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後場に注目すべき3つのポイント~利益確定売り優勢は想定内だが

2019/1/16 12:42 FISCO
*12:42JST 後場に注目すべき3つのポイント~利益確定売り優勢は想定内だが 16日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日ぶり反落、利益確定売り優勢は想定内だが ・ドル・円はもみ合い、イベント通過で方向感は乏しい ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はTDK<6762> ■日経平均は3日ぶり反落、利益確定売り優勢は想定内だが 日経平均は3日ぶり反落。140.97円安の20414.32円(出来高概算5億9000万株)で前場の取引を終えている。 15日の米株式市場ではNYダウが155ドル高と3日ぶりに反発した。中国が景気刺激策の導入を示唆したことでアジア・欧州株がほぼ全面高となり、米国株も買いが先行。動画配信サービスを値上げしたネットフリックスを中心にハイテク株が買われ、ナスダック総合指数は7000pt台を回復した。英議会下院で欧州連合(EU)離脱案が否決されたことも想定内と受け止める向きが多く、本日の日経平均は米株高を好感して20円高からスタートしたが、寄り付き直後にはマイナスへ転じた。前場中ごろには20323.32円(231.97円安)まで下落する場面があった。東証1部の値下がり銘柄は全体の6割強となっている。 個別では、ファーストリテ<9983>が2%超下落して日経平均を約49円押し下げた。「企業変革プラン」の発表から大幅高となっていたオリンパス<7733>だが、本日は利益確定売りに押され4%超の下落。業績観測が報じられたコーセー<4922>は5%超下落し、資生堂<4911>も下げが目立った。その他売買代金上位では武田薬<4502>、トヨタ自<7203>、村田製<6981>などが軟調で、ソフトバンクG<9984>は小幅に下げた。また、第3四半期決算がネガティブ視された古野電気<6814>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、任天堂<7974>が小幅に上昇し、キーエンス<6861>はしっかり。ユニファミマ<8028>は2%超高となった。また、決算が好感された東京ベース<3415>はストップ高水準まで買われ、東証1部上昇率上位に顔を出した。セクターでは、石油・石炭製品、鉱業、ゴム製品などが下落率上位。反面、電気・ガス業、水産・農林業、情報・通信業などが上昇率上位だった。市況関連株の下げが目立つ一方、内需・ディフェンシブセクターが底堅く推移した。 日経平均は寄り付き直後を高値にマイナスへ転じ、一時200円を超える下落となったが、市場の受け止めは比較的冷静だ。直近2日で400円近く上昇し、節目として意識される20500円台を回復していたため、利益確定の売りが出てくることは想定内だろう。新興市場ではマザーズ指数、日経ジャスダック平均がプラス圏で推移しており、個人投資家にもリスク回避ムードの広がりは見られない。後場の日経平均は落ち着いた推移になりそうだ。 しかし、前場の東証1部売買代金は概算で1兆円あまりにとどまっており、積極的な売買は手控えられているようだ。中国株も本日は上げ一服となっており、為替相場は引き続き1ドル108円台で下げ渋っているため、買いの手掛かり材料に乏しい。前日までに9-11月期決算が一巡し、これを手掛かりとした個人投資家による中小型株物色中心の相場展開が続くだろう。 ■ドル・円はもみ合い、イベント通過で方向感は乏しい 16日午前の東京市場でドル・円はもみ合い。ブレグジット合意案の議会採決を終え株価にらみの展開となり、108円半ばを挟んでもみ合った。 ドル・円は、日経平均株価の反落で円売りが後退し、ドルは108円後半からやや値を下げる展開となった。ユーロ・円やポンド・円などクロス円は失速し、ドル・円は午前中に108円37銭まで下押しされた。 一方で、ランチタイムの日経平均先物は下げ幅を縮小しており、軟調地合いとなった日本株の下げ渋りが期待される。また、米株式先物は上昇基調を維持しており、ドル買いも入りやすい。ただ、イベント通過で方向感は乏しいだろう。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円37銭から108円72銭、ユーロ・円は123円55銭から124円07銭、ユーロ・ドルは1.1404ドルから1.1415ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・シリコンスタジオ<3907>や文溪堂<9471>など、8銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はTDK<6762> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・12月企業物価指数:前年比+1.5%(予想:+1.8%、11月:+2.3%) ・日・11月機械受注(船舶・電力を除く民需):前月比0.0%(予想:+3.0%、10月:+7.6%) <国内> ・13:30 11月第3次産業活動指数(前月比予想:-0.6%、10月:+1.9%) <海外> ・16:00 独・12月消費者物価指数改定値(前年比予想:+1.7%、速報値:+1.7%) ※米・12月小売売上高、11月企業在庫、11月対米証券投資は発表延期 《HH》
関連銘柄 16件
3415 東証プライム
291
5/2 15:00
-5(-1.69%)
時価総額 14,112百万円
国内ブランドに特化のセレクトショップを展開。海外は中国を開拓。25.1期は既存実店舗の増収を想定。中国の不採算店閉鎖やECの値引き抑制による利益率改善も見込む。中計では28.1期に営業益30億円を目指す。 記:2024/04/16
3907 東証グロース
1,048
5/2 14:53
+12(1.16%)
時価総額 3,117百万円
3DCG技術を核にしたゲーム用ミドルウェアを開発。人材派遣なども手掛ける。人材事業は売上増。一般派遣労働者数、有料職業紹介の成約実績数ともに増加。23.11期通期は増収。24.11期は増収増益見通し。 記:2024/02/02
4502 東証プライム
4,125
5/2 15:00
-18(-0.43%)
時価総額 6,526,884百万円
製薬最大手。糖尿病治療薬のピオグリタゾン、消化性潰瘍治療剤のランソプラゾールなどを展開。希少疾患部門は売上増。フォン・ヴィレブランド病治療剤「ボンベンディ」は米国で需要増。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/10
4911 東証プライム
4,268
5/2 15:00
-86(-1.98%)
時価総額 1,707,200百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
4922 東証プライム
8,259
5/2 15:00
-41(-0.49%)
時価総額 500,438百万円
化粧品国内大手。コスメデコルテ、雪肌精、エスプリーク、ファシオなど有力ブランド多数。高級スキンケアに定評。新商品の寄与等でタルトの売上は過去最高。23.12期通期は増収。24.12期は2桁営業増益計画。 記:2024/04/16
6762 東証プライム
6,943
5/2 15:00
-218(-3.04%)
時価総額 2,699,244百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6814 東証プライム
1,962
5/2 15:00
-31(-1.56%)
時価総額 62,578百万円
船舶機器メーカー。航海機器や魚群探知機、無線機器、衛星通信機器等の船舶用電子機器を製造、販売する。産業用電子機器も提供。今期3Q累計は船用事業が全地域で販売が拡大した。生産効率改善等により利益率も増加。 記:2024/01/27
6861 東証プライム
69,360
5/2 15:00
+140(0.2%)
時価総額 16,868,907百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6981 東証プライム
2,798
5/2 15:00
-77.5(-2.7%)
時価総額 5,672,786百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやEMI除去フィルタ高周波モジュールを手掛け、積層セラミックコンデンサで高シェア。業界最高水準の車載向けメタルパワーインダクタを商品化。生産減少や値下がりで3Q累計は一服。 記:2024/02/04
7203 東証プライム
3,581
5/2 15:00
-24(-0.67%)
時価総額 58,423,968百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7733 東証プライム
2,256
5/2 15:00
+65(2.97%)
時価総額 2,900,972百万円
内視鏡世界首位。消化器内視鏡で世界シェア7割。外科用も手掛け、顕微鏡、非破壊検装置も展開。ソニーと医療分野での協業を強化。キヤノンメディカルシステムズとは超音波内視鏡システムで協業。3Q累計は増収確保。 記:2024/02/14
7974 東証プライム
7,575
5/2 15:00
-62(-0.81%)
時価総額 9,837,577百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
2,287
11/11 15:00
+2(0.09%)
時価総額 1,159,164百万円
コンビニで国内2位。総合スーパーのユニーを業務提携先のPPIHに譲渡し、コンビニ専業に。21.2期上期はコロナ禍に伴う来店客減少が響き足踏み。親会社の伊藤忠によるTOBが成立。11月12日付で上場廃止に。 記:2020/10/07
9471 名証メイン
1,176
5/2 13:08
+5(0.43%)
時価総額 7,762百万円
学習図書・教材大手。小学生向けを主力に、テストやプリント等の教材、家庭科教材や裁縫セット等の教具、教育ソフト、児童図書等を提供する。今期3Q累計は小学校図書教材や評価教材が堅調に推移した。教具も増加した。 記:2024/02/10
9983 東証プライム
40,820
5/2 15:00
-370(-0.9%)
時価総額 12,989,781百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,793
5/2 15:00
+4(0.05%)
時価総額 13,426,981百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10