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後場に注目すべき3つのポイント~好業績の中小型株を個別物色

2018/7/27 12:42 FISCO
*12:42JST 後場に注目すべき3つのポイント~好業績の中小型株を個別物色 27日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反発、好業績の中小型株を個別物色 ・ドル・円は弱含み、米GDPに思惑交錯 ・値上がり寄与トップは信越化学工業<4063>、同2位はファナック<6954> ■日経平均は反発、好業績の中小型株を個別物色 日経平均は反発。48.72円高の22635.59円(出来高概算6億7000万株)で前場の取引を終えている。 26日の米国市場でNYダウは3日続伸し、112ドル高となった。米欧首脳会談を受けて貿易摩擦への警戒感が後退し、海外売上比率の高い銘柄を中心に買われた。また、決算が嫌気されたフェイスブックが急落したためナスダック総合指数は反落したが、同日夕に発表されたアマゾン・ドット・コムの決算は良好な内容だった。為替相場は朝方、1ドル=111.10-20円近辺と前日より円安方向に振れており、本日の日経平均はこれらを好感して59円高からスタートした。寄り付き後は狭いレンジでの小動きが続いていたが、前場中ごろに差し掛かると一時22689.98円(103.11円高)まで上昇したのち、一転して上げ幅を急速に縮めるなどやや荒い値動きとなった。 個別では、前日に上期決算を発表した花王<4452>が2%超の上昇。業績の堅調推移が好感された。任天堂<7974>、エーザイ<4523>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、JT<2914>などもしっかり。また、決算を受けた個別物色が活発で、ネットワン<7518>は商いを伴って急伸し東証1部上昇率トップ。富士電機<6504>なども大きく買われた。一方、東エレク<8035>は決算を受けて買いが先行したものの、その後値を崩し反落。同じく決算発表の野村<8604>やサイバー<4751>は売買代金上位のなかでも下げが目立った。その他、ファーストリテ<9983>やキヤノン<7751>などが軟調。キヤノンは今期業績予想を下方修正している。セクターでは、陸運業、鉱業、空運業などが上昇率上位。反面、証券など5業種が下落した。 日経平均は前場に上げ幅を3ケタに広げる場面があったものの、為替の円安が一服していること、8月上旬にかけて主力企業の4-6月期決算発表がピークを迎えることなどを考慮すると、後場は模様眺めムードが強まりそうだ。決算発表銘柄では花王などが買われているが、日産自<7201>やキヤノン、東エレクといった主力輸出企業の決算は好感をもって受け止められておらず、企業業績に対する期待も高まりづらいだろう。一方、ネットワンの4-6月期営業利益が前年同期比3.6倍、富士電が同2.3倍となるなど中小型株の一角で好決算が見られ、値動きの軽さもあってこうした銘柄に物色が向かいやすいと考えられる。 新興市場ではマザーズ指数が続落して前場を折り返した。本日、新規上場したプロレド<7034>は公開価格を7割弱上回る堅調な初値を付けている。今週のIPOラッシュこそ一巡したが、決算発表が本格化したことで主力の東証1部銘柄に市場の関心が向かいやすく、マザーズ指数は引き続き伸び悩む可能性がある。売買代金が低迷しているとあって、比較的需給の軽い小型株が選好されやすいだろう。 ■ドル・円は弱含み、米GDPに思惑交錯 27日午前の東京市場で、ドル・円は弱含み。今晩発表の米4-6月期国内総生産(GDP)に関するトランプ米大統領の言及で、警戒感が広がった。 前日の欧州中銀(ECB)理事会で利上げ時期は来年夏以降との方針が改めて示され、ドル選好地合いとみられていた。しかし、トランプ大統領が大幅改善が見込まれる本日発表のGDPに関し強弱いずれの可能性も示唆し、警戒が強まった。 ランチタイムの日経平均先物はプラス圏で推移しており、現時点では日本株高継続を意識した円売りが出やすい。一方、来週開催の日銀金融政策決定会合を前に、前日に続き日本の長期金利の上昇が目立ち、目先は円買いに振れる可能性もある。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円95銭から111円25銭、ユーロ・円は129円20銭から129円53銭、ユーロ・ドルは1.1638ドルから1.1650ドルで推移した。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・エクスモーション<4394>とメディアフラッグ<6067>、2銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは信越化学工業<4063>、同2位はファナック<6954> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・7月東京都区部消費者物価コア指数:前年比+0.8%(予想:+0.7%、6月:+0.7%) ・豪・4-6月期生産者物価指数:前年比+1.5%(1-3月期: +1.7%) ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《HH》
関連銘柄 19件
2914 東証プライム
4,314
9/27 15:00
+90(2.13%)
時価総額 8,628,000百万円
世界的な大手たばこメーカー。メビウス、セブンスター等のブランドを展開。製薬会社の鳥居薬品、加工食品メーカーのテーブルマーク等を傘下に持つ。たばこ事業は販売数量増などで、自社たばこ製品売上収益が順調。 記:2024/07/01
4063 東証プライム
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9/27 15:00
+284(4.69%)
時価総額 12,839,012百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4394 東証グロース
740
9/27 15:00
+14(1.93%)
時価総額 2,187百万円
組込みソフトの品質改善に特化したコンサルティングを展開。自動車業界向けに強み。ソルクシーズ傘下。生成AI支援サービス「CoBrain」の開発に注力。ソフトウェア開発の需要旺盛でコンサル事業の受注は順調。 記:2024/06/07
4452 東証プライム
7,273
9/27 15:00
+246(3.5%)
時価総額 3,454,675百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4523 東証プライム
5,525
9/27 15:00
-31(-0.56%)
時価総額 1,638,533百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。不眠症治療剤「デエビゴ」は成長。米国でのレケンビ治療は着実に進捗。中長期的に研究開発投資を継続。 記:2024/04/29
4751 東証プライム
1,037.5
9/27 15:00
-0.5(-0.05%)
時価総額 524,896百万円
インターネット広告事業が主力。運用型広告で国内首位。検索連動型広告に強み。ABEMA等のメディア事業、ゲーム事業、投資育成事業等も手掛ける。ABEMAはスポーツコンテンツの拡充、マネタイズを強化。 記:2024/08/26
4,490
6/28 15:00
±0(0%)
時価総額 30,105百万円
小売業やサービス業の店舗・店頭に特化したマーケティング支援を展開。覆面調査や営業支援、ASP提供も手掛ける。23.12期1Qは業績足踏み。MBO成立により、同社株は23年6月29日付けで上場廃止予定。 記:2023/06/03
6504 東証プライム
8,991
9/27 15:00
+158(1.79%)
時価総額 1,342,329百万円
大手総合電機。1923年創業。駆動制御機器や電源機器、計測機器、監視制御システム、半導体等を手掛ける。地熱発電設備、非鉄金属向け大容量変圧整流器等で世界トップシェア。新製品投入など成長戦略の推進図る。 記:2024/07/28
6954 東証プライム
4,441
9/27 15:00
+215(5.09%)
時価総額 4,483,398百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7034 東証プライム
563
9/27 15:00
-12(-2.09%)
時価総額 6,303百万円
コストマネジメントを中心とするコンサルティング事業を展開。新規事業開発支援、経営人材派遣によるハンズオン支援、システム導入支援等も。固定報酬型コンサルサービスではバックオフィス業務のBPR支援等が成長。 記:2024/06/09
7201 東証プライム
428.1
9/27 15:00
+14.6(3.53%)
時価総額 1,806,888百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
7203 東証プライム
2,751.5
9/27 15:00
+25(0.92%)
時価総額 44,890,687百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7518 東証プライム
3,563
9/27 15:00
-68(-1.87%)
時価総額 296,680百万円
独立系ネットワークインテグレーター。ICTシステムに係るネットワークやセキュリティのソリューション開発、構築、保守、運用まで展開。DX戦略コンサルティングサービスなどに注力。ストック型ビジネスを強化。 記:2024/07/28
7751 東証プライム
4,976
9/27 15:00
+81(1.65%)
時価総額 6,636,805百万円
精密機器大手。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上高比率は7割超。グラフィックアート向け大判プリンター3機種を新発売。 記:2024/04/30
7974 東証プライム
8,048
9/27 15:00
+52(0.65%)
時価総額 10,451,857百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
27,475
9/27 15:00
+1,715(6.66%)
時価総額 12,958,117百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8604 東証プライム
808.1
9/27 15:00
+9(1.13%)
時価総額 2,613,042百万円
国内最大級の総合証券「野村證券」を中核とする持株会社。野村アセットマネジメント、野村信託銀行等も傘下に持つ。預り資産は153兆円超で業界トップ。インベストメント・マネジメント部門は運用資産残高が過去最高。 記:2024/06/17
9983 東証プライム
49,110
9/27 15:00
+1,210(2.53%)
時価総額 15,627,833百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
9,093
9/27 15:00
+201(2.26%)
時価総額 15,666,821百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17