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後場に注目すべき3つのポイント~米中間選挙の速報受け荒い値動き

2018/11/7 12:33 FISCO
*12:33JST 後場に注目すべき3つのポイント~米中間選挙の速報受け荒い値動き 7日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅続伸、米中間選挙の速報受け荒い値動き ・ドル・円は小じっかり、米共和党リードの思惑も ・値上がり寄与トップは、ファーストリテ<9983>、同2位は信越化学<4063> ■日経平均は大幅続伸、米中間選挙の速報受け荒い値動き 日経平均は大幅続伸。272.87円高の22420.62円(出来高概算7億7000万株)で前場の取引を終えている。 6日の米株式市場ではNYダウが173ドル高と続伸し、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も3日ぶりに反発した。中国高官がトランプ米政権との協議継続を表明し、米中貿易摩擦の解消に向けた期待から買いが先行。一方で6日投開票の米中間選挙の結果を見極めたいとの思惑も強かった。朝方の為替相場は1ドル=113.40円近辺と円安推移しており、本日の日経平均もこうした流れを好感して41円高からスタートすると、上げ幅を3ケタに広げた。ただ、その後は米中間選挙の結果速報を睨みながらの荒い値動きとなり、10時前に一時マイナス圏まで急落すると、与党・共和党善戦との見方から円安・ドル高が急ピッチで進んだため300円近い上昇となる場面もあった。 個別では、日経平均寄与度の大きいファーストリテ<9983>が4%高で前場を折り返したほか、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、キーエンス<6861>などが堅調。堅調決算とともに中期計画や株主還元が評価されたNTT<9432>は6%近く上昇し、東海カーボ<5301>も上げが目立った。決算発表の横河電<6841>、テンセントゲームズとの提携を発表したディーエヌエー<2432>などは急伸し、A&D<7745>はストップ高水準まで買われた。一方、上期決算が市場予想を下回ったダイキン工<6367>は4%超の下落。JT<2914>、資生堂<4911>、NTTドコモ<9437>などは小安い。また、りらいあ<4708>などが東証1部下落率上位に顔を出した。セクターでは、海運業、ガラス・土石製品、情報・通信業などが上昇率上位。半面、水産・農林業や石油・石炭製品など5業種が下落した。 米中間選挙の結果速報を受けて日経平均は荒い値動きとなっている。米メディアの報道で共和党候補の勝利が伝わると、ドル・円が一時1ドル=113.80円台まで急伸。これにつれて日経平均も22400円台まで上昇する場面があった。しかし、一部メディアは野党・民主党が下院で過半数を奪還するとの見通しを報じ始めており、なお予断を許さない状況と言える。選挙通過後の株高に期待する向きも多いが、ここ数日で織り込む動きが見られたため、短期的には反動に注意する必要もあるだろう。 市場全体の乱高下をよそに、NTT、横河電など決算や株主還元を個別に評価する動きは続いている。前日の取引時間中に決算発表したトヨタ自についても評価する向きが多いようだ。来週半ばにかけてまだ多くの決算発表が予定されており、好業績株を丁寧に拾っていくように心掛けたい。 ■ドル・円は小じっかり、米共和党リードの思惑も 7日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。米中間選挙の投票状況から、リードする与党・共和党が逃げ切るとの観測でドル買いに振れやすい地合いとなった。 中間選挙は、日本時間8時の投票締め切りと同時に開票作業に入った。複数の米国メディアによると、共和党が上下両院で僅差ながら民主党をリードしており、トランプ政策推進への思惑からドル買いを進めているもよう。 ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いとなり、日本株高継続を意識した円売りに振れやすい。また、中国株や欧米株式先物もプラス圏で推移し、クロス円が上昇基調に。午後は、共和党勝利を織り込む展開となる可能性があろう。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円97銭から113円71銭、ユーロ・円は129円43銭から129円73銭、ユーロ・ドルは1.1397ドルから1.1473ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・TRUCK-ONE<3047>やインサイト<2172>など、6銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは、ファーストリテ<9983>、同2位は信越化学<4063> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・布野・日銀審議委員 「先行きの日本経済は緩やかな拡大を続けるとみる」 「消費者物価指数は+2%に向け徐々に上昇率を高めていく」 「当分の間、強力な金融緩和を緩めることはない」 「経済・物価・金融情勢を踏まえ、適切な金融政策運営を進める」 【経済指標】 ・日・9月毎月勤労統計・現金給与総額:前年比+1.1%(予想:+1.1%、8月:+0.8%) ・NZ7-9月期失業率:3.9%(予想:4.5%、4-6月期:4.4%←4.5%) <国内> ・14:00 布野日銀審議委員会見 ・14:00 9月景気動向指数速報値・先行(予想:103.9、8月:104.5) <海外> ・16:00 独・9月鉱工業生産(前月比予想:+0.1%、8月:-0.3%) ・米連邦公開市場委員会(FOMC)(8日まで) 《HH》
関連銘柄 18件
2172 札証
374
11/25 0:00
±0(0%)
時価総額 600百万円
北海道地盤の広告会社。マスメディア広告や新聞折込広告の企画・制作、観光コンサル等を行う広告・マーケティング事業が柱。債権投資事業等も。広告・マーケティング事業ではふるさと納税事業の拡大などに注力。 記:2024/10/11
2432 東証プライム
2,445.5
11/25 15:30
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2914 東証プライム
4,247
11/25 15:30
+11(0.26%)
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421
11/25 15:30
+1(0.24%)
時価総額 1,074百万円
トラック、ダンプなどの中古商用車の買取・販売を行う。レンタル・リースや整備のほか、運送関連事業も手掛ける。山口県下松市に本社。車検整備・板金・塗装対応可能な自社工場を保有。東南アジア中心に海外輸出に注力。 記:2024/08/23
4063 東証プライム
5,759
11/25 15:30
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時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
1,463
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時価総額 94,858百万円
コールセンター大手。コールセンターやメールを通して、顧客企業にカスタマーサービス、マーケティング支援、市場調査、販促活動などを提供。公益関連や官公庁と取引実績。バックオフィス事業好調で、23.3期は増収。 記:2023/05/26
4911 東証プライム
2,833
11/25 15:30
+104(3.81%)
時価総額 1,133,200百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
5301 東証プライム
925.1
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-8.8(-0.94%)
時価総額 208,095百万円
炭素・黒鉛製品メーカー。黒鉛電極、カーボンブラックで国内トップシェア。ファインカーボン事業、アルミ電解用のカソード等も手掛ける。ファインカーボン及び工業炉に積極投資。26.12期売上高4580億円目標。 記:2024/10/20
6367 東証プライム
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11/25 15:30
+445(2.43%)
時価総額 5,492,956百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6841 東証プライム
3,522
11/25 15:30
-31(-0.87%)
時価総額 946,097百万円
生産制御システム、流量計、差圧・圧力伝送器等の制御事業が主力。1915年創立。波形測定器、光通信関連測定器等の測定器事業も。分散形制御システムに強み。マテリアル部門は化学、マイニングの顧客基盤拡大図る。 記:2024/10/10
6861 東証プライム
66,670
11/25 15:30
+1,010(1.54%)
時価総額 16,214,677百万円
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7203 東証プライム
2,694.5
11/25 15:30
+30(1.13%)
時価総額 42,559,592百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
1,946
11/25 15:30
-22(-1.12%)
時価総額 54,186百万円
計測・計量機器等を手掛けるエー・アンド・デイ、半導体設計回路寸法測定装置等を手掛けるホロンを傘下に収める持株会社。半導体関連事業は次世代機の開発に注力。計測・計量機器事業では米州の事業再構築を図る。 記:2024/06/18
7974 東証プライム
8,199
11/25 15:30
+33(0.4%)
時価総額 10,647,959百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
9432 東証プライム
154.8
11/25 15:30
-1.2(-0.77%)
時価総額 14,017,189百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10
9437 東証1部
3,880
12/24 15:00
±0(0%)
時価総額 12,527,081百万円
NTTグループの中核を担う国内最大の携帯キャリア。金融・決済など非通信領域の強化に力注ぐ。21.3期1Qはコロナ禍で国際ローミング急減。だが非通信領域の拡大などで補う。通期では利益反発・連続増配を見込む。 記:2020/09/03
9983 東証プライム
50,730
11/25 15:30
+1,710(3.49%)
時価総額 16,143,351百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,874
11/25 15:30
+288(3.35%)
時価総額 13,044,736百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17