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9日の香港市場概況:ハンセン1.6%高で反発、小米8.5%上昇

2023/2/9 18:00 FISCO
*18:00JST 9日の香港市場概況:ハンセン1.6%高で反発、小米8.5%上昇 9日の香港市場は、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比340.84ポイント(1.60%)高の21624.36ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が124.44ポイント(1.73%)高の7313.73ポイントとそろって反発した。売買代金は1177億6470万香港ドルとなっている(8日は1156億140万香港ドル)。 中国の景気持ち直し期待が相場を支える流れ。リオープン(経済再開)進展や、当局の景気テコ入れスタンス継続が改めて材料視された。中国人民銀行(中央銀行)は資金供給を継続。人民銀は7日までリバースレポ取引により連日で市中から資金を引き揚げていたが、8日から供給に転じ、9日は満期分との差引で3870億人民元を市中供給している。また、米中対立を巡る過度な警戒感が薄らいだこともプラスだ。米金融引き締め長期化の警戒感などで安くスタートしたものの、指数は程なくプラスに転じ、引けにかけて上げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、中国スマートフォン(スマホ)大手の小米集団(1810/HK)が8.5%高、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が5.7%高、マカオ・カジノの金沙中国(1928/HK)が5.4%高と上げが目立った。ほか、時価総額上位でインターネットサービス最大手の騰訊HD(700/HK)が3.5%高と3日続伸している。 セクター別では、スマホ関連が高い。上記した小米集団や舜宇光学のほか、高偉電子(1415/HK)が7.3%、瑞声科技HD(2018/HK)が5.9%、丘タイ科技(1478/HK)が5.2%ずつ上昇した。 マカオ・カジノ銘柄も急伸。上述した金沙中国のほか、美高梅中国HD(2282/HK)が9.2%高、新濠国際発展(200/HK)が7.9%高、永利澳門(1128/HK)が7.2%高、澳門博彩HD(880/HK)が4.1%高で引けた。 EV銘柄群もしっかり。浙江零ホウ科技(9863/HK)が4.3%高、比亜迪(1211/HK)と小鵬汽車(9868/HK)がそろって3.1%高、理想汽車(2015/HK)が2.4%高と値を上げた。 中国証券・保険セクターも物色される。中信証券(6030/HK)が3.3%高、中信建投証券(6066/HK)が2.4%高、広発証券(1776/HK)が1.8%高、中国人寿保険(2628/HK)が3.6%高、中国太平洋保険集団(2601/HK)が2.9%高で取引を終えた。 半面、医薬品セクターの一角は安い。永泰生物製薬(6978/HK)が6.1%、広州白雲山医薬集団(874/HK)が2.2%、中国神威薬業集団(2877/HK)が1.7%、緑葉製薬集団(2186/HK)が1.0%ずつ下落した。 一方、本土市場も反発。主要指標の上海総合指数は、前日比1.18%高の3270.38ポイントで取引を終了した。ITハイテク株が高い。消費関連株、金融株、医薬品株、インフラ関連株、素材株、不動産株、運輸株なども買われた。 亜州リサーチ(株) 《CS》