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39000円を若干下回った水準でのこう着【クロージング】

2024/10/8 16:01 FISCO
*16:01JST 39000円を若干下回った水準でのこう着【クロージング】 8日の日経平均は反落。395.20円安の38937.54円(出来高概算17億9000万株)で取引を終えた。米国株安や中東情勢の緊迫化などを背景に売りが先行。その後やや下げ渋る動きもみられたが、円相場が一時147円半ばと円高方向に振れたことから、短期筋による先物売りが出て、日経平均は前引けにかけて下げ幅を広げた。心理的な節目の39000円を下回ったことで押し目を拾う動きがあったものの、後場は39000円を若干下回った水準でのこう着が続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1400に迫り、全体の8割超を占めた。セクター別では、精密機器、電気ガス、鉱業の3業種が上昇。一方、証券商品先物、卸売、輸送用機器、銀行など30業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、テルモ<4543>、ニトリHD<9843>、フジクラ<5803>がしっかりだった半面、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>が軟調だった。 前日の米国市場では、中東情勢緊迫化から原油価格が上昇したほか、米長期金利の上昇も重荷となり、主要な株価指数は下落した。東京市場でもこの流れを引き継ぐ形から売りが先行し、日経平均の下げ幅は一時500円を超える場面があった。さらに、市場の一部では、国慶節の連休明け後の中国・上海市場が上昇しているため、日本市場から投資資金のシフトが加速するのではないかとの思惑もあったようだ。 もっとも、日経平均は反落したが、前日のリバウンドに対する反動とみられる。ただ、日経平均が再び4万円の大台を回復するには材料不足との指摘も多く、今月下旬から本格化する主要企業の決算で通期業績予想の上方修正が出てくるのか見極める必要がありそうだ。また、イランとイスラエルの中東情勢の行方も気がかり材料であり、東証プライムの売買高が18億株を下回る薄商いのなかでは、引き続き積極的な売買は手控えられることになりそうだ。そのため、個別に材料のある銘柄などに短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。 《CS》
関連銘柄 8件
4543 東証プライム
3,059
12/23 15:30
+32(%)
時価総額 4,560,042百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
5803 東証プライム
6,346
12/23 15:30
+102(%)
時価総額 1,877,547百万円
独立系電線メーカー大手。1885年創業。光ファイバケーブルや通信ケーブル、圧力センサ、プリント回路、自動車電装品等を手掛ける。光ファイバ融着接続機に強み。自動車事業部門は収益性改善に引き続き取り組む。 記:2024/08/05
6367 東証プライム
17,600
12/23 15:30
-60(%)
時価総額 5,158,806百万円
空調・冷凍機事業が主力。1924年創業。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。アプライド空調事業、業務用空調ソリューション事業の拡大に注力。 記:2024/11/09
6857 東証プライム
9,000
12/23 15:30
+391(%)
時価総額 6,895,269百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,044
12/23 15:30
+27(%)
時価総額 4,025,474百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
9843 東証プライム
18,380
12/23 15:30
+40(%)
時価総額 2,103,462百万円
家具・インテリア国内最大手。企画、原材料調達、製造、物流、販売の一貫体制を構築。アイテム数は約1万点。自社開発商品比率が高い。島忠を傘下に収める。中国大陸などグローバルチェーン展開の加速などに注力。 記:2024/11/12
9983 東証プライム
53,180
12/23 15:30
+410(%)
時価総額 16,922,993百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,936
12/23 15:30
+176(%)
時価総額 13,135,875百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。スマホ契約数は増加。コンシューマ事業はモバイルサービス、ブロードバンドサービス売上等が順調。 記:2024/11/27