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27日の中国本土市場概況:上海総合0.8%安で続落、資源・素材セクター下げ主導

2021/9/27 16:53 FISCO
*16:53JST 27日の中国本土市場概況:上海総合0.8%安で続落、資源・素材セクター下げ主導 週明け27日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比30.24ポイント(0.84%)安の3582.83ポイント(上海A株指数は0.84%安の3755.06ポイント)と続落した。9月3日以来の安値水準に落ち込んでいる。 国内経済の先行き不安がくすぶる流れ。中国では南方や東北で、電力需給のひっ迫問題が深刻化している。一部エリアで実施された電力の供給制限により、鉄鋼、セメント、化学工業などを中心に多大な影響が広がると懸念される状況だ。また、デフォルトリスクに直面する中国恒大集団(3333/HK)の巨額債務を巡り、不動産業界や周辺産業に打撃を与えるとの不安も続いている。中国人民銀行(中央銀行)の資金供給スタンスを支えに、朝方は指数が上昇する場面がみられたものの、上値は重く、徐々に下げ幅を広げた。(亜州リサーチ編集部) 景気動向に敏感な資源・素材株が下げを主導。中国アルミ(601600/SH)が9.9%安、洛陽モリブデン(603993/SH)が8.4%安、安徽海螺セメント(600585/SH)が4.0%安、宝山鋼鉄(600019/SH)が3.7%安、万華化学集団(600309/SH)が1.5%安で引けた。 ゼネコンや建機、エンジニアリング、発電設備などインフラ投資関連株も急落。中国交通建設(601800/SH)が6.2%安、中国鉄建(601186/SH)が4.5%安、三一重工(600031/SH)が2.7%安、中国冶金科工(601618/SH)と東方電気(600875/SH)がそろってストップ安で取引を終えている。不動産株、公益株、海運株、銀行株なども売られた。 半面、酒造や食品飲料、小売など消費関連株の一角は物色される。貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が9.5%高、重慶ビール(600132/SH)が5.9%高、仏山市海天調味食品(603288/SH)が5.8%高、中国旅遊集団中免(601888/SH)が3.9%高、上海百聯集団(600827/SH)が2.5%高、永輝超市(601933/SH)が2.0%高で取引を終えた。白酒最大手の貴州茅台酒株は約2カ月ぶりの高値水準。ザラバで一時ストップ高した。そのほか医薬品株、保険株、半導体株も買われている。 一方、外貨建てB株相場は上海B株指数が3.65ポイント(1.33%)安の271.09ポイント、深センB株指数が3.22ポイント(0.27%)安の1175.66ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》