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後場に注目すべき3つのポイント~インデックスに振らされない中小型株への見直し

2018/2/9 12:31 FISCO
*12:31JST 後場に注目すべき3つのポイント~インデックスに振らされない中小型株への見直し 9日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅下落、インデックスに振らされない中小型株への見直し ・ドル・円はもみあい、日本株安で警戒の円買い継続 ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954> ■日経平均は大幅下落、インデックスに振らされない中小型株への見直し 日経平均は大幅下落。705.10円安の21185.76円(出来高概算10億8000万株)で前場の取引を終えている。8日の米国市場では政府機関の閉鎖や長期金利上昇の懸念が強まり、NYダウは再び1000ドルを超える下落となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比770円安の21170円となり、これにサヤ寄せする格好から、インデックスに絡んだ売買により、幅広い銘柄が売られる格好となった。売り一巡後は21400円処まで下げ幅を縮める場面もみられたが、ボラティリティーの指数を含め指数連動のデリバティブ取引の解消に伴う警戒感は強く、前引けにかけては再び下落幅を拡大させている。 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1900を超えており、全面安商状。セクターでは33業種全てが下落しており、鉱業、石油石炭が5%を超える下げとなっている。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、東エレク<8035>、信越化<4063>、京セラ<6971>が重しになっている。 日経平均は直近安値水準での推移となっており、6日の長い下ヒゲを埋めてしまってい る。目先底が意識しづらく、先安感から押し目買いも入りづらい状況である。200日線が20955円辺に位置しているが、同線が支持線として機能するかを引き続き見極めたいところ。一方で、週足では26週線を割り込み、20690円辺に位置している52週線が意識されてきている。200日線で踏ん張りをみせたとしても、手掛けづらい状況が続きそうである。 とはいえインデックスに絡んだ売買で下押ししているため、これに振らされない中小型株の一角などには決算評価の動きもみられている。本日は500社程度の企業決算が予定されているが、足元の調整で需給整理が進捗していることもあり、アク抜けを意識した押し目狙いの動きが意識されやすいだろう。 (株式部長・アナリスト 村瀬智一) ■ドル・円はもみあい、日本株安で警戒の円買い継続 9日午前の東京市場でドル・円はもみあい。米株安を受け日本株が大きく下げ、リスク回避的な円買いに振れやすい地合いが続いた。 前日の米株安を受け、ドル・円は朝方の取引で108円半ばまで下落。その後、値ごろ感による国内勢の買戻しが入り、ドルは109円台を回復する場面もあった。ただ、買戻し一巡後は失速し、再び108円後半の値動き。 ランチタイムの日経平均先物は大きく下げ、目先の日本株は軟調地合いの継続が見込まれる。米株式先物もマイナス圏推移が続き、今晩の米株安を警戒したリスク回避的な円買いに振れやすい地合いのようだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円50銭から109円06銭、ユーロ・円は133円04銭から133円73銭、ユーロ・ドルは1.2243ドルから1.2264ドルで推移した。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・オプトHD<2389>やTOWA<6315>がストップ安 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954> ■経済指標・要人発言 ・ジョージ米カンザスシティ連銀総裁 「緩やかな利上げを続けることが重要」 「今年と来年の利上げ回数は3回が妥当」 ・豪準備銀行・四半期金融政策報告 「インフレ予想を変更せず」 「完全雇用の達成までしばらく時間がかかるだろう」 「一般の豪ドル高は経済活動や消費者物価指数(CPI)の伸びを鈍化させる」 ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・13:30 12月第3次産業活動指数(前月比予想:+0.2%、11月:+1.1%) <海外> 特になし 《DM》
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9983 東証プライム
49,020
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+550(1.13%)
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