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新興市場見通し:手詰まり感も、ミクシィやサイバーダイン売買代金は減少傾向

2014/9/6 22:28 FISCO
*22:28JST 新興市場見通し:手詰まり感も、ミクシィやサイバーダイン売買代金は減少傾向 先週の新興市場は、外部環境の落ち着きが追い風となる一方、ミクシィ<2121>に続く物色の柱が見出せない中で、軟調な展開となった。急速な円安進行、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)改革に対する期待などを背景に景気敏感系の大型株に資金が向かったことも中小型株の逆風に。また、手掛かり材料難の中で物色の方向性も定まらず、盛り上がりに欠ける展開が続いた。なお、週間の騰落率は、日経平均が+1.6%であったのに対して、マザーズ指数は-1.7%、日経ジャスダック平均は+1.1%だった。 個別では、ミクシィが週間で約10%の大幅下落となったほか、サイバーダイン<7779>などマザーズ市場の主力株が軟調だった。また、日本通信<9424>は、KDDI<9433>が格安スマホ事業に参入すると発表したことを受けて、競争激化懸念も意識され換金売り優勢に。その他、DMP<3652>やモルフォ<3653>など、直近で短期資金による物色が賑わっていた銘柄に換金売りが膨らんだ。一方、大泉製<6618>は自動車用温度センサの採用が材料視され上値追いが継続。また、アイサンテクノ<4667>は自動運転関連のテーマ株として物色が続いたほか、トリケミカル<4369>は今期業績計画の大幅上方修正が好感され急伸へ。なお、サイバーエージ<4751>は東証1部への市場変更を発表し週初こそ強含んだものの、週末にかけては戻り待ち売りに押された。 今週の新興市場は、外部環境の改善が支援材料となるものの、大型株への資金シフトが逆風となり上値の重い展開となりそうだ。ウクライナにおける停戦合意を受けていったんは地政学リスクが後退する可能性があり、引き続き、関心は相対的に大型株へと向かいやすい状況。為替市場の動向に左右されるものの、景気敏感株に見直しの動きが強まる局面では、中小型株の物色は一服してしまう可能性があるだろう。また、ミクシィやサイバーダインの売買代金は減少傾向が続き、物色の矛先が定まらない中で手詰まり感も意識されそうだ。ちなみに、マザーズ指数は先週末、25日線を割り込む場面が見られたものの、その後は急速に下げ渋るなど、リバウンドを意識したスタンスにも。 個別では、主力のネット関連の動向が注目されそうだ。先週末に、中国の電子商取引大手アリババがIPO(新規株式公開)の仮条件を60-66ドルに設定すると伝わった。アリババの上場接近に向けて世界的にネット関連株への関心が高まりやすい一方、時価総額が約1600億ドル規模と非常に大きいIPOとなるためセクター内でのリバランスも懸念されるところ。その他、先週末に医学生物<4557>が、完全ヒト型抗デングウイルス抗体の治療薬を開発したと発表している。デング熱の拡大が警戒される中で同社への関心が高まるとみられ、バイオ関連に物色が広がる公算も。 なお、今週は11日にジャパンインベストメントアドバイザー<7172>がマザーズ市場へ上場し、約1ヵ月半ぶりにIPOが再開する。同社は、オペレーション・リースを始めとした金融ソリューション事業を展開する。事業内容に目新しさは欠けるものの、久しぶりのIPO案件でもあり、値幅取り狙いの短期資金が向かう可能性がありそうだ。 《TN》
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