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大幅続落で昨年9月下旬以来の安値水準【クロージング】

2018/12/20 16:28 FISCO
*16:28JST 大幅続落で昨年9月下旬以来の安値水準【クロージング】 20日の日経平均は大幅続落。595.34円安の20392.58円(出来高概算18億2000万株)で取引を終えた。FOMC(連邦公開市場委員会)の結果を受けた米株安の流れから売り先行で始まった日経平均は、3月安値は射程に入っていたものの、後場に入り一段と下げ幅を広げ一時20282.93円と昨年9月下旬以来の安値水準まで下落した。日銀の金融政策決定会合では、現行の大規模金融緩和策の維持を決めた。景気の現状判断の「緩やかに拡大している」との見方も据え置いた。予想通りの内容となる中、市場の下落基調を抑える一因にはならなかった。 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が2000を超える全面安商状に。セクターでは電力ガスのみが上昇し、32業種が下落。海運が5%を超える下落となったほか、証券、倉庫運輸、機械、電気機器、ガラス土石、非鉄金属の弱さが目立つ。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、ユニファミマ<8028>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、TDK<6762>、東エレク<8035>が重石に。 日経平均は年初来安値を更新し、昨年9月下旬以来の安値水準を付けた。パニック的な下げではなく、じりじりと下げ幅を拡大させる状況が続いており、なかなかセリングクライマックスといった見方も感じられない状況である。市場参加者の感覚としては日経平均の2万円割れがコンセンサスになりやすく、押し目狙いの買いも入りづらい状況である。 また、マザーズ指数は5%を超える下落となり、10月30日安値にあと10Pt程度に迫ってきている。ダブルボトム形成となれば自律反発狙いの流れも期待されるところではあるが、ソフトバンク<9434>の公開価格割れで個人投資家の需給状況は一段と悪化していることもあり、戻り売り圧力は強そうである。サンバイオ<4592>が一時10%を超える下落となるなど、これまで強い値動きをみせていた銘柄等の下げがきつく、参加者が限られている状況の中でも、リスク回避の流れが継続している。 年内受け渡しベースでは21日と25日の2日間となっており、この両日で換金売り等も強まりやすく、押し目狙いの動きも実質新年度相場入りとなってからになりそうだ。 《AK》
関連銘柄 8件
4592 東証グロース
770
1/10 15:30
-4(-0.52%)
時価総額 52,847百万円
再生細胞医薬品の開発・製造・販売を行う。中枢神経系疾患が主な対象。細胞治療薬「SB623」が主要開発品。ヒト体性幹細胞加工製品「アクーゴ脳内移植用注」は日本における条件及び期限付き製造販売承認を取得。 記:2024/10/11
6762 東証プライム
1,895
1/10 15:30
-63(-3.22%)
時価総額 3,683,615百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6954 東証プライム
4,116
1/10 15:30
-31(-0.75%)
時価総額 4,097,145百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
2,287
11/11 15:00
+2(0.09%)
時価総額 1,159,164百万円
コンビニで国内2位。総合スーパーのユニーを業務提携先のPPIHに譲渡し、コンビニ専業に。21.2期上期はコロナ禍に伴う来店客減少が響き足踏み。親会社の伊藤忠によるTOBが成立。11月12日付で上場廃止に。 記:2020/10/07
8035 東証プライム
27,025
1/10 15:30
-10(-0.04%)
時価総額 12,745,882百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向は50%目処。海外売上高比率が高い。積極的な設備投資を継続。 記:2024/12/20
9434 東証プライム
193
1/10 15:30
-1.7(-0.87%)
時価総額 9,202,119百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05
9983 東証プライム
48,700
1/10 15:30
-3,400(-6.53%)
時価総額 15,497,363百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
9,251
1/10 15:30
-78(-0.84%)
時価総額 13,598,924百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。スマホ契約数は増加。コンシューマ事業はモバイルサービス、ブロードバンドサービス売上等が順調。 記:2024/11/27