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パパネッツ Research Memo(1):既存事業と幅広い顧客へのサービス提供で事業拡大と収益面充実の安定基盤目指す

2023/11/17 15:21 FISCO
*15:21JST パパネッツ Research Memo(1):既存事業と幅広い顧客へのサービス提供で事業拡大と収益面充実の安定基盤目指す ■要約 パパネッツ<9388>は、大都市圏中心に不動産管理会社及びマンスリーマンション運営会社及びハウスメーカー・不動産流通会社等の「御用聴きカンパニー」として、サポート業務を行っている。サポート業務の内訳としては、取引先の管理物件の巡回点検を行う「管理会社サポート事業」、二人体制で家具・家電製品等の大型商材の運搬・開梱・組立・設置までを独自の配送ネットワークで展開する「インテリア・トータルサポート事業」、不動産賃貸のほかコンテナストレージの賃貸などを行う「その他」の3事業である。「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律」(以下、賃貸住宅管理業法)の施行に伴う国土交通省の巡回指導のスタート及び新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)における行動規制や入国規制の緩和によるマンスリーマンションへの入居需要の増加等により、主力である「管理会社サポート事業」の売上高は順調に増加している。 1. 2024年2月期第2四半期の業績概要 2024年2月期第2四半期の業績は、売上高は前年同期比14.9%増の2,193百万円、営業利益は同37.9%増の184百万円、経常利益は同38.9%増の187百万円、中間純利益は同32.7%増の122百万円となった。「管理会社サポート事業」においては、全サービスが前年同期の売上高を上回った。「インテリア・トータルサポート事業」においては、インテリアフェアの開催が徐々に増加し、配送業務にも回復の兆しが見られた。 2. 2024年2月期の業績見通し 2024年2月期の業績は、売上高は前期比9.1%増の4,373百万円、営業利益は同15.5%増の339百万円、経常利益は同8.3%増の318百万円、当期純利益は同2.5%増の207百万円の見込みで、2023年4月の発表と変わりない。同社は、今後、賃貸事業や宿泊関係事業の合理化が必要となる経営環境の下、「管理会社サポート事業」の需要は拡大するものと見ている。「インテリア・トータルサポート事業」ではコロナ禍で減少した企業研修等の短期利用賃貸の再開、清掃作業等のサービス提供の増加が見込まれる。 3. 成長戦略 同社は、設立以来の主力事業である管理会社サポート業務について収益基盤を拡充し、売上高・営業利益を拡大する方針である。同社は、管理会社サポート業務の強化に努めながら、事業領域に囚われない幅広い顧客へのサービスを提供し、事業拡大を目指す。そのために、優先的に取り組む課題として「人財確保・人財育成」「既存サービスの改良」「マーケット開拓」に着手している。中期事業計画の経営指標は2026年2月期に売上高5,400百万円、営業利益415百万円を見込んでいる。 ■Key Points ・2024年2月期第2四半期の業績は大幅な増収増益 ・「管理会社サポート事業」の需要は引き続き拡大する見込み ・2026年2月期までの中期事業計画の経営指標は売上高5,400百万円、営業利益415百万円を見込む (執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞) 《SI》
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建物の定期巡回サービスやレンタルコンテナ点検サービス等の管理会社サポート事業が主力。家具等の配送、組み立て、設置サービスなども。25.2期はマンスリーマンションサポートサービスの受託件数増などを見込む。 記:2024/06/25