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株価は支持率に左右されるものにあらず、SMBC日興証券(花田浩菜)

2018/3/22 12:06 FISCO
*12:06JST 株価は支持率に左右されるものにあらず、SMBC日興証券(花田浩菜) こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。 3/22付の「DailyOutlook」では、安倍内閣の支持率と株価について考察しているのでご紹介します。 まず同レポートでは、『森友学園問題をきっかけとして安倍内閣の支持率が低下している。また、日本株市場の足元の軟調な動きは、米国の保護主義政策への警戒感やFOMCを前にした様子見ムードの高まりが背景にあるとみられるものの、内閣支持率の低下も要因の1つだろう』と伝えています。 続けて、株価と支持率の関係をみると、大まかな傾向として支持率が上昇する局面では株高、支持率が低下している局面では株安という傾向がみられることを挙げ、『ただ、両者の連動性は必ずしも高くない。一例として、アベノミクス以降で安倍内閣の支持率の低下が目立った2局面をみてみよう。なお、この2局面では「支持しない」が「支持する」を上回っていた。2015年夏の支持率低下は安全保障法制等によるものだ。ただ、このときの株価は支持率よりも主に中国の景気悪化懸念の影響を受けたとみられる。また2017年の局面では、株価はむしろ上昇していた』と分析しています。 さらに、『中長期の視点でみると株価に影響を及ぼしているのは主として内外経済の状況であり、企業業績だと考えられる。支持率が低下し政権運営が滞った場合の景気への影響を懸念する向きもあるだろう。しかし、現状の景気は自律的な回復期間に入っており、政府による財政出動に大きく依存する状況にないとみられるため、政権の不安定さが景気に与える影響は限定的と考えられる。内閣支持率の低下を嫌気した株価調整局面は、投資機会とみていいだろう』とまとめています。 レポートでは、『株価と内閣支持率の推移』『アベノミクス以降の株価と内閣支持率』のグラフが掲載されていますので、詳しくは3/22付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。 また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。 花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。 フィスコリサーチレポーター花田浩菜 《ST》