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前場に注目すべき3つのポイント~ECB理事会への期待と不安、ポジション調整の範囲内での自律反発へ

2016/3/10 8:22 FISCO
*08:23JST 前場に注目すべき3つのポイント~ECB理事会への期待と不安、ポジション調整の範囲内での自律反発へ 10日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:ECB理事会への期待と不安、ポジション調整の範囲内での自律反発へ ■外資系証券の注文動向:差し引き490万株の買い越し ■前場の注目材料:東芝、キヤノンに医療機器子会社売却の独占交渉権を付与 ■ECB理事会への期待と不安、ポジション調整の範囲内での自律反発へ 10日の日本株市場は買い先行の展開となろう。9日の米国市場はNYダウ、ナスダックともに上昇した。欧州中央銀行(ECB)理事会を明日に控え、追加緩和観測への期待から欧州株が概ね堅調な展開となった流れを受けて、買いが先行した。原油相場が上昇したことなども好感されている。この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は大阪比165円高の16795円となり、これにさや寄せする格好で日経平均は4日ぶりに反発が期待される。 ドラギECB総裁の定例記者会見では、かつて危機対策の一つとなったTLTROの延長か、6月のTLTRO終了後に同様の措置を導入するとの見方がされており、長期にわたって流動性を供給するといった発言を見極めたいところである。一方、期待感が高まる中、失望に終わる可能性も警戒されやすく、結局はポジション調整の範囲内での自律反発の展開にとどまりそうである。 とはいえ、価格帯別出来高でみると16300-16900円は商いの薄いところでもあり、インデックスに絡んだ商いによって振れやすいところである。ここ数日の押し下げ要因とみられていたSQに絡んでのロールバック的な動きについても一巡していると考えられ、5日線辺りを意識した展開が期待されそうだ。 ただ、インデックスに絡んだ商い次第であり、物色としては重要イベントを控えて積極的には手掛けづらい面が大きく、中小型にシフトしやすい。これまで商いが集中して連日大商いが続いていた銘柄等から、出遅れ感のある銘柄での値幅取りに向かいやすい。テーマ株についても足元で急伸しているテーマよりは、心理的な下値不安の小さい出遅れ感のあるテーマ等に、自律反発狙いの資金が向かいやすいと考えられる。セクターでは原油価格の上昇を受けて、資源関連の自律反発が意識されよう。 (株式部長・アナリスト 村瀬智一) ■外資系証券の注文動向:差し引き490万株の買い越し 朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り650万株、買い1140万株、差し引き490万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。 3月3日(木):1090万株の買い越し 3月4日(金):1850万株の買い越し 3月7日(月):1320万株の買い越し 3月8日(火):430万株の売り越し 3月9日(水):1330万株の売り越し ■前場の注目材料 ・NY原油(38.29、+1.79)、NYダウ(17000.36、+36.26) ・NTTドコモ<9437>、月内に金庫株3000億円消却へ ・東芝<6502>、キヤノン<7751>に東芝メディカルシステムズ売却の独占交渉権を付与 ・イハラケミ<4989>、15年11月-16年1月(1Q)営業利益は会社計画に沿った着地 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 2月企業物価指数(前年比予想:-3.4%、1月:-3.1%) ・08:50 対外対内証券売買(先週) <海外> ・10:30 中・2月消費者物価指数(前年比予想:+1.8%、1月:+1.8%) ・10:30 中・2月生産者物価指数(前年比予想:-4.9%、1月:-5.3%) 《SY》
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