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ユーロ週間見通し:下げ渋りか、米国金利の先安観はユーロ買い材料に
2019/8/3 14:37
FISCO
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*14:37JST ユーロ週間見通し:下げ渋りか、米国金利の先安観はユーロ買い材料に ■弱含み、域内成長率鈍化で金利低下の可能性高まる 先週のユーロ・ドルは弱含み。4−6月期ユーロ圏域内総生産(GDP)成長率は市場予想を上回ったものの、成長率は鈍化しており、金利低下の可能性は一段と高まった。インフレ鈍化の可能性が高まっていることも嫌気され、ユーロ・ドルは一時1.1027ドルまで下落する場面があった。取引レンジ:1.1027ドル-1.1162ドル。 ■上げ渋りか、ドイツ経済指標に注目 今週のユーロ・ドルは上げ渋りか。7日に発表される6月独鉱工業生産が手がかり材料となりそうだ。市場予想を下回った場合、欧州中央銀行(ECB)による金融緩和策の強化を想定して、リスク回避のユーロ売り・米ドル買いが再び強まる可能性がある。 予想レンジ:1.1000ドル−1.1200ドル ■軟調推移、域内経済の成長減速などを意識したユーロ売り 先週のユーロ・円は軟調推移。米中貿易協議が進展なく終わり、トランプ政権が対中関税第4弾の発動計画を発表したことへの懸念でリスク回避のユーロ売り・円買いが広がった。ユーロ圏経済の成長減速に対する警戒感は消えていないことや、英国が合意なしで欧州連合(EU)から離脱する可能性がやや高いこともユーロ売りの材料となった。取引レンジ:118円27銭−121円38銭。 ■下げ渋りか、米国金利の先安観はユーロ買い材料に 今週のユーロ・円は下げ渋りか。米中貿易摩擦の再燃が懸念されており、リスク回避の円買いは継続する見通し。ただ、米国金利の先安観が広がっており、ユーロ買い・米ドル売りがやや活発となる可能性があるため、目先的にユーロ安・円高がさらに進行する可能性は低いとみられる。 ○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント ・8月7日:6月独鉱工業生産(前月比予想:-0.9%) 予想レンジ:117円00銭−120円00銭 《FA》
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