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今日の為替市場ポイント:現時点でポジション調整的な円買いが広がる可能性低い
2014/11/3 8:14
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*08:14JST 今日の為替市場ポイント:現時点でポジション調整的な円買いが広がる可能性低い 本日3日のドル・円は113円前後で推移か。日銀による予想外の追加緩和によって円安が進行しており、1ドル=113円に接近している。現時点でポジション調整的な円買いが広がる可能性は低いとみられる。 財務省の試算によると、外為特会(外国為替資金特別会計)の為替評価損は2013年度末で約9兆8600億円だった。当時のドル・円相場は1ドル103円前後であり、現在の112円台後半で試算すると、為替評価損はかなり小さくなっていると思われる。 2011年10月末に1ドル=75円台まで円高・ドル安が進んだことがあったが、当時の試算では為替評価損が40兆円程度まで膨らみ、積立金を差し引いた資産と負債の差額は20兆円程度(赤字)まで拡大したことがあった。 円安・ドル高がさらに進んだ場合、外為特会で為替評価益が計上されるはずだ。野党議員からは、外為特会で保有するドル資産について、満期がきたら円に戻すべきとの意見が出ている。過度の円安に対する懸念は高まっているだけに、為替評価益が計上された場合、円買い・ドル売りを実施し、収益還元を検討すべきだろう。 《MK》
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