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ユーロ週間見通し:消費者物価指数の下方修正で量的緩和導入の可能性も
2014/9/13 15:30
FISCO
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*15:32JST ユーロ週間見通し:消費者物価指数の下方修正で量的緩和導入の可能性も ■ユーロ下げ渋り、ウクライナ紛争の停戦合意で 先週のユーロ・ドルは下げ渋った。ウクライナ紛争の停戦合意を受けて、1.2860ドルまで売られた後に1.2979ドルまで反発した。リスク回避的なユーロ売りポジションの解消に伴うユーロ買いが観測された。 先週のユーロ・円は大幅反発。ウクライナ紛争の停戦合意、ギリシャの格上げ、黒田日銀総裁発言「物価目標達成困難なら躊躇無く追加緩和を行う」を受けて、135円78銭から139円19銭まで上昇した。取引レンジはユーロ・ドル1.2860ドル-1.2979ドル、ユーロ・円135円78銭-139円19銭。 ■ユーロ圏の消費者物価指数確報に要注目 今週のユーロ・ドルは、ユーロ圏の8月の消費者物価指数確報値(速報値:前年比+0.3%)と連邦公開市場委員会(FOMC)に注目する展開となる。ユーロ圏8月の消費者物価指数確報値が下方修正された場合、欧州中央銀行(ECB)による量的緩和導入の可能性が高まることで、ユーロ売り圧力が高まることになる。 今週のユーロ・円は、ユーロ圏のインフレ率と16日に行われる黒田日銀総裁の講演に注目する展開となる。ユーロ圏のインフレ鈍化はユーロ売り材料となるが、黒田日銀総裁が円安進行を容認した場合、ユーロの対円レートは下げ渋る可能性がある。 主な経済指標の発表予定は、15日(月):(ユーロ圏)7月貿易収支、16日(火):(ユーロ圏)9月ZEW調査、17日(水):(ユーロ圏)8月消費者物価指数確報値、19日(金):(ユーロ圏)7月経常収支。 予想レンジ:ユーロ・円136円00銭-141円00銭/ユーロ・ドル1.2600ドル-1.3100ドル 《TN》
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