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ヒトコムHD Research Memo(11):マーケティングの未来創造企業グループとしての新たな挑戦(2)

2020/6/12 15:21 FISCO
*15:21JST ヒトコムHD Research Memo(11):マーケティングの未来創造企業グループとしての新たな挑戦(2) ■ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス<4433>の中長期の成長戦略 3. 社内ファンドを通じたベンチャー企業支援とITソリューションによる営業支援の強化 2020年1月に、社内ベンチャー・キャピタル・ファンド「ヒトコム・マーケティング未来創造ファンドI」(総投資枠10億円)を創設し、これまで2社に出資した。狙いは、先進的なテクノロジー分野において、今後の成長が期待され、同社グループとの業務シナジー創出が見込まれる有望なスタートアップ企業と、出資関係を含めた連携を強化することにある。同社グループが有する営業支援プラットフォームの「ヒト力」を活用したインキュベーション機能を発揮して、スタートアップ企業の育成・成長の拡大に寄与する。同時に、同社グループが提供するサービスのIT力を高めて付加価値を増大することで、Win-Winの関係を築く。 投資第1号案件となったのは、京都市に本社を置く(株)アドインテである。スマートフォンの位置情報を活用する独自のIoTハード端末「AIBeacon」を開発した。端末で取得したデータを基に屋外行動データを活用して、生活動線系メディアの付加価値化を推進する。集積したデータを商材やサービスと結び付けることで、販売活動の効率化・ターゲティング広告への利活用につなげる。 第2号案件は、(株)スタジアム(本社:東京都港区)である。採用活動のスピードアップを支援するWeb面接に特化したクラウド型採用管理システム「インタビューメーカー」を展開し、1,100社以上に導入されている。日本マーケティングリサーチ機構調べの2020年度「ブランドのイメージ調査」(2020年2月度)では、「顧客満足度」「学生満足度の高い面接ツール」「人事担当者が推奨するWeb面接ツール」「人事担当者が選ぶサポートが万全の面接ツール」「人事担当者が選ぶセキュリティが安心の面接ツール」の部門で、いずれも1位となった。スタジアムは2020年3月に、最大1,000名まで同時配信可能なオンライン説明会機能「imセミナー」をリリースした。この機能を使うことで、企業は就活生向けの会社説明会をオンラインで開催することができる。 これに伴い同社グループは、営業・販売・サービス分野に特化した人事支援サービスを立ち上げた。ITを活用し、“募集〜採用〜育成〜定着”をトータルでサポートする。遠隔面接・録画面接・音声解析により応募管理の効率化・面接実施率をアップさせるとともに、採用担当者の面接スキルチェックや採用効果分析も可能にする。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健) 《EY》
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時価総額 14,946百万円
販売・営業に特化したアウトソーシング事業が主力。人材派遣事業やEC・TC支援事業、ホールセール事業も。空港グラハン事業は海外航空会社等からの問い合わせが増加。中計では28.8期売上高939億円目標。 記:2024/06/07