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後場に注目すべき3つのポイント~22500円処を前に上値重い、インデックス絡みの商いが中心

2018/8/23 12:31 FISCO
*12:31JST 後場に注目すべき3つのポイント~22500円処を前に上値重い、インデックス絡みの商いが中心 23日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は続伸、22500円処を前に上値重い、インデックス絡みの商いが中心 ・ドル・円はしっかり、ドル買い基調が鮮明に ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はKDDI<9433> ■日経平均は続伸、22500円処を前に上値重い、インデックス絡みの商いが中心 日経平均は続伸。41.35円高の22403.90円(出来高概算5億3268万株)で前場の取引を終えた。22日の米国市場では、トランプ大統領の元選挙対策委員長が有罪評決を受けたほか、元個人弁護士が司法取引に応じたことで政権運営の先行き懸念が強まり、寄付後からもみ合う展開となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、経済情勢に大きな減速が見られない限り、多くの当局者が近い将来に追加利上げが適切になると認識していることが示された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円高の22365円となり、ドル円相場は1ドル=110円台後半と前日比円安方向に振れて推移するなか、本日の日経平均は買い先行となった。しかし、その後は75日移動平均線及び心理的な節目である22500円水準を前に上値は重く、戻り売り圧力に押される格好になっている。 東証1部の値上がり数は1200を超えており、全体の6割程度を占めた。セクターでは、石油石炭製品、小売業、パルプ・紙、空運業が堅調な一方で、ゴム製品、輸送用機器、非鉄金属、鉄鋼はさえない。個別では、朝方から買い優勢となったファーストリテ<9983>が指数のけん引役になった。傘下のユニクロは中韓以外のアジアとオセアニアで出店を拡大すると一部メディアが報じており、こちらが材料視されているようだ。 海外勢による225先物買い戻しの流れから、足元のNT倍率は13倍を再び超えてきており、7月13日に付けた2000年以降の最高値水準を記録している。引き続きインデックスに絡んだ商いが中心となるなか、動向が注視されている中国株の戻りは本日も鈍い。前週末から東証1部の売買代金は2兆円割れが続くなど、薄商いのなかで先物主導で値動きが荒くなる展開には十分に注意しておきたいところだ。 なお、トランプ政権は米東部時間23日午前0時(日本時間同日午後1時)過ぎ、中国による知的財産権侵害を理由とする制裁関税の第2弾を発動する。これを前に積極的な商いを手がけにくい状況が続いており、レジスタンスラインとされる22500円処を大きく上抜けるシナリオは想定しにくいとみられる。そんななか、マザーズ・JASDAQ市場の新興市場銘柄へと個人投資家の関心が向かっている。6月にマザーズ市場へと上場し、個人投資家人気の高いとされるメルカリ<4385>が連日で安値を更新しており、個人投資家のセンチメントは本格的に好転していないものの、値動きの軽い中小型株で値幅を取りに行く動きが目先は継続しやすいとみられる。 ■ドル・円はしっかり、ドル買い基調が鮮明に 23日午前の東京外為市場でドル・円はしっかり。豪政局リスクでドルが対豪ドルで強含んだことをきっかけに、ドル全面高の流れとなった。 豪ターンブル政権の退陣が避けられない状況となったことで、豪ドル・ドルが大きく下げ、ドルは他の主要通貨に対しても買われた。また、日経平均株価のほか上海総合指数もプラス圏で推移し、ドル・円を押し上げた。 ランチタイムの日経平均先物はプラス圏を維持しており、目先の日本株高継続を見込んだ円売りが観測される。トルコリラの安定した値動きも、円売りを支援。ただ、米中通商協議の行方に不透明感があり、ドル買いは続かない見通し。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円52銭から110円86銭、ユーロ・円は127円99銭から128円28銭、ユーロ・ドルは1.1557ドルから1.1582ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・リバーエレテック<6666>や新都ホールディングス<2776>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はKDDI<9433> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・トランプ米大統領 「南ア政府は白人から土地を奪おうとしている」 ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・14:00 6月景気動向指数・先行改定値(速報値:105.2) <海外> ・16:30 独・8月製造業PMI速報値(予想:56.5、7月:56.9) ・16:30 独・8月サービス業PMI速報値(予想:54.3、7月:54.1) ・16:30 独・8月総合PMI速報値(予想:55.1、7月:55.0) ・米カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム(ジャクソンホール、25日まで) ・米国が中国製品160億ドル相当に追加関税25%発動 ・中国が米国に同規模の報復措置実施 《HH》
関連銘柄 5件
2776 東証スタンダード
153
9/24 15:00
-11(-6.71%)
時価総額 5,839百万円
アパレルで出発し、現在はPET樹脂や樹脂再生製品等のリサイクル関連輸出入取引が柱に。不動産関連サービス事業も手掛ける。再生プラ需要等は堅調もコストかさむ。不動産等寄与も営業赤字。継続前提に重要事象。 記:2024/05/13
4385 東証プライム
2,628
9/24 15:00
-56.5(-2.1%)
時価総額 422,769百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
6666 東証スタンダード
461
9/24 15:00
+3(0.66%)
時価総額 4,007百万円
水晶デバイスが主力の電子部品メーカー。世界最小の水晶振動子・水晶発振器を手掛ける。短納期化に定評。水晶製品事業は在庫調整等が響く。24.3期3Qはその他の電子部品事業が増収。民生機器向け抵抗器が売上貢献。 記:2024/04/16
9433 東証プライム
4,822
9/24 15:00
+18(0.37%)
時価総額 11,110,756百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
47,930
9/24 15:00
+120(0.25%)
時価総額 15,252,333百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10