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*08:53JST 《一読必須》今日の日経平均はこうなる～フィスコ・アナリスト別予想！ 【小幅高となる】【大幅高となる】19550-19750円のレンジを想定=フィスコ村瀬 智一 シカゴ先物にさや寄せする格好からのギャップ・アップでのスタートになりそうだ。これにより5日線をクリアし、25日線レベルでの攻防になろう。ボリンジャーバンドでは上値抵抗になりつつあった-1σを突破し、中心値（25日）とのレンジに。一目均衡表では雲上限での攻防をみせているが、支持線として機能する格好でのリバウンドの形状になろう。19590円辺りに位置する基準線を捉えてくるようだと、19755円辺りに位置する転換線とのレンジ相場に。19550-19750円のレンジを想定する。 【大幅高となる】外部環境好転で25日線レベルを意識へ=フィスコ田代 昌之 前週（4月27日-5月8日）の日経平均は週間ベースで640.85円の下げとなった（4月24日終値比）。日本銀行が「追加の金融緩和」を見送ったことや、欧米市場で債券が急落したことなどから売り圧力が強まり19257円まで下落した。ただ、7日の225先物ナイト・セッションで19040円をつけた後は、欧米債券市場の落ち着きを材料に19300円台で下げ止まる格好に。週末算出された5月限オプションSQ値が19270.79円と「下に残す幻のSQ値」となったことも投資家心理をポジティブに向かわせる要因となった。 米雇用統計通過後の米国株は上昇し、円建てCME先物は先週末の225先物比275円高の19655円。英国総選挙で政権与党が想定外の単独過半数を獲得したことも市場はポジティブに捉えている。外部環境の改善などを背景に東京市場は落ち着きを取り戻すことで、日経平均は25日線19701円レベル回復を目指しそうな気配だが、年初来高値20252円更新は難しそうだ。25日線は下向きに転じていることから短期トレンドは下げを示唆している。また、2月上旬からサポートラインとして意識されていた25日線を明確に割り込んでいることから調整局面は継続と考えておいたほうが良さそうなチャート形状に。週末の投信設定など需給面が下支えとなることから下値不安は乏しい一方、海外投資家の動きが鈍いことなどから上値は重くなろう。 今週の日経平均は25日線を意識した推移を想定する。早い段階でこの水準を上抜きサポートと出来なければ、25日線が上値抵抗ラインに転換する可能性も。下向きの25日線が上値抵抗ラインとなれば上値を徐々に切り下げる展開となろう。下値模索は回避できた日経平均だが、調整局面入りの可能性は徐々に高まりつつある。 《FA》