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*08:08JST 今日の為替市場ポイント：中国の追加緩和でリスク回避の円買い抑制も 8日のドル・円相場は、東京市場では119円60銭から120円06銭で推移。欧米市場でドルは一時120円23銭まで上昇した後に119円60銭まで下落し、119円76銭で取引を終えた。 本日11日のドル・円は主に119円台後半で推移か。中国人民銀行による追加利下げを意識してアジア諸国の株高が予想されており、リスク回避的な円買いはやや抑制される可能性がある。 中国人民銀行は10日、期間1年の預金基準金利と貸出基準金利をそれぞれ0.25ポイント引き下げることを発表した。預金基準金利は2.25％、貸出基準金利は5.1％になる。インフレは抑制されていることや経済成長は鈍化傾向にあることに対応した措置であるとみられている。 9日に発表された中国の4月消費者物価指数は前年比+1.5％となった。物価上昇率は3月実績の+1.4％をやや上回ったが、前月比では-0.2％と下落している。中国のインフレ率は前年比+1％程度まで鈍化するとの見方が出ており、市場参加者の間からは中国人民銀行は数カ月以内に追加緩和を実施するとの声が聞かれている。また、金融緩和策だけでは大規模な需要は生まれないとの見方もあり、財政刺激策への期待は高まっているようだ。 《FA》