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馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術:半導体関連~切り返す展開を予想~

2018/3/22 18:28 FISCO
*18:28JST 馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術:半導体関連~切り返す展開を予想~ 皆さま、こんにちは。フィスコ企業リサーチレポーターの馬渕磨理子です。 『馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術』と題して、私が普段のトレードで使っている分析ツール「トレードステーション」について、その活用方法を、最新のニュース情報も交えながらお話しする連載です。 具体的にテーマや銘柄を交えてお話しします。今回は、半導体関連についてです。1月下旬から2月上旬の米国株式市場ではNYダウ、ナスダック指数の下落とともに、主力ハイテク株に売りが目立っていました。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も落ち込み、東京市場でも半導体セクターに売り圧力が見られました。しかし、世界的な半導体需要は好調であり、利益確定の売り一巡後は切り返す展開も想定されます。そこで、このタイミングで半導体関連の銘柄を確認しておくことに意義がありそうです。 ●半導体見本市「セミコン・チャイナ2018」が開催 3月16日から国際的な半導体業界団体のSEMIが主催する見本市「セミコン・チャイナ2018」が、中国の上海市で開催されました。各企業が最新製品や技術を披露する場になる「セミコン・チャイナ2018」では、半導体デバイス製造装置・材料、LED、ウエハ処理、MEMS(機械要素部品)などが焦点となっています。めまぐるしい経済成長を遂げるエレクトロニクス製造の拠点となっている中国では、先端半導体や材料などの国産化戦略が掲げられており、ここでの開催は盛況となりました。また、同見本市は毎年開催規模を拡大しており、来年以降も多くの日本企業が参加を予定しているそうです。 ●半導体関連の市場規模 市場調査会社である米Gartnerによると2018年の半導体市場は、2017年の4190億ドルから7.5%増となる4510億ドルになるとの予測を発表しています。同社によると「2016年後半から勢いをつけたメモリ市場の好調が2017年は年間を通して続いたが、2018年もそれが継続する見通しである」とのことです。そのため2018年のメモリ市場規模の予測を236億ドルに引き上げていますので、半導体関連銘柄の利益確定の売り一巡後は切り返す展開が想定されます。 ●代表的な半導体関連銘柄 そこで、具体的に半導体関連銘柄についてフィスコアプリで調べてみたところ、下記の銘柄が代表的とみられています。 内外テック<3374>、石原ケミカル<4462>、テクノクオーツ<5217>、新報国製鉄<5542>、旭ダイヤモンド工業<6140>、タツモ<6266>、アピックヤマダ<6300>、石井工作研究所<6314>、ローツェ<6323>、テセック<6337>、サムコ<6387>、CKD<6407>、シーシーエス<6669>、テックポイント・インク<6697>、リオン<6823>、日本電子材料<6855>、東京エレクトロン<8035> ●マトリックスでザラ場の空気を読む テックポイント・インク<6697>は半導体のファブレスメーカーで米シリコンバレーに本拠を置いておいます。監視カメラ向けや車載向け半導体分野で競争力が高いです。19年12月期の業績観測が報じられており、営業利益は今期予想比4倍強の12億円程度になりそうで、売上高は同25%増の50億円程度とみられています。 例えば、3月15日のマトリックスを見てみると2300円で出来高が15%と急上昇していることがわかります。出来高バーの色の濃さを見ると後場にボリュームアップしていることがわかります。5分足チャートで確認すると、後場に2300円水準で4回上値を抑えられていますが、5回目で抵抗線を上抜けたことが確認できます。そのまま、大引けを迎えましたので、翌日以降の値動きが期待できそうです。 次回も、このような形で、話題のニュースから読み解いたテーマとトレードステーションのツールについてお話します。 ※「馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術」は、米国TradeStation Groupが開発したトレーディングツール「トレードステーション」の日本語版(マネックス証券が提供)を馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしたものです。開発会社や日本語版提供会社との見解とは異なる場合があります。 (フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子) 《DM》
関連銘柄 17件
3374 東証スタンダード
2,223
11/22 15:30
+41(1.88%)
時価総額 7,898百万円
空気圧機器、真空機器、温度調節機器などを扱う専門商社。半導体・FPD製造装置などの組立、保守メンテナンス等行う受託製造事業も。東京エレクトロンが主要取引先。製造機能、保守・メンテナンス機能の強化図る。 記:2024/10/13
4462 東証プライム
2,604
11/22 15:30
+137(5.55%)
時価総額 40,633百万円
金属表面処理剤、苛性ソーダ等の工業薬品、自動車用化学製品、電子材料を手掛ける。1900年創業。鉛フリー錫、錫合金めっき液で国内トップシェア。新車用コーティング剤の取り扱いディーラーの拡大等に取り組む。 記:2024/08/19
5217 東証スタンダード
5,600
9/26 15:00
+250(4.67%)
時価総額 21,840百万円
ジーエルサイエンス傘下の半導体用石英製品メーカー。米アプライドマテリアルズ、東京エレクトロンが主顧客。足元の受注残高は高水準維持。ジーエルサイエンスと共同持株会社を設立し、経営統合を行うことで基本合意。 記:2024/04/29
5542 東証スタンダード
1,241
11/22 14:03
-5(-0.4%)
時価総額 4,356百万円
低熱膨張合金メーカー。半導体・FPD製造装置向け低熱膨張合金、製鉄所向け耐熱鋼等を手掛ける。キヤノン、ニコン等が主要取引先。日本製鉄が筆頭株主。埼玉県川越市に本社。積極的な研究開発、設備投資等に取り組む。 記:2024/10/07
6140 東証プライム
816
11/22 15:30
±0(0%)
時価総額 42,341百万円
ダイヤモンド工具の総合メーカー。1937年創業。電着ダイヤモンドワイヤ、各種ウェーハ面研削用ダイヤモンドホイール等の製造・販売を行う。配当性向50%以上目安。パワー半導体用関連工具の開発・供給体制を強化。 記:2024/08/09
6266 東証プライム
2,787
11/22 15:30
-25(-0.89%)
時価総額 41,365百万円
塗布装置等の半導体装置、半導体製造装置向け搬送装置などを手掛けるプロセス機器事業が主力。表面処理用機器事業、金型・樹脂成形事業も展開。岡山県岡山市に本社。液晶カラーフィルター用塗布装置で高シェア。 記:2024/10/09
6300 東証2部
568
7/29 15:00
-1(-0.18%)
時価総額 7,366百万円
半導体後工程用装置が主力。金型から装置までの一貫生産に強み。ヤマハ発動機が新川を子会社化し、ヤマハスーパーロボティクスHDに社名変更した新川が同社をTOBする形で3社が事業統合へ。7月30日付で上場廃止。 記:2019/07/13
6314 JQスタンダード
320
6/26 15:00
+1(0.31%)
時価総額 2,496百万円
半導体製造後工程装置、個人住宅向けホームエレベータの製造販売などを行う。モバイルクリエイト傘下。ドローン関連。車載用製造装置は受注増。モバイルクリエイトと共同持株会社設立。18年6月27日付けで上場廃止。 記:2018/07/17
6323 東証プライム
1,775.5
11/22 15:30
+14.5(0.82%)
時価総額 313,198百万円
世界シェアトップクラスの半導体ウエハ搬送装置メーカー。広島県福山市に本社。サムスングループなどが主要取引先。細胞培養装置等の製造・販売も。半導体・FPD関連装置事業では生産システムの強化等に取り組む。 記:2024/08/09
6337 東証スタンダード
1,488
11/22 15:30
+11(0.74%)
時価総額 8,599百万円
半導体検査装置メーカー。半導体性能測定の「テスタ」、半導体の性能ごとに分類・選別する「ハンドラ」等を手掛ける。大電流・高電圧対応のテストシステムで高シェア。パワーデバイス用テスタ等で顧客基盤拡大図る。 記:2024/08/09
6387 東証プライム
2,968
11/22 15:30
+29(0.99%)
時価総額 23,872百万円
電子部品製造装置メーカー。CVD装置、ドライエッチング装置、ドライ洗浄装置等の製造・販売を行う。京都府京都市に本社。プラズマを用いたプロセス技術が強み。海外販売の拡大、成膜装置の販売強化などに注力。 記:2024/10/04
6407 東証プライム
2,506
11/22 15:30
-9(-0.36%)
時価総額 170,180百万円
空気圧機器、駆動機器、自動機械装置等を手掛ける機械メーカー。愛知県小牧市に本社。空気圧機器で国内シェアトップクラス。流体制御技術などが強み。配当性向40%目安。グローバル化の加速で海外市場の拡大図る。 記:2024/10/04
6669 JQスタンダード
4,095
6/26 14:58
-95(-2.27%)
時価総額 22,187百万円
画像処理用LED照明のトップ企業。半導体など製造業の工場生産ラインで使用される製品検査用画像処理装置向け主体。アグリバイオ向け等も展開。オプテックス傘下。国内外で売上が拡大、18.12期1Qは大幅増収益。 記:2018/06/29
6697 東証グロース(外国株)
1,229
11/22 15:30
-4(-0.32%)
時価総額 22,841百万円
監視カメラシステム及び車載カメラシステム向け半導体の設計・販売等を行うファブレス半導体メーカー。独自のHDビデオ接続技術に強み。米国に設計拠点。中国向け売上比率が高い。積極的な新製品試作等に取り組む。 記:2024/08/27
6823 東証プライム
2,417
11/22 15:30
+11(0.46%)
時価総額 29,819百万円
補聴器で国内トップシェア。1944年創業。1948年に国内初の量産型補聴器を開発。医用検査機器、微粒子計測器、音響・振動計測器等も手掛ける。補聴器など医療機器事業では新製品投入によるラインナップ拡充図る。 記:2024/08/30
6855 東証スタンダード
2,136
11/22 15:30
+6(0.28%)
時価総額 27,014百万円
半導体検査部品「プローブカード」で国内トップシェア。蛍光表示管用フイラメントなど電子管部品も手掛ける。キオクシアなどが主要取引先。海外半導体メーカー向けの拡販に注力。27.3期売上高300億円目指す。 記:2024/06/13
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07