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ユーロ週間見通し:もみあいか、日欧の緩和的スタンスで売買交錯

2016/6/4 15:02 FISCO
*15:02JST ユーロ週間見通し:もみあいか、日欧の緩和的スタンスで売買交錯 ■堅調推移、米5月雇用統計悪化を意識した買い 先週のユーロ・ドルは堅調推移。3日発表された5月の米非農業部門雇用者数が予想外の前月比+3.8万人にとどまり、早期追加利上げの可能性は大幅に低下したことがユーロ上昇の要因。欧州中央銀行(ECB)の金融緩和策は長期間継続するとの見方でユーロ売りが強まる場面があったが、米雇用統計悪化でユーロ圏と米国の金利差拡大の思惑は後退し、ユーロは一時1.1374ドルまで買われた。取引レンジ:1.1098ドル-1.1374ドル。 ■もみあいか、ユーロ選好地合いは続く可能性 今週のユーロ・ドルはもみあいか。欧州中央銀行(ECB)は緩和政策を長期間維持する意向のため、ユーロ買いが一段と強まる状況ではないとみられる。ただし、米6月追加利上げの可能性は消滅したとの見方が広がっており、新たなドル買い材料が提供されない場合、ユーロ選好の地合いは続くことが予想される。 予想レンジ:1.1250ドル-1.1450ドル ■軟調推移、円高・ドル安進行の影響受ける 先週のユーロ・円は軟調推移。5月米雇用統計悪化を受けてドル・円相場は円高方向に大きく振れたことが要因。投機的なユーロ買い・米ドル売りも観測されたが、日本銀行による早期追加緩和の思惑はやや後退し、リスク選好的なドル買い・円売りが急速に縮小したこともユーロの対円レート下落につながった。取引レンジ:120円83銭-124円19銭。 ■もみあいか、日欧の緩和的スタンスで売買交錯 今週のユーロ・円はもみあいか。欧州中央銀行(ECB)の金融緩和策は長期化の様相を呈しており、リスク選好的なユーロ買いが増える状況ではないとみられる。原油先物が続落した場合、リスク回避的な円買いがやや強まる可能性がある。ただし、円相場の急上昇を受けて日本銀行は6月15-16日開催の金融政策決定会合で追加緩和を決定するとの思惑は残されており、リスク選好的な円売り・ユーロ買いが増えることもあり得る。 ○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント ・7日:1-3月期域内総生産改定値(前年比予想:+1.5%、速報値:+1.5%) 予想レンジ:119円50銭-122円50銭 《FA》