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【FISCOソーシャルレポーター】個人ブロガー三竿郁夫氏:「EV時代の心臓部品 バッテリー」

2017/10/15 11:46 FISCO
*11:46JST 【FISCOソーシャルレポーター】個人ブロガー三竿郁夫氏:「EV時代の心臓部品 バッテリー」 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人ブロガー三竿郁夫氏(ブログ 「IA工房」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 -------------------------------------------------------------------------------- カリフォルニア州に端を発したZEV規制の流れが、世界各国でのEVへの加速を後押ししている。EVの心臓部品であるバッテリー関連の動向から目が離せない。 世界の自動車の40%がEV、年間1億台時代になると、EVマーケットは4000万台、バッテリー産業の規模は2400億ドルとあるアナリストが分析している。鉛蓄電池、LiB(リチウムイオン電池)、ニッケル水素電池、FC(燃料電池)等々の技術動向、グルーバルな量産動向、価格動向が複雑に今後のEV市場に影響を与えるだろう。 <技術アライアンス> ・トヨタ自<7203>HV向けのバッテリーは、パナソニック<6752>との合弁会社プライムアースEVエナジーが主な供給元である。プライムアースEVエナジーは、宮城工場でHV用のニッケル水素バッテリーを拡大生産してきたが、需要が増えたLiBバッテリーの新工場を来年にも稼働する。 ・日産<7201>リーフのバッテリーは、NEC<6701>との合弁会社オートモーティブエナジーサプライが、供給元であるが、NECは、その株式を売却することを発表した。 ・三菱自<7211>、ホンダ<7267>は、GSユアサ<6674>との合弁会社リチウムエナジージャパン・ブルーエナジーを設立している。 ・いすゞ<7202>スイフトHVは、日立ビーイクルエナジーのLiBを搭載している。 ・EVバッテリー生産量 No.1中国のBYD(比亜迪汽車)は、ダイムラーとの連携を強化している。 <グローバルな量産動向> ・車載用LiBのシェアは、BYD、パナソニック、LG、AESC、GSユアサ、日立ビーイクルエナジー等の間で熾烈な戦いとなっている。 ・BYDをはじめとして中国には140社のバッテリーメーカーがあると言われている。2015年、LiB生産シェアの1位は、日本から中国に移り、2020年にはそのシェアが70%になると言われている。 ・日立化成<4217>は、タイの自動車用鉛電池大手のタイ・ストレージバッテリー(TSB)を買収すると発表した。 ・PTT傘下企業、グローバルパワーシナジーGlobal Power Synergy(GPSC)社は、電気自動車向けバッテリーの生産を計画していくと発表した。 EVで先行した日産リーフのバッテリー性能の劣化による中古車価格の下落が、市場に一石を投じている。電池寿命と安全性という大きな課題に足を救われないよう細心の注意を払う経営戦略が求められる。 執筆者名:三竿郁夫 IA工房代表 ブログ名: 「IA工房」 《MT》
関連銘柄 9件
4217 東証1部
4,625
6/18 15:00
+5(0.11%)
時価総額 963,688百万円
リチウム電池向け負極材で世界首位。電子材料など機能材料事業や先端部品・システム事業が主力。昭和電工がTOBで完全子会社へ。3Q累計では足踏みも、ダイボンディング材や封止材などの電子材料で巻き返しを展望。 記:2020/03/20
2,852.5
10/3 15:00
-16.5(-0.58%)
時価総額 273,324百万円
電池専業メーカー。日本電池、ユアサコーポレーションが経営統合して誕生。京都府京都市に本社。オートバイ用バッテリーで世界トップシェア。26.3期売上高6000億円以上目標。BEV用電池の開発などに注力。 記:2024/08/06
6701 東証プライム
14,150
10/3 15:00
+200(1.43%)
時価総額 3,860,828百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
1,284
10/3 15:00
+31(2.47%)
時価総額 3,151,009百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
7201 東証プライム
417.2
10/3 15:00
+8.8(2.15%)
時価総額 1,760,882百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
7202 東証プライム
1,991
10/3 15:00
+33(1.69%)
時価総額 1,547,887百万円
トラック・バスの製造・販売等を行う商用車メーカー。1916年創業。150以上の国・地域で販売。ディーゼルエンジンなどに強み。トヨタ自動車と資本提携。配当性向40%目安。商用車では新型車の拡販などに注力。 記:2024/08/20
7203 東証プライム
2,601.5
10/3 15:00
+32(1.25%)
時価総額 42,443,439百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7211 東証プライム
412.5
10/3 15:00
+9.3(2.31%)
時価総額 614,741百万円
SUV・4WD技術に強みを持つ自動車メーカー。仏ルノー及び日産自動車と提携。海外売上高比率は7割超。アセアンの販売台数比率が高い。26.3期営業利益2200億円目標。アセアンで新商品の連続投入計画。 記:2024/06/17
7267 東証プライム
1,564.5
10/3 15:00
+22.5(1.46%)
時価総額 8,501,939百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03