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ユーロ週間見通し:弱含みか、域内経済の下振れリスクを警戒
2019/8/10 14:29
FISCO
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*14:29JST ユーロ週間見通し:弱含みか、域内経済の下振れリスクを警戒 ■強含み、米国の大幅利下げを想定したユーロ買いも 先週のユーロ・ドルは強含み。米中貿易摩擦の一段の深刻化で米国の経済成長が減速するとの思惑から、米国の大幅利下げ織り込むユーロ買い・米ドル売りが観測された。ただ、ドイツ鉱工業生産の大幅な落ち込みや、イタリアの政局不安などを嫌ってユーロ買いは週末前にやや一服した。取引レンジ:1.1105ドル-1.1250ドル ■もみ合いか、米9月大幅利下げ観測でドル売りも 今週のユーロ・ドルはもみ合いか。ユーロ圏6月鉱工業生産、4-6月期独国内総生産が注目される。市場予想を下回った場合、ユーロ売りが優勢となりそうだ。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)による9月大幅利下げ観測は後退していないことから、米インフレ指標が予想を下回った場合、ユーロ買い・ドル売りが強まる可能性がある。 予想レンジ:1.1100ドル−1.1300ドル ■伸び悩み、人民元相場の動向を意識した値動きに 先週のユーロ・円は伸び悩み。米トランプ政権が中国を為替操作国と認定したことを受けてリスク回避のユーロ売り・円買いが先行した。人民元が対ドルで下げ止まったため、米中懸念はやや後退し、ユーロ売り・円買いは一時縮小したが、米ドル・円相場がやや円高方向に振れた関係で週末前にかけてユーロ・円は伸び悩んだ。取引レンジ:117円68銭−119円88銭。 ■弱含みか、域内経済の下振れリスクを警戒 今週のユーロ・円は弱含みか。6月鉱工業生産、4-6月期独国内総生産速報値が市場予想を下回った場合、域内経済の下振れリスクを警戒してユーロ売りが先行しそうだ。欧州中央銀行(ECB)による一段の緩和に思惑が広がり、ユーロ売り・円買いが大幅に縮小する可能性は低いとみられる。 ○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント ・14日:6月鉱工業生産(前月比予想:-1.0%) ・14日:4-6月期域内総生産改定値(前年比予想:+1.1%) 予想レンジ:117円00銭−120円00銭 《FA》
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