融サービスに力注ぐ。来年3月にヤフーとの統合を予定。20.12期3Q累計は子会社の売却と増資に伴う一時利益計上で営業黒字に。 記:2020/11/24
4063 東証プライム
5,862
9/20 15:00
+112(1.95%)
時価総額 11,865,409百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4684 東証プライム
25,300
9/20 15:00
+20(0.08%)
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独立系システムインテグレーター。統合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」が主力。ERP市場で国内トップシェア。企業内システムの設計から導入、保守までの一貫体制構築。OBIC7シリーズは新規顧客開拓進む。 記:2024/05/17
6200 東証プライム
1,097
9/20 15:00
+2(0.18%)
時価総額 93,512百万円
講師派遣型研修事業が主力。公開講座事業やITサービス事業、eラーニング・動画販売等も。取引先は製造業や官公庁関連など4万5000組織超。講師派遣型研修事業は中堅企業中心に民間企業の研修実施回数が順調。 記:2024/06/28
6645 東証プライム
6,184
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制御機器大手。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計で世界トップシェア。オランダの遠隔医療会社買収。ヘルスケアは堅調。人員を大幅削減、構造改革費用重し。 記:2024/06/15
6754 東証プライム
1,084.5
9/20 15:00
+7.5(0.7%)
時価総額 147,347百万円
通信用計測器、測定システムの製造・販売等を行う通信計測事業が主力。1895年創業。自動重量選別機、EV・電池向け試験装置等も。配当性向は50%以上目標。中計では27.3期営業利益200億円目指す。 記:2024/06/15
6758 東証プライム
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+190(1.44%)
時価総額 16,854,361百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6857 東証プライム
6,295
9/20 15:00
+79(1.27%)
時価総額 4,823,034百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6858 東証スタンダード
571
9/20 15:00
+8(1.42%)
時価総額 6,966百万円
音響、振動等を計測する計測機器、特注試験装置の製造・販売を行う。速度計測機器、エンジン回転計などが主要標準品。自動車関連企業が主要取引先。トルク計測分野、自動車計測分野は新製品効果などで売上順調。 記:2024/06/17
6954 東証プライム
3,965
9/20 15:00
+140(3.66%)
時価総額 4,002,854百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6981 東証プライム
2,749
9/20 15:00
+83.5(3.13%)
時価総額 5,573,441百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7203 東証プライム
2,634
9/20 15:00
+23.5(0.9%)
時価総額 42,973,676百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7751 東証プライム
4,729
9/20 15:00
-11(-0.23%)
時価総額 6,307,365百万円
精密機器大手。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上高比率は7割超。グラフィックアート向け大判プリンター3機種を新発売。 記:2024/04/30
7974 東証プライム
7,670
9/20 15:00
-3(-0.04%)
時価総額 9,960,952百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
24,245
9/20 15:00
+1,225(5.32%)
時価総額 11,434,742百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
47,810
9/20 15:00
+1,910(4.16%)
時価総額 15,214,146百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,563
9/20 15:00
+158(1.88%)
時価総額 14,753,655百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17