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後場に注目すべき3つのポイント~日銀ETF買い入れが焦点も週末で換金売りニーズは強まりやすい

2016/8/19 12:29 FISCO
*12:32JST 後場に注目すべき3つのポイント~日銀ETF買い入れが焦点も週末で換金売りニーズは強まりやすい 19日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日銀ETF買い入れが焦点も週末で換金売りニーズは強まりやすい ・ドル・円は100円28銭付近、ドル底堅い、安値では個人の買いを観測 ・三菱商事、ファーストリテなど17社の目標株価変更 ■日銀ETF買い入れが焦点も週末で換金売りニーズは強まりやすい 日経平均は小幅続落。前日比11.34円安の16474.67円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えている。18日の米国市場は良好な経済指標や原油相場の上昇を好感して堅調推移、前日に大幅安となった反動も重なって買い先行の動きとなった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円高の16535円となっていたが、為替の円安方向の動きも支援となり、一時はこの水準を上回る上昇となった。 ただ、前場中頃からは伸び悩む展開となり、前引けにかけてはマイナス圏に沈む状況となった。為替相場での円安一服に加えて、日銀のETF買い入れに対する期待感なども高まらないことから、次第に週末要因からの手仕舞い売りに押される状況となっている。 業種別では、鉱業、鉄鋼、輸送用機器、卸売り、海運などが上昇率上位。一方、陸運、食料品、医薬品、空運、その他製品がさえない。内需系セクターの下落が足を引っ張る形になっている。東証1部の騰落銘柄は値上がりが830で値下がりが952、全般的に売り優勢となっている。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>がしっかりな半面、KDDI<9433>が足を引っ張る格好に。 全般的に手掛かり材料に欠ける中、国際帝石<1605>や三菱商事<8058>、千代化建<6366>、日揮<1963>など、原油高メリット銘柄が強い動きに。ほか、富士通<6702>やマイクロニクス<6871>、三井化学<4183>など、アナリストの高評価銘柄にも見直しの動きが向かっている。材料株では沖電線<5815>や虹技<5603>など電線地中化関連に短期資金が向かっている。 TOPIXの前引けの下落率は0.10%、これまでの経験則からは、日銀のETF買い入れは期待しにくいところだろう。ただ、昨日は経験則に当てはまらず、ETF買いが入らなかった。仮に、予想外に日銀のETF買いが後場から観測される状況となれば、売り方の買戻しが想定以上に強まる可能性もあるだろう。想定通りETF買いが入らない状況ならば、後場も手仕舞い売りが優勢の展開と見られる。 物色の流れとしては、前場に強い動きとなった資源関連株に引き続き注目が向かう公算。電線地中化、AI、フィンテックなどテーマ物色の動きに関しては、依然として新興市場のさえない動きから、上値追いの動きは限定的にとどまる可能性が高い。週末要因に対する意識も強まりやすく、換金売りの流れは早まりやすいと見られることに注意。 (株式アナリスト 佐藤勝己) ■ドル・円は100円28銭付近、ドル底堅い、安値では個人の買いを観測 19日午前の東京外為市場では、ドル・円は底堅い値動きとなった。99円台では個人の買いが観測されており、100円台中心の値動き。ドル・円は99円後半で寄り付いた後、個人のドル買いが入り、100円台を回復。また、日経平均株価の上昇を背景にドル買い・円売りの地合いが強まり、ドル・円は一時100円43銭まで上昇した。日経平均はその後マイナスに転じたが、ドルは個人の買いにサポートされ、100円台を維持した。 ランチタイムの日経平均先物は弱含んでおり、ドル買いは目先弱まる可能性があるだろう。ただ、米10年債利回りの上昇を背景に下値では買いが入りやすいため、アジア市場で100円を大きく割り込む展開は想定しにくい。 ここまでドル・円は99円88銭から100円43銭、ユーロ・円は113円36銭から113円88銭、ユーロ・ドルは1.1333ドルから1.1360ドルで推移した。 12時25分時点のドル・円は100円28銭、ユーロ・円は113円63銭、ポンド・円は131円71銭、豪ドル・円は76円54銭で推移している。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・三菱商事<8058>、ファーストリテ<9983>など17社の目標株価変更 ・値下がり寄与トップはKDDI<9433>、日経平均を約16円押し下げ ・内需・ディフェンシブ関連株が売られる ・イトーヨーギョ<5287>、キャリア<6198>、インスペック<6656>がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・カプラン・ダラス連銀総裁 「2017年のエネルギー価格は上昇すると予想」 「低い中立金利が金融政策の正常化の阻害要因」 ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・13:30 6月全産業活動指数(前月比予想:+0.9%、5月:-1.0%) <海外> ・15:00 独・7月生産者物価指数(前年比予想:-2.1%、6月:-2.2%) 《WA》
関連銘柄 14件
1605 東証プライム
1,957.5
9/27 15:00
-24.5(-1.24%)
時価総額 2,714,401百万円
国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化などに取り組む。 記:2024/07/29
1963 東証プライム
1,279
9/27 15:00
+12.5(0.99%)
時価総額 331,785百万円
日揮、日揮グローバルなどを傘下に収める持株会社。独立系。総合エンジニアリング業界で国内トップ。LNGプラント建設に強み。機能材製造事業も展開。配当性向30%目途。機能材製造事業では機能性塗料材の拡販図る。 記:2024/08/05
4183 東証プライム
3,916
9/27 15:00
-40(-1.01%)
時価総額 801,856百万円
大手総合化学メーカー。ライフ&ヘルスケア、モビリティ、ICTなど4事業を展開する。ケメガネレンズ材料やフォトマスク防塵カバーで世界シェアトップ。今期3Q累計は需要低迷が販売に影響した。子会社も売却した。 記:2024/04/14
5287 東証スタンダード
530
9/27 15:00
+5(0.95%)
時価総額 1,891百万円
道路・上下水道向けコンクリ二次製品を製造・販売。建築設備機器関連事業や不動産関連事業も展開。ライン導水ブロックシリーズは引き合い順調。中計では27.3期売上36億円目指す。環境対策製品の規模拡大図る。 記:2024/04/29
5603 東証スタンダード
1,073
9/27 15:00
+7(0.66%)
時価総額 3,607百万円
1916年創業の鋳物メーカー。兵庫県姫路市に本社。鋳物やロール、環境装置、機能材料等を手掛ける。鋼塊用鋳型、連続鋳造鋳鉄棒で国内トップシェア。配当性向30%目標。DX推進等で強固な経営基盤の構築図る。 記:2024/08/05
5815 東証1部
3,640
3/27 14:59
±0(0%)
時価総額 14,192百万円
沖電気系で電線、ケーブル、電子部品等を製造・販売。ワイヤカット放電加工機用電極線やフレキシブル基板にも注力。OKIが完全子会社化へ向けTOB。18.3期3Q累計では大幅増収増益。通期でも大幅増収増益計画。 記:2018/02/17
6198 東証グロース
382
9/27 14:12
+9(2.41%)
時価総額 3,294百万円
高齢化社会型人材サービスを手掛ける。コールセンター派遣が主力のシニアワーク事業が柱。看護師や介護士などの人材派遣、人材紹介等も。シニアケア事業では看護師派遣が順調。広告宣伝強化でスタッフ獲得図る。 記:2024/07/02
6366 東証スタンダード
307
9/27 15:00
+10(3.37%)
時価総額 79,920百万円
プラントエンジニアリング大手。LNG受入基地建設で国内トップシェア。三菱商事が筆頭株主。世界中でプラント建設実績。水素サプライチェーンの構築等も。主要案件のインドネシア銅製錬は2024年に完工予定。 記:2024/06/29
6656 東証スタンダード
819
9/27 15:00
-28(-3.31%)
時価総額 3,258百万円
半導体製造装置メーカー。電子回路基板の外観検査装置や製造装置を製造、販売。フラットベッド型検査装置を主力に、ロールtoロール型検査装置、インライン検査装置など。半導体基板検査装置案件やEV向けが伸びる。 記:2024/05/24
6702 東証プライム
3,024
9/27 15:00
+94.5(3.23%)
時価総額 6,263,031百万円
国内最大のITサービス企業。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。事業ポートフォリオの変革は順調。サービスソリューションが成長領域。26.3期売上4.2兆円目標。 記:2024/04/30
6871 東証プライム
4,340
9/27 15:00
+360(9.05%)
時価総額 173,708百万円
半導体計測器具「プローブカード」、試験装置「テスタ」などの開発、製造、販売を行う。メモリー向けプローブカードで世界トップシェア。海外売上比率は約7割。メモリー向けプローブカードは高い生産稼働率が続く。 記:2024/09/02
8058 東証プライム
3,082
9/27 15:00
+23(0.75%)
時価総額 13,291,070百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,769
9/27 15:00
-59(-1.22%)
時価総額 10,988,634百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,110
9/27 15:00
+1,210(2.53%)
時価総額 15,627,833百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10