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日経平均は小幅反落、売り買い一巡後は雲下限の38200円水準でのもみ合い

2024/5/13 15:30 FISCO
*15:30JST 日経平均は小幅反落、売り買い一巡後は雲下限の38200円水準でのもみ合い 10日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は125.08ドル高(+0.32%)の39512.84ドル、ナスダックは5.39ポイント安(-0.03%)の16340.87、S&P500は8.60ポイント高(+0.16%)の5222.68で取引を終了した。ソフトランディング期待を受けた買いに、寄り付き後、上昇。その後発表された5月ミシガン大消費者信頼感指数が大幅悪化し昨年11月来の低水準となったため景気減速懸念に相場は失速。同指数の期待インフレ率が予想外に上昇したほか米連邦準備制度理事会(FRB)高官の年内の利下げを否定するタカ派発言を受け、長期金利の上昇が重しとなりハイテクは下落に転じた。終盤にかけダウは再び上げ幅を拡大したが、ナスダックはプラス圏を回復できずまちまちで終了。 米国株が高安まちまちだったことから、週明けの東京市場も小動きで取引を開始。38000円割れから押し目買いが入ったことで切り返す場面もみられたが、買いは続かず。決算発表銘柄を中心とした売買が続いたことから指数は方向感に乏しく、日経平均は日足の一目均衡表の雲下限が位置する38200円水準でのもみ合いとなった。 大引けの日経平均は前営業日比49.65円安(-0.13%)の38179.46円となった。東証プライム市場の売買高は19億7474万株、売買代金は4兆6093億円。業種別では、不動産業、建設業、水産・農林業、金属製品、輸送用機器などが下落した一方、繊維製品、その他製品、精密機器、空運業、ガラス・土石製品などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は48%、対して値下がり銘柄は48%となっている。 日経平均採用銘柄では、先週末に決算を発表した東エレク<8035>は今期増益見通しだが、市場の期待値には届かないとの見方が強かったことから売り買いが交錯しマイナスで終えた。このほか、コムシスHD<1721>、三井不動産<8801>、クボタ<6326>、オークマ<6103>、セコム<9735>も決算内容が嫌気されて売られた。また、後場に決算を発表した清水建設<1803>、大成建設<1801>がそろって大幅安となった。 ミネベアミツミ<6479>は今期業績予想の好調が伝わったことで買い優勢となった。しずおかフィナンシャルグループ<5831>は、自社株消却などが材料視されて買われたほか、オリンパス<7733>も今期大幅増益見通しがポジティブ視されて上昇し年初来高値を更新。また、デンカ<4061>、村田製作所<6981>、AGC<5201>が買われた。このほか、ランチタイムに決算と政策保有株売却を原資とした自社株買いを今後行うと発表した東レ<3402>が後場買われた。 《FA》
関連銘柄 15件
3,337
11/22 15:30
+10(0.3%)
時価総額 443,821百万円
電気通信工事大手。NTTグループを中心に、KDDIやソフトバンク、楽天モバイル向けの通信設備工事を展開。社会システム関連事業等も。受注高は堅調。ITソリューション事業や社会システム関連事業等が受注好調。 記:2024/07/16
1801 東証プライム
6,771
11/22 15:30
-104(-1.51%)
時価総額 1,240,217百万円
1873年創業の大手ゼネコン。建築事業の売上比率が高い。新国立競技場などで施工実績。クアラルンプール国際空港など海外でも実績多数。リニューアル、エンジニアリング事業関連プロジェクトなどに経営資源を配分。 記:2024/08/09
1803 東証プライム
1,166
11/22 15:30
+17.5(1.52%)
時価総額 919,408百万円
1804年創業の大手ゼネコン。麻布台ヒルズ(土木)などで施工実績。チャンギ国際空港第3ターミナルなど海外でも実績多数。日本道路などを傘下に持つ。建設事業は生産体制の再構築などで収益力向上を目指す。 記:2024/10/10
3402 東証プライム
935
11/22 15:30
+13.1(1.42%)
時価総額 1,525,435百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
4061 東証プライム
2,131
11/22 15:30
+13.5(0.64%)
時価総額 188,713百万円
1915年設立の総合化学メーカー。クロロプレンゴム、球状シリカと世界トップシェア。電子回路基板や半導体工程用材料、ワクチン、肥料、ABS樹脂等も手掛ける。アセチレンブラックの生産・販売体制の強化に注力。 記:2024/10/08
5201 東証プライム
4,623
11/22 15:30
+1(0.02%)
時価総額 1,005,202百万円
1907年創立の素材メーカー。建築ガラスや自動車用ガラス、塩化ビニル等の化学品、医薬品・農薬等を手掛ける。フロート板ガラス、自動車用ガラスなどで世界トップシェア。26.12期営業利益2300億円目標。 記:2024/10/07
1,326.5
11/22 15:30
+3(0.23%)
時価総額 789,439百万円
静岡県地盤の地方銀行「静岡銀行」を中核とする持株会社。静銀経営コンサルティング、静銀リース等も傘下に持つ。持分法適用関連会社にマネックスグループ。総資産は16兆円超。預金、貸出金シェアで県内トップ。 記:2024/08/26
6103 東証プライム
3,110
11/22 15:30
+50(1.63%)
時価総額 209,956百万円
1898年創業の大手工作機械メーカー。愛知県丹羽郡に本社。マシニングセンタが主力。NC旋盤、複合加工機、NC研削盤等も。海外売上比率は6割超。スマートマシン、スマートファクトリーソリューションを強化。 記:2024/08/06
6326 東証プライム
1,909.5
11/22 15:30
+10.5(0.55%)
時価総額 2,246,846百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6479 東証プライム
2,435.5
11/22 15:30
-44.5(-1.79%)
時価総額 1,040,156百万円
ミネベア、ミツミ電機の経営統合で誕生した総合精密部品メーカー。ミニチュアボールベアリングなどで世界トップシェア。超精密機械加工技術が強み。配当性向は20%程度目処。高付加価値製品の拡販などに注力。 記:2024/08/06
6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(-0.31%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7733 東証プライム
2,458.5
11/22 15:30
-19.5(-0.79%)
時価総額 2,895,375百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8801 東証プライム
1,257
11/22 15:30
+11.5(0.92%)
時価総額 3,534,336百万円
大手総合デベロッパー。オフィスビル、商業施設等の賃貸が主力。連結子会社に三井不動産レジデンシャル、三井不動産リアルティ、東京ドームなど。データセンター事業の強化図る。27.3期純利益2700億円以上目標。 記:2024/08/30
9735 東証プライム
5,192
11/22 15:30
+72(1.41%)
時価総額 2,422,587百万円
国内初の警備保障会社。事業所向け・家庭向けオンライン・セキュリティシステム、常駐警備、現金護送等を手掛ける。防災事業、メディカルサービス事業等も。システムセキュリティ、入退室管理システム等の拡販図る。 記:2024/08/01