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後場に注目すべき3つのポイント~値がさ株が支えるが主力株の軟調ぶりに注意

2018/6/22 12:46 FISCO
*12:46JST 後場に注目すべき3つのポイント~値がさ株が支えるが主力株の軟調ぶりに注意 22日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日ぶり反落、値がさ株が支えるが主力株の軟調ぶりに注意 ・ドル・円は小じっかり、米金利の持ち直しで110円回復 ・値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファーストリテ<9983> ■日経平均は3日ぶり反落、値がさ株が支えるが主力株の軟調ぶりに注意 日経平均は3日ぶり反落。192.59円安の22500.45円(出来高概算6億9000万株)で前場の取引を終えている。 21日の米国市場でNYダウは8日続落し、196ドル安となった。米中貿易摩擦への懸念やイタリア政局不安を受けて欧州株が全面安となり、米国株にも売りが先行。米経済指標の予想下振れや原油価格の下落も嫌気された。円相場は朝方、1ドル=109.90円近辺と前日より円高方向に振れており、本日の日経平均はこうした流れを受けて236円安からスタートした。寄り付き後は為替の円高一服などから売り込まれる流れとはならなかったが、安値圏でもみ合う場面が続いた。 個別では、トヨタ自<7203>やSUBARU<7270>が2%超下落するなど自動車株が安い。独ダイムラーが米中貿易摩擦の影響から利益見通しを下方修正し、米国市場でもゼネラル・モーターズなどの自動車株が売られていた。同様に米国市場で半導体関連株が下落したことを受けてSUMCO<3436>は3%超安となった。指数寄与度の大きい銘柄ではソフトバンクG<9984>が3%近い下落。その他売買代金上位では、三菱UFJ<8306>などのメガバンク株やファーストリテ<9983>、武田薬<4502>、ファナック<6954>などが軟調だった。一方、任天堂<7974>、JT<2914>、ソニー<6758>などは小じっかり。一部証券会社のレーティング引き上げが観測された昭電工<4004>が4%近く上昇し、東海カーボ<5301>などにも買いが波及したようだ。LINE<3938>は8%近く上昇した。セクターでは、輸送用機器、海運業、パルプ・紙が下落率上位で、その他も全般軟調。水産・農林業のみ小幅ながらプラスを確保した。内需・ディフェンシブセクターが底堅さを見せている。 日経平均はここ2日とも陽線を付けており、本日も軟調推移ながら5日移動平均線水準まで戻りを試す場面が見られ、底堅さが意識されそうではある。外部環境の不透明感に対する警戒感が根強い一方で、投資家は「まだ買える株」を求め、足元では業績堅調な内需・ディフェンシブ系銘柄への資金流入が続く。日銀による上場投資信託(ETF)買い入れも値がさ株を支える。 しかし、一部の値がさ株が日経平均を支える構図には違和感もある。株価位置やバリュエーション水準を考慮すると、内需・ディフェンシブ系銘柄も持続可能な株価上昇かどうか慎重に見極める必要があるように思われる。主力の自動車株や金融株は軟調な展開を強いられており、本格的な相場の持ち直しにはなお時間を要するだろう。中小型株の一角がレーティング引き上げや提携などのリリースを受けて値を飛ばしており、当面はこうした銘柄に物色が向かいやすいと考えられる。 ■ドル・円は小じっかり、米金利の持ち直しで110円回復 22日午前の東京市場で、ドル・円は小じっかり。日本株安で円買いに振れやすいものの、米長期金利の上昇を背景にドル買いが強まり、ドルは110円台を回復した。 ドル・円は、NYダウの続落や中国株の軟調地合いを背景に日経平均株価が弱含み、株安を意識した円買いが先行。ただ、米10年債利回りの持ち直しや米株式先物のプラス圏推移を受け、ドルは110円台を回復した。 ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いとなり、目先の日本株安継続への思惑から、引き続き円買いに振れやすい。また、今晩の石油輸出国機構(OPEC)総会の結果を見極める動きとなり、ドルの戻りは鈍いだろう。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円85銭から110円08銭、ユーロ・円は127円51銭から127円77銭、ユーロ・ドルは、1.1601ドルから1.1618ドルで推移した。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・エキサイト<3754>や三光産業<7922>など、3銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファーストリテ<9983> ■経済指標・要人発言 ・日・5月全国消費者物価指数(生鮮品除く):前年比+0.7%(予想:+0.7%、4月:+0.7%) ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・13:30 4月全産業活動指数(前月比予想:+0.9%、3月:0.0%) <海外> ・16:30 独・6月製造業PMI速報値(予想:56.3、5月:56.9) ・16:30 独・6月サービス業PMI速報値(予想:52.2、5月:52.1) ・16:30 独・6月総合PMI速報値(予想:53.4、5月:53.4) ・EU財務相理事会 ・石油輸出国機構(OPEC)定例総会 《HH》
関連銘柄 16件
2914 東証プライム
4,320
10/11 15:00
-46(-1.05%)
時価総額 8,640,000百万円
世界的な大手たばこメーカー。メビウス、セブンスター等のブランドを展開。製薬会社の鳥居薬品、加工食品メーカーのテーブルマーク等を傘下に持つ。たばこ事業は販売数量増などで、自社たばこ製品売上収益が順調。 記:2024/07/01
3436 東証プライム
1,561.5
10/11 15:00
-10.5(-0.67%)
時価総額 546,798百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
3754 JQスタンダード
869
11/26 14:58
±0(0%)
時価総額 5,484百万円
ポータルサイト「エキサイト」を運営。ネット接続サービスやドコモ通信規格対応の格安SIMも。広告・課金事業は事業構造見直し。XTech HP社がTOB実施。成立なら上場廃止へ。19.3期1Qは業績苦戦。 記:2018/09/11
3938 東証1部
5,350
12/28 15:00
±0(0%)
時価総額 1,304,330百万円
国内最大のメッセンジャーアプリ「LINE」を運営。広告収入に次ぐ収益の柱として金融サービスに力注ぐ。来年3月にヤフーとの統合を予定。20.12期3Q累計は子会社の売却と増資に伴う一時利益計上で営業黒字に。 記:2020/11/24
3,793
10/11 15:00
+52(1.39%)
時価総額 701,329百万円
昭和電工と旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体材料で世界トップシェアレベルの製品多数。製品販売価格の上昇等で、23.12期通期はイノベーション材料部門が増益。24.12期は黒字転換見通し。 記:2024/04/16
4502 東証プライム
4,260
10/11 15:00
-13(-0.3%)
時価総額 6,740,492百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
5301 東証プライム
881.8
10/11 15:00
-3.7(-0.42%)
時価総額 198,355百万円
炭素・黒鉛製品メーカー。黒鉛電極、カーボンブラックで国内トップシェア。ファインカーボン事業、アルミ電解用のカソード等も手掛ける。26年度営業利益530億円目標。黒鉛電極事業の構造改革などに取り組む。 記:2024/04/29
6758 東証プライム
2,815
10/11 15:00
-11(-0.39%)
時価総額 17,574,321百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6954 東証プライム
4,079
10/11 15:00
+8(0.2%)
時価総額 4,117,942百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,562
10/11 15:00
-19(-0.74%)
時価総額 41,798,997百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7270 東証プライム
2,586
10/11 15:00
-22.5(-0.86%)
時価総額 1,989,089百万円
自動車中堅。販売台数の7割超が北米向け。トヨタと資本業務提携。運転支援システム「アイサイト」等が特徴。自動車事業部門は好調。売上台数は2桁増。国内は足踏みだが、海外が伸びる。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/14
7922 東証スタンダード
381
10/11 15:00
+5(1.33%)
時価総額 2,811百万円
特殊印刷製品メーカー。シールやラベル、ステッカーのほか、表示板、操作パネル等も手掛ける。ラベルで国内トップシェア。豊富な加工実績などが強み。得意先は約1300社。品質評価分野、日用品分野等で顧客開拓推進。 記:2024/08/30
7974 東証プライム
7,878
10/11 15:00
-35(-0.44%)
時価総額 10,231,080百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
1,552
10/11 15:00
+26.5(1.74%)
時価総額 20,613,656百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
9983 東証プライム
54,490
10/11 15:00
+3,130(6.09%)
時価総額 17,339,862百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,954
10/11 15:00
-87(-0.96%)
時価総額 15,427,330百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17