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クオールHD Research Memo(7):中期目標の売上高3,000億円、営業利益250億円を目指す

2021/7/6 15:07 FISCO
*15:07JST クオールHD Research Memo(7):中期目標の売上高3,000億円、営業利益250億円を目指す ■中長期の成長戦略と進捗状況 1. 中期成長戦略の全体像 クオールホールディングス<3034>が掲げる中期目標とそれに向けた成長戦略は従来から一貫しており変更はない。中期的な計数目標としては、売上高3,000億円、営業利益250億円という業績目標を掲げている。事業セグメント別では、保険薬局事業の売上高が2021年3月期比で1.7倍増となる2,500億円、医療関連事業で同3.6倍増となる500億円とし、営業利益ではそれぞれ125億円を目標としている。医療関連事業の内訳としては、CSO、CRO、医療系人材紹介派遣事業で売上高200億円、営業利益40億円、医薬品製造販売事業等の新規事業で売上高300億円、営業利益85億円となる。保険薬局事業で着実な成長を図りながら、医療関連事業の規模を一段と拡大し、収益性を高めていくことで、将来的にバランスの取れた収益ポートフォリオの構築を目指していく戦略だ。 成長戦略として、保険薬局事業については1)戦略的出店による規模の拡大と、2)薬局の価値創出、の2つの軸で臨む方針で、この点も従来から変更はないが、重点施策として「在宅調剤の強化」「DXの推進」に注力していくことにしている。一方、医療関連事業については、営業利益率を20%以上に引き上げていく意欲的な戦略となっている。主力のCSO事業、医療系人材紹介派遣事業の積極展開に加えて、医薬品製造販売事業については製造品目数の増加に向けた設備投資の拡大やM&Aも活用し、大手製薬企業との連携を強化していくことで規模の拡大と収益性向上を図る戦略となっている。 以下ではそれぞれの事業セグメントの成長戦略と進捗状況について述べる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《AS》
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保険薬局を全国展開するクオールを中核とする持株会社。薬局事業が主力。店舗数は940店舗超。後発医薬品等の製薬事業、BPO事業も展開。第一三共エスファを子会社化。薬局事業ではM&Aや新規出店で規模拡大図る。 記:2024/10/11