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国内株式市場見通し:日米決算やFOMCなど注目イベント多数

2017/7/22 15:44 FISCO
*15:44JST 国内株式市場見通し:日米決算やFOMCなど注目イベント多数 先週の日経平均はもみ合いとなった。連休明けの東京市場は下落してのスタート、米長期金利の低下を映した為替のドル安円高が重しとなった。その後は、日欧の金融政策の行方を見極めたいとして、2万円レベルで膠着感が広がったが、20日の昼休み中に日銀が金融政策の現状維持を決めるとともに物価目標を先送りしたことが伝わり、為替相場の円安反転とともにやや下げ渋る展開となる。注目されたECBのドラギ総裁の発言は、テーパリングのスケジュール感が定めにくいものとなり、週末の東京市場も方向感の乏しい動きが続いた。先物の商いが活発化しない中で、指数は動意に欠ける状況となっているが、決算発表本格化が接近するとともに個別物色の動きは活発化する兆しも見え始めている。週末には予想以上の好決算を発表した安川電機<6506>が急伸し、他の設備投資関連銘柄にも幅広く波及効果を与える形となっている。 今週は国内でも本格化する4-6月期の決算発表を含めて、注目イベントが多く予定されている。まずは、25-26日に開催されるFOMCに関心が集まろう。政策変更がない限りは、経済・物価見通しやイエレンFRB議長の記者会見はなく、焦点は声明文の変更となる。バランスシートの正常化を決定する、あるいは匂わす内容となれば、足元で消費者物価指数や小売売上高の下振れなどが続いているだけに、米国市場はマイナスに受け止められる可能性も高いだろう。その場合の東京市場は、米国株安というネガティブ要因とドル高円安というポジティブ要因のはざまに立ち、引き続き大きな方向感が定めにくい展開となっていこう。また、「ロシアゲート疑惑」について、24日にはトランプ大統領の長女の夫であるクシュナー上級顧問が、26日には長男のドナルド・トランプ・ジュニア氏とマナフォート元選挙対策会長がそれぞれ証言をする予定となっている。議会証言の内容次第では、一段と米国政治の停滞に対する警戒感が強まることにもなろう。 米国FANG銘柄の決算なども引き続き注目だろう。先週はネットフリックスの好決算がナスダック指数をけん引する形となったが、24日にアルファベット、26日にフェイスブックの決算発表が予定されている。引き続き米国ハイテク株をけん引する流れになる可能性も高く、その際には、日本のIT関連株などにも好影響を与えることとなろう。キャタピラーやシーゲイト、コーニング、ボーイング、インテルなど、日本企業に影響を与える主要銘柄の決算発表も極めて多く予定されている。また、国内でも4-6月期決算の第1のピークを迎える。25日には信越化学<4063>、26日には日本電産<6594>、任天堂<7974>、27日には花王<4452>、富士通<6702>、日産<7201>、キヤノン<7751>、東京エレク<8035>、ドコモ<9437>、28日には武田薬<4502>、アステラス<4503>、新日鐵住金<5401>、コマツ<6301>、日立<6501>、ファナック<6954>、野村<8604>など、ハイテクを中心に主要処が決算を発表する。 今週前半はFOMCを控えて方向感は乏しいと予想されるが、イエレン議長の発言が予定されていないことから、FOMC後も大きな変化が生じる可能性は低いとみられる。トランプ政権の政策の先行きに対する不透明感、欧米でのテーパリングスケジュールの不透明感などは、当面積極的な資金流入を抑制させるものになりそうだ。こうした状況下では、決算発表本格化で一段と個別物色中心の展開となる可能性が非常に高いだろう。比較的、4-6月期決算は良好なものが想定されていたが、米国でのネットフリックスや日本の安川電機などはこうした期待をさらに上回るものといえる。今後もサプライズ決算は散見されていくものと考えられ、とりわけ、設備投資関連やIT関連などが他の内需業種を上回るパフォーマンスを上げていく公算が大きいと判断する。本日のFA関連銘柄の動向などを見る限り、決算発表前の先回りの動きなどは目先強まりやすくなっている印象でもある。なお、こうした企業群の想定以上の好決算は、少なくても全体相場の下支えにはつながろう。 《FA》
関連銘柄 17件
4063 東証プライム
5,759
11/25 15:30
+110(1.95%)
時価総額 11,527,744百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4452 東証プライム
6,302
11/25 15:30
+94(1.51%)
時価総額 2,936,102百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4502 東証プライム
4,154
11/25 15:30
+41(1%)
時価総額 6,608,756百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4503 東証プライム
1,572
11/25 15:30
+10(0.64%)
時価総額 2,844,790百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
5401 東証プライム
3,088
11/25 15:30
-37(-1.18%)
時価総額 2,934,591百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
6301 東証プライム
4,160
11/25 15:30
+44(1.07%)
時価総額 4,051,054百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6501 東証プライム
3,814
11/25 15:30
-7(-0.18%)
時価総額 17,683,874百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
6506 東証プライム
4,172
11/25 15:30
+15(0.36%)
時価総額 1,112,631百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6594 東証プライム
2,866.5
11/25 15:30
+8.5(0.3%)
時価総額 3,418,499百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6702 東証プライム
2,794
11/25 15:30
+37(1.34%)
時価総額 5,786,676百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
6954 東証プライム
4,197
11/25 15:30
+83(2.02%)
時価総額 4,177,774百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7201 東証プライム
406.9
11/25 15:30
+0.6(0.15%)
時価総額 1,717,409百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7751 東証プライム
5,056
11/25 15:30
+2(0.04%)
時価総額 6,743,506百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21
7974 東証プライム
8,199
11/25 15:30
+33(0.4%)
時価総額 10,647,959百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
23,135
11/25 15:30
+885(3.98%)
時価総額 10,911,229百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8604 東証プライム
933.7
11/25 15:30
+3.7(0.4%)
時価総額 2,953,819百万円
国内最大級の総合証券「野村證券」を中核とする持株会社。野村アセットマネジメント、野村信託銀行等も傘下に持つ。預り資産は153兆円超で業界トップ。インベストメント・マネジメント部門は運用資産残高が過去最高。 記:2024/06/17
9437 東証1部
3,880
12/24 15:00
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時価総額 12,527,081百万円
NTTグループの中核を担う国内最大の携帯キャリア。金融・決済など非通信領域の強化に力注ぐ。21.3期1Qはコロナ禍で国際ローミング急減。だが非通信領域の拡大などで補う。通期では利益反発・連続増配を見込む。 記:2020/09/03