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17日の香港市場概況:ハンセン1.3%安で反落、百度は4.6%下落

2023/2/17 18:00 FISCO
*18:00JST 17日の香港市場概況:ハンセン1.3%安で反落、百度は4.6%下落 17日の香港市場は、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比267.86ポイント(1.28%)安の20719.81ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が98.68ポイント(1.39%)安の6991.27ポイントとそろって反落した。売買代金は897億3940万香港ドルに縮小している(16日は1229億440万香港ドル)。 内外の株安が投資家心理の重しとなる流れ。米金融引き締めの長期化懸念で昨夜の米株が売られたことや、高寄りした本土株が安く引けたことを嫌気した。香港の人口減もマイナス。香港政府統計処は16日、2022年末の人口が速報値で733万3200人となり、前年末比で6万8300人(0.9%)減少したと報告した。人口の減少は3年連続となる。経済成長の足かせになると危ぐされた。香港の各指数は中盤から下げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、インターネット検索中国最大手の百度集団(9888/HK)が4.6%安、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が3.5%安、中国スマートフォン大手の小米集団(1810/HK)が3.3%安と下げが目立った。 中国ネット株も安い。上記した百度集団のほか、美団(3690/HK)が2.8%、阿里巴巴集団HD(9988/HK)が2.6%、騰訊HD(700/HK)が2.3%ずつ下落した。ハンセン科技(テック)指数は2.5%安と他の指数をアンダーパフォームしている。 香港に拠点を置く小売や不動産、外食などの銘柄群もさえない。周大福珠宝集団(1929/HK)が3.3%安、莎莎国際HD(178/HK)が2.1%安、新世界発展(17/HK)が2.0%安、九龍倉置業地産投資(1997/HK)が1.9%安、大快活集団(52/HK)が2.1%安、大家楽集団(341/HK)が1.9%安で引けた。 EVを中心に、中国自動車セクターも売られる。理想汽車(2015/HK)が4.1%安、蔚来集団(9866/HK)が4.0%安、比亜迪(1211/HK)が2.4%安で取引を終えた。 一方、本土市場は3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.77%安の3224.02ポイントで取引を終了した。ITハイテク株が安い。消費関連株、公益株、不動産株、金融株、運輸株、インフラ関連株なども売られた。半面、石炭株は高い。素材株、医薬品株も買われた。 亜州リサーチ(株) 《CS》