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後場に注目すべき3つのポイント~後場は為替動向やトヨタ自決算に注目

2019/2/6 12:54 FISCO
*12:54JST 後場に注目すべき3つのポイント~後場は為替動向やトヨタ自決算に注目 6日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反発、後場は為替動向やトヨタ自決算に注目 ・ドル・円は弱含み、豪ドル急落の影響も ・値上がり寄与トップは、ヤマハ<7951>、資生堂<4911> ■日経平均は反発、後場は為替動向やトヨタ自決算に注目 日経平均は反発。112.92円高の20957.37円(出来高概算6億3000万株)で前場の取引を終えている。 5日の米株式市場でNYダウは172ドル高と3日続伸し、約2カ月ぶりの高値を付けた。主要企業の決算がおおむね堅調で投資家心理が改善。主要ハイテク株が引き続き買われ、ナスダック総合指数も続伸した。本日の日経平均は米株高を好感して84円高からスタートすると、トランプ米大統領による一般教書演説を控え伸び悩む場面も見られた。しかし前引けにかけて強含み、一時20971.66円(127.21円高)まで上昇した。東証1部の値上がり銘柄は全体の5割強となっている。 個別では、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、キーエンス<6861>などがしっかり。武田薬<4502>は3%高となった。資生堂<4911>は米化粧品エスティローダーの好決算を受けて6%超の上昇。決算発表銘柄ではSUMCO<3436>が売り買い交錯しつつも3%近い上昇で前場を折り返し、ヤマハ<7951>は自社株買いも好感されて12%高と急伸した。また、ヤマシタヘルスケアホールディングス<9265>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、ソフトバンク<9434>は決算を好感した買いが先行したものの、前引けでは結局2%超の下落となった。ソニー<6758>も2%超下落し、ファーストリテ<9983>は小安い。任天堂<7974>は5%超安、ZOZO<3092>は6%超安と下げが目立った。また、業績下方修正のセガサミーHD<6460>などが東証1部下落率上位に顔を出した。セクターでは、海運業、鉄鋼、化学などが上昇率上位。反面、その他製品、電気・ガス業、パルプ・紙など5業種が下落した。 NYダウが3日続伸するなど米国株の堅調推移で海外投資家からの資金流入などが期待され、本日の日経平均はここまで節目の21000円にこそ届かないもののしっかりした動きを見せている。ただ、トランプ氏の一般教書演説を受けて一時ドルが売られるなど為替市場に動きがある。トランプ氏はインフラ投資や移民規制の強化を掲げ、通商政策では貿易赤字の縮小に向けて相手国への攻勢を続ける姿勢を示すとみられている。後場も為替相場の動向を注視する必要がありそうだ。 また、後場の取引時間中に発表されるトヨタ自の2018年4-12月期決算も注目されるだろう。輸出企業を中心に業績下方修正が相次ぐなか、同社の動向は市場への影響が大きいことから市場関係者の関心が集まる。前年同期の営業利益が1兆7701億円だったのに対し、今回の市場予想のコンセンサスは1兆9000億円あまり。会社側の通期予想は前期比ほぼ横ばいの2兆4000億円、市場コンセンサスは2兆5000億円あまりなどとなっている。市場の懸念を払拭するような決算内容となるか見極めたい。 ■ドル・円は弱含み、豪ドル急落の影響も 6日午前の東京市場でドル・円は弱含み。日本株高を背景とした円売りで110円付近でもみ合っていたが、豪ドルの急落を受け109円60銭台に値を下げた。 ドル・円は、109円後半で寄り付いた後、日経平均株価や時間外取引の米株式先物の堅調地合いを背景に円売りが先行し、一時110円を回復。その後は節目付近の売りに押され、110円を挟んでもみ合う展開が続いた。 ただ、ロウ豪準備銀総裁による利下げを示唆する発言で豪ドルが急落し、ドル・円は一時109円60銭台まで値を下げた。ランチタイムの日経平均先物はプラス圏で日本株高継続を見込んだ円売りに振れやすいが、ドルの戻りは鈍い。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円63銭から110円45銭、ユーロ・円は125円04銭から125円45銭、ユーロ・ドルは1.1396ドルから1.1410ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・シベール<2228>や秋川牧園<1380>など、5銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは、ヤマハ<7951>、資生堂<4911> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・ロウ豪準備銀総裁 「労働市場の進展を注意深く監視する」 「政策金利を近く変更する強い根拠は見当たらない」 「次は利上げも利下げもありうる」 「失業率の上昇やインフレの停滞が続けば、利下げが適切」 <国内> 特になし <海外> ・トランプ米大統領が一般教書演説 ・16:00 独・12月製造業受注(前月比予想:+0.3%、11月:-1.0%) 《HH》
関連銘柄 16件
1380 東証スタンダード
990
11/28 0:00
-990(-100%)
時価総額 4,137百万円
鶏肉、冷凍加工食品等の製造・販売を行う生産卸売事業が主力。山口県山口市に本社。生活協同組合などが主要取引先。直販事業も展開。中計では27.3期売上高90億円目標。鶏肉・冷食事業の変革、直販事業の強化図る。 記:2024/07/29
2228 JQスタンダード
23
2/15 15:00
-21(-47.73%)
時価総額 42百万円
山形県地盤の洋菓子メーカー。首都圏の店舗を閉鎖し、山形県内と仙台市内で店舗を展開。通信販売も行う。看板商品のラスクのブーム終焉により業績が悪化し、今年1月に民事再生手続きを申請。2月18日付で上場廃止に。 記:2019/01/23
3092 東証プライム
4,757
11/28 15:30
-98(-2.02%)
時価総額 1,429,355百万円
国内最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営。LINEヤフー傘下。ファッションメディア「WEAR」の運営等も。配当性向70%目安。ZOZOTOWN事業では取扱アイテム、ブランドの拡充図る。 記:2024/06/09
3436 東証プライム
1,244
11/28 15:30
+34(2.81%)
時価総額 435,618百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
4502 東証プライム
4,103
11/28 15:30
+10(0.24%)
時価総額 6,527,619百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4911 東証プライム
2,876.5
11/28 15:30
+70.5(2.51%)
時価総額 1,150,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
2,616.5
11/28 15:30
-2.5(-0.1%)
時価総額 631,176百万円
セガ、サミーが2004年に経営統合して誕生した持株会社。ゲームコンテンツ等のエンタテインメントコンテンツ事業が主力。遊技機事業等も。総還元性向50%以上が基本方針。コンシューマ分野等への投資進める。 記:2024/06/29
6758 東証プライム
3,058
11/28 15:30
+40(1.33%)
時価総額 19,091,394百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6861 東証プライム
65,320
11/28 15:30
+1,320(2.06%)
時価総額 15,886,347百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
7203 東証プライム
2,607
11/28 15:30
+36(1.4%)
時価総額 41,177,531百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7951 東証プライム
1,099.5
11/28 15:30
+13(1.2%)
時価総額 597,028百万円
世界最大の総合楽器メーカー。1887年創業。静岡県浜松市に本社。ピアノ、電子楽器、弦楽器等の製造・販売を行う。音響機器、電子デバイス等も手掛ける。総還元性向50%目標。業務用音響機器は旺盛な需要続く。 記:2024/08/30
7974 東証プライム
8,785
11/28 15:30
+258(3.03%)
時価総額 11,408,992百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
2,268
11/28 15:30
+15(0.67%)
時価総額 5,790百万円
画像診断装置や内視鏡システム、手術機器等の販売を行う山下医科器械が中核の持株会社。医療機器製造・販売業、医療モール事業も手掛ける。放射線機器などの設備投資需要は増加。27.5期売上高730億円目標。 記:2024/10/28
9434 東証プライム
192.9
11/28 15:30
+2(1.05%)
時価総額 9,197,351百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05
9983 東証プライム
51,100
11/28 15:30
-90(-0.18%)
時価総額 16,261,093百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
9,048
11/28 15:30
+67(0.75%)
時価総額 13,300,515百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17