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アクセル、エフテック、ツムラなど

2021/3/26 16:07 FISCO
<1712> ダイセキS 885 +47大幅高。19日に業績予想の上方修正を発表、営業益は従来予想の9.7億円から12億円に。土壌汚染調査・処理事業の回復が想定以上で、中京地域の大型インフラ整備工事関連の処理がスタート。業務効率化やコスト削減策の推進効果で利益率も想定以上の改善。第3四半期累計では2割強の減益だったため、期待以上の減益率縮小と捉えられた。これを受け22日に急伸した後、一旦は弱含んだが、本日は改めて好業績が見直された。 <5486> 日立金 1785 -41大幅反落。日立製作所が売却方針を固めたと報じられている。現在、米投資ファンドのKKRと産業革新投資機構の連合、米投資ファンドのベインキャピタルと日本産業パートナーズの連合の2陣営が最終候補になっているもよう。買収総額は7000億円を超えるとされている。ただ、足元の株価は昨年来の高値圏にあり、現在の時価総額は7600億円程度の水準、TOBプレミアムなどは期待しにくいとの見方が優勢になっている。 <7212> エフテック 788 +85大幅続伸。前日に業績予想の修正を発表している。営業利益は従来予想の24億円から36億円に増額修正。中国の増産や経費の全般的見直しによる削減、為替影響などが上振れ要因となったもよう。未定としていた期末配当金は前期比2円減配となる8円としている。米国の連結子会社の減損処理によって、最終損益は8億円の赤字予想から9億円の赤字に引き下げているが、本業ベースでの上振れをポジティブに捉える動きが優勢に。 <3408> サカイオーベ 2835 -151大幅反落。サカイ繊維が実施していたTOBが不成立になったことが発表されている。買付予定数の下限である412万7800株に対して、応募株数は393万9239株にとどまったもよう。2月9日にMBOの実施が発表され、その後TOB価格が3000円にまで引き上げられていた。TOBプレミアムの剥落を意識する展開になっているようだ。なお、MBO不成立に伴い、期末配当金は50円を実施するとしている。 <7294> ヨロズ 1377 +21大幅続伸。前日に業績修正を発表している。減損損失の計上や繰延税金資産の計上など特別損失の計上によって、最終損益は従来予想の15億円の赤字から80億円の赤字に下方修正している。一方、営業損益は従来の7億円の赤字から一転2億円の黒字に上方修正。国内拠点における収益の改善などが要因のもよう。本業ベースでの回復進展について、無配としていた期末配当金は13円としており、ポジティブなインパクトにつながる。 <7013> IHI 2273 +111大幅続伸。SMBC証券では投資判断「1」を継続で、目標株価を2500円から2700円に引き上げている。航空エンジン事業の業績回復ストーリーは不変との評価。スペアパーツ事業売上高は順調に回復基調が続き、当面2ケタの売上拡大が続くとの見方。また、60億円程度の資産売却などを前提として、22年3月期営業利益は416億円から480億円にまで上方修正しているようだ。 <4552> JCRファーマ 3565 +185大幅続伸。前日に21年3月期の業績上方修正を発表している。営業利益は従来の60億円から90億円、前期比2.8倍の水準にまで引き上げている。契約金収入が想定を上回ったことが上方修正の要因としている。アストラゼネカとのコロナワクチン原液製造受託などで、業績の先行き期待は高かったものの、短期的な業績上振れ幅は想定以上としてポジティブに評価する動きが先行している。 <3086> Jフロント 1090 +8続伸。前日に21年2月期の業績修正を発表、営業損益は従来の206億円の赤字から242億円の赤字に下方修正、店舗閉鎖関連費用の計上のほか、一部の事業・店舗において減損損失を計上する。一方、事業利益は従来の12億円から23億円に上方修正、投資抑制や経費削減の実施に加え、人件費や広告宣伝費なども追加削減を進める。目先の悪材料出尽くし感、今期以降の収益回復を期待する流れにつながった。 <6730> アクセル 1003 +136急伸し、1月22日以来の1000円大台回復。前日に業績予想・配当予想の引き上げを発表。21年3月期営業益は従来予想の1.8億円から5.1億円に上方修正。メモリモジュール製品が計画を大幅に上回る販売見通しとなったようだ。年間配当金も従来の11円から27円に引き上げ、前期比6円の増配となる。上振れ期待はあったものの、第3四半期までは減益決算であったため、ポジティブサプライズになった。 <4540> ツムラ 4185 +320大幅反発。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も3400円から5400円にまで引き上げている。収益貢献し始めている中国事業の価値を織り込んだとしている。生薬プラットフォーム事業の拡大、中国企業買収による中成薬事業の拡大、漢方薬を中国で販売する新規事業の貢献などによる同事業の成長で、株式市場の期待が再度集まる可能性があるとしている。 《ST》
関連銘柄 10件
1712 東証スタンダード
1,221
11/25 15:30
+10(0.83%)
時価総額 20,546百万円
土壌汚染調査・処理事業が主力。廃石膏ボードリサイクル、バイオディーゼル燃料の製造販売、太陽光パネル処理等も手掛ける。価格優位性などが強み。土壌汚染調査・処理事業ではコンサル営業の強化等に取り組む。 記:2024/08/10
1,755.5
11/25 15:30
+36.5(2.12%)
時価総額 474,979百万円
大丸と松坂屋HDが経営統合して誕生した持株会社。パルコ等も傘下に収める。百貨店事業が主力。SC事業、デベロッパー事業、決済・金融事業も。27.2期ROE8%以上目標。心斎橋店などはインバウンド売上が好調。 記:2024/10/24
3,810
12/9 14:59
+15(0.4%)
時価総額 24,521百万円
染色加工会社。テキストタイルを中心とした各種織・編物の染色整理加工に加え、繊維製品の製造、販売、制御機器の設計、製作、販売も行う。22.3期1Qは主力の染色加工が増収となった。繊維や制御機器をカバーした。 記:2021/09/24
4540 東証プライム
4,751
11/25 15:30
-107(-2.2%)
時価総額 364,677百万円
漢方薬最大手。1893年創業。医療用漢方製剤で国内トップシェア。高齢者、がん、女性関連が重点領域。大建中湯や補中益気湯、抑肝散などが主力。メディカルサイトの拡充、中国における生薬・飲片の売上拡大図る。 記:2024/10/20
4552 東証プライム
721
11/25 15:30
-3(-0.41%)
時価総額 93,504百万円
遺伝子組換え天然型ヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト」が主力。ムコ多糖症II型治療薬「イズカーゴ」等も手掛ける。メディパルHDが筆頭株主。血液脳関門通過技術を適用した新薬の研究開発などに取り組む。 記:2024/08/01
5486 東証プライム
2,177
12/28 15:00
-3(-0.14%)
時価総額 933,724百万円
高機能材料メーカー。高級特殊鋼、希土類磁石、素形材製品が柱。23.3期1Qは需要回復。通期でも収益好転を見込む。米国ファンドが遅延していたTOBを開始。TOB価格は2181円。TOB成立ならば上場廃止に。 記:2022/10/15
6730 東証スタンダード
1,311
11/25 15:30
+17(1.31%)
時価総額 14,699百万円
ファブレス半導体メーカー。遊技機器向けグラフィックスLSIで国内トップシェア。AI、ブロックチェーン等を活用した新規事業も展開。パチンコ・パチスロ機向けグラフィックスLSIは47万個の販売見込む。 記:2024/06/11
7013 東証プライム
8,313
11/25 15:30
-216(-2.53%)
時価総額 1,285,855百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
7212 東証スタンダード
504
11/25 15:30
±0(0%)
時価総額 9,431百万円
ホンダ系の自動車部品メーカー。サスペンションなどのシャシー部品専門。ホンダ向け中心に、国内自動車各社や米GMなどと取引。研究開発力などが強み。25.3期は2桁営業増益を見込む。北米が全体収益牽引へ。 記:2024/07/04
7294 東証プライム
1,166
11/25 15:30
-14(-1.19%)
時価総額 29,215百万円
自動車部品メーカー。サスペンション部品で国内シェアトップクラス。日産自動車等が主要取引先。トラクター用フロントフレーム等の製造・販売も。27.3期売上2100億円目標。主要顧客向け電動車用製品の拡販図る。 記:2024/07/07