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後場に注目すべき3つのポイント~当然の上げ一服、需給環境は悪くない

2016/7/20 12:26 FISCO
*12:26JST 後場に注目すべき3つのポイント~当然の上げ一服、需給環境は悪くない 20日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・当然の上げ一服、需給環境は悪くない ・ドル・円は105円96銭付近、ドル下げ渋り、105円台では押し目買いも ・東洋紡、三菱重工など3社の目標株価変更 ■当然の上げ一服、需給環境は悪くない 日経平均は反落。120.41円安の16602.90円(出来高概算8億8000万株)で前場の取引を終えている。欧米市場が小動きで推移するなか、足元の急ピッチの上昇に対する利益確定の流れが先行した。また、「ポケモノミクス」相場をけん引し、過去最大の売買代金を記録していた任天堂<7974>が上げ一服となったことも、いったん利食いのムードに向かわせた。 もっとも、底堅さは意識されており、日経平均は売り先行後は16600円処でのこう着をみせている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも下落。セクターでは陸運、建設、不動産、情報通信が小じっかり。半面、その他製品、鉄鋼、証券、海運、銀行がさえない。 日経平均は7営業日ぶりに反落となっているが、5日線を上回って推移しているほか、一目均衡表では雲上限が支持線として意識されている。売買代金トップの任天堂<7974>は12%超の下落となっているが、株価は短期間で2倍に上昇しており、当然の一服といったところ。米運用会社キャピタル・リサーチが6月末段階で2400万株近く保有していたが、株価9000円換算で2160億円が、昨日の高値換算で7848億円に膨れており、利益確定も当然といったところであろう。日本でのローンチが待たれ、材料出尽くしと見る向きもあろうが、まだ世界30ヵ国程度のローンチであり、これから更に注目度が高まろう。 また、任天堂が一服となる半面、ソフトバンクグ<9984>、LINE<3938>がリバウンドをみせており、需給環境は悪くないだろう。円相場も一時105円台をつける場面もみられたが、株式市場の底堅い流れから、一方向の円高には振れづらいとみられる。 (株式部長 村瀬智一) ■ドル・円は105円96銭付近、ドル下げ渋り、105円台では押し目買いも 20日午前の東京外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開となった。日本株の弱含みでドルは売られやすいが、105円台では押し目買いが観測された。ドル・円は、朝方106円26銭を付けた後、日経平均株価が安寄りし下げ幅を100円超に拡大したことで、ドルは一時105円83銭まで下落。ただ、106円を割り込むと押し目買いが観測され、105円90銭付近で下げ渋る値動きが続いた。 ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが継続しているため、ドルは午後の取引でも冴えない値動きとなりそうだ。ただ、足元では下値は堅くアジア市場で大きく値を下げる展開は想定しにくい。日経平均が下げ幅を縮小すればドルは106円台を維持する見通し。 ここまでドル・円は105円83銭から106円26銭、ユーロ・ドルは1.1003ドルから1.1022ドル、ユーロ・円は116円54銭から117円09銭で推移した。 12時20分時点のドル・円は105円96銭、ユーロ・円は116円69銭、ポンド・円は138円64銭、豪ドル・円は81円34銭で推移している。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・東洋紡<3101>、三菱重工<7011>など3社の目標株価変更 ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、1銘柄で日経平均を約25円押し下げ ・値上がり寄与トップはKDDI<9433>、2位ソフトバンクG<9984>と通信大手がランクイン ・IMF副専務理事 「南アは成長加速に不可欠な改革を汚職が阻害」 ・エボラブルA<6191>、シライ電子<6658>、サノヤスHD<7022>などがストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・12:45 20年国債入札の結果発表 <海外> ・特になし 《WA》
関連銘柄 10件
3101 東証プライム
1,055
7/1 15:00
+1(0.09%)
時価総額 93,947百万円
フィルムや自動車用資材、環境関連素材、バイオ・医療等の高機能製品を製造、販売する。16の国と地域で事業展開。今期3Q累計は液晶偏光子保護フィルムが増加も、PCR検査用試薬や放送用フィルムが足踏みとなった。 記:2024/04/08
3938 東証1部
5,350
12/28 15:00
±0(0%)
時価総額 1,304,330百万円
国内最大のメッセンジャーアプリ「LINE」を運営。広告収入に次ぐ収益の柱として金融サービスに力注ぐ。来年3月にヤフーとの統合を予定。20.12期3Q累計は子会社の売却と増資に伴う一時利益計上で営業黒字に。 記:2020/11/24
6191 東証プライム
1,357
7/1 15:00
-27(-1.95%)
時価総額 30,066百万円
航空券予約サイトを運営。訪日客向けWi-Fi貸出やITオフショア開発、投資事業なども。まぐまぐ等を傘下に収める。エアトリ経済圏の強化図る。旅行需要の回復で取扱高は大幅増。24.9期1Qは大幅営業増益。 記:2024/04/14
6658 東証スタンダード
676
7/1 15:00
-10(-1.46%)
時価総額 9,448百万円
プリント配線板メーカー。透明フレキシブル基板に加え、両面・多層プリント配線板、MEMS関連製品等を手掛ける。プリント配線板事業は営業活動強化だが、在庫調整の影響などで足踏み。24.3期3Qは業績伸び悩む。 記:2024/02/22
7011 東証プライム
1,733.5
7/1 15:00
+10.5(0.61%)
時価総額 5,848,219百万円
国内最大の総合重機械メーカー。火力発電プラントで世界トップクラス。造船事業や米ボーイング向け機体製造等も。エナジー部門は受注好調。原子力発電システムの受注増などが寄与。24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/04/08
7022 東証スタンダード
205
7/1 15:00
-5(-2.38%)
時価総額 6,860百万円
サノヤスエンジニアリングを傘下に収める機械メーカー。工事用エレベーターや立体駐車場、遊園地向け部品、遊戯機械の販売保守も手掛け、真空化粧品製造向け乳化撹拌装置も事業領域。24.3期3Q累計は増収確保。 記:2024/03/30
7974 東証プライム
8,749
7/1 15:00
+193(2.26%)
時価総額 11,362,239百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
9433 東証プライム
4,345
7/1 15:00
+91(2.14%)
時価総額 10,011,662百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
40,520
7/1 15:00
-40(-0.1%)
時価総額 12,894,315百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
10,505
7/1 15:00
+115(1.11%)
時価総額 18,099,632百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17