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タカトリ、山洋電気、IHIなど

2021/4/27 15:44 FISCO
<2664> カワチ薬品 2424 -144大幅続落。前日に21年3月期の決算を発表、営業利益は106億円で前期比86.1%増益、従来予想の95億円を上振れている。一方、22年3月期は75億円で同29.0%の減益見通しとしている。感染症予防関連商材や外出自粛に伴う関連商材の販売増効果などが縮小、売上の減少を想定している。減益への転落懸念は織り込まれていたものの、減益幅は想定以上との見方が優勢になっている。 <6338> タカトリ 1029 +150ストップ高比例配分。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業損益は従来の1.1億円の赤字から一転、1.6億円の黒字に増額している。遅延していた海外案件の新規装置の立ち上げ作業、既存装置の改造作業が再開されたことを上振れの要因としている。第1四半期は赤字決算であったため、想定以上の収益改善と捉えられている。据え置きの通期予想の上振れなどを期待する動きも優勢に。 <6516> 山洋電気 6880 +1000ストップ高。前日に業績・配当予想の上方修正を発表、営業利益は従来の36億円から48.3億円に増額、年間配当金も80円計画から90円に引き上げた。これを受けて買い優勢となっていたが、本日の取引時間中に決算を発表、22年3月期営業利益は105億円で前期比2.2倍の見通しとしているほか、年間配当金は115円と前期比25円の増配を発表、想定以上の業績拡大見通しを受けて一段と評価の高まる動きになった。 <3635> コーエーテクモ 4795 -80大幅続落。前日に21年3月期決算を発表、営業利益は244億円で前期比73.0%増、第3四半期決算時に上方修正した水準の220億円を上振れた。年間配当金も100円から117円に再度引き上げた。一方、22年3月期は245億円で同0.4%増と横ばいにとどまる見込み。保守的な計画とみられるが、ネガティブ視する動きに。また、中期計画では24年3月期300億円を計画、こちらもやや期待外れと捉えられた。 <9509> 北海電力 481 +25大幅高。前日に21年3月期の上方修正を発表、経常利益は従来予想の300億円から410億円、前期比25.6%増益に引き上げ、一転して増益見通しとなる。1月の寒波によって送配電事業が上振れたようだ。第3四半期決算時にも200億円から300億円に上方修正しており、再度の上方修正の形となる。収益水準の回復による今後の配当水準の改善なども期待する動きが優勢に。 <7013> IHI 2246 +124大幅続伸。前日に業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来の200億円から270億円にまで引き上げ、ライフサイクルビジネスの上振れなどが主因のもよう。また、旧愛知事業所など22年3月期に反映される資産譲渡も発表、約215億円の売却益計上を織り込んでいるようだ。積極的な資産売却によって、今後の投資原資を確保していく動きを評価する動きも優勢に。 <4185> JSR 3425 -5もみ合い。前日に21年3月期決算を発表、営業損益は616億円の赤字、従来予想の165億円を大幅に下回った。コア営業利益は想定を上振れたが、エラストマー事業における減損損失を772億円計上したことが下振れ要因。一方、22年3月期は530億円の黒字に転換見込みで、市場予想の460億円も大きく上回る。エラストマー事業が想定以上に改善へ。減損規模にはインパクトだが、積極的な構造改革策を評価の動きも。 <4005> 住友化 565 +11急反発。前日に業績予想の上方修正を発表、通期営業利益は従来の1100億円から1370億円、前期比0.4%減にまで引き上げ。コンセンサスは1200億円程度であったとみられる。石化市況の上昇や経費削減効果、想定された減損の未発生などが上振れ要因となったもよう。年間配当金計画も12円から15円に引き上げている。想定以上の上方修正を好感、増配アナウンスもインパクトにつながっているようだ。 <7751> キヤノン 2617 -35急反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は706億円で前年同期比2.1倍の水準となった。市場予想は370億円程度であったとみられ、大幅に上回った。通期営業利益は従来の1585億円から1980億円に上方修正。年間配当金も前期の80円から90円に引き上げる計画で、好業績を評価する展開から朝方は買いが先行して始まった。ただ、連騰警戒感や全般の弱地合いから次第に利益確定売りが膨らむ形に。 <6988> 日東電 9060 -350大幅反落。前日に21年3月期決算を発表、営業利益は938億円で前期比34.5%増、ロイヤリティ収入の後ろ倒しなどがあったものの、コンセンサスもやや上回った。一方、22年3月期は1050億円で同11.9%増益を見込む。TV用偏光板などは厳しい計画となっているが、ほぼ市場予想通りの水準。年間配当金も前期比20円増の220円を計画。総じてポジティブだが、サプライズは限定的で出尽くし感が先行した。 《ST》
関連銘柄 10件
2664 東証プライム
2,490
11/25 15:30
+12(0.48%)
時価総額 61,212百万円
東日本中心にドラッグストアを運営。売場面積600~1000坪のメガドラッグストアが中心。1960年創業。栃木県小山市に本社。グループ店舗数は370店舗超。調剤併設型店舗の新規出店、まとめ買いの促進図る。 記:2024/10/27
1,673
11/25 15:30
+32(1.95%)
時価総額 562,290百万円
コーエー、テクモの経営統合によって誕生した持株会社。信長の野望シリーズ、無双シリーズなどゲーム・モバイルコンテンツの開発等を行う。IP事業は三国志・戦略版が収益貢献。アミューズメント施設は売上順調。 記:2024/10/28
4005 東証プライム
375.7
11/25 15:30
+2.1(0.56%)
時価総額 622,617百万円
大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
4185 東証プライム
4,335
6/24 15:00
±0(0%)
時価総額 903,414百万円
大手化学メーカー。半導体材料やディスプレイ材料に加え、バイオプロセス材料や診断薬材料、ABS樹脂等を提供。合成樹脂事業は足踏み。24.3期3Qはライフサイエンス事業が増収。CDMO事業の新工場稼働が寄与。 記:2024/03/04
6338 東証スタンダード
1,884
11/25 15:30
-6(-0.32%)
時価総額 10,345百万円
産業機械メーカー。パワー半導体材料(SiC)向け加工機で世界トップシェア。液晶パネル研磨洗浄工程装置、繊維加工機器、医療機器等も。海外売上高比率が高い。半導体製造機器ではパワー半導体向け装置が販売順調。 記:2024/07/26
6516 東証プライム
8,220
11/25 15:30
-50(-0.6%)
時価総額 106,630百万円
冷却ファン、無停電電源装置、サーボモータの生産・販売等を行う。1927年創業。電気機器販売事業、電気工事事業等も手掛ける。日本、フィリピンなどに生産拠点。高性能、高信頼製品の製造・販売などに注力。 記:2024/09/02
6988 東証プライム
2,458.5
11/25 15:30
+55(2.29%)
時価総額 1,737,572百万円
1918年創業の高機能材料メーカー。偏光板やフレキシブルプリント基板等のオプトロニクス部門、インダストリアルテープ部門が柱。核酸の受託製造、衛生材料等も。情報機能材料ではハイエンド製品向けに注力。 記:2024/09/02
7013 東証プライム
8,313
11/25 15:30
-216(-2.53%)
時価総額 1,285,855百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
7751 東証プライム
5,056
11/25 15:30
+2(0.04%)
時価総額 6,743,506百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21
9509 東証プライム
848.5
11/25 15:30
+7.3(0.87%)
時価総額 182,675百万円
北海道を管轄する電力会社。原発停止で火力と他社受電が柱に。ガス小売等も手掛ける。連結子会社に北海道電力ネットワーク、北海電気工事など。販売電力量は足踏みを見込む。石狩湾新港発電所は30年度に運転開始予定。 記:2024/06/09