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米金利上昇から利食い売りが先行する格好【クロージング】

2023/10/13 16:04 FISCO
*16:04JST 米金利上昇から利食い売りが先行する格好【クロージング】 13日の日経平均は4日ぶりに反落。178.67円安の32315.99円(出来高概算14億1000万株)で取引を終えた。前日の米国市場では米長期金利が上昇に転じたことから主要株価指数が反落したため、この流れを受けてハイテク関連株中心に売りが先行して始まった。また、連日の上昇で利益確定売りも出ており、日経平均は朝方に節目の32500円を回復した後は、32300円を挟んだこう着となった。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1700を超え、全体の9割超を占めた。セクター別では、鉱業を除く32業種が下落し、繊維製品、サービス、ゴム製品、不動産、証券商品先物の下落が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、SMC<6273>が堅調で、ファーストリテ1銘柄で日経平均を約193円支えた。半面、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>、アステラス薬<4503>、テルモ<4543>、NTTデータG<9613>が軟調だった。 前日の米国市場は、9月の消費者物価指数(CPI)の総合指数が前年比、前月比ともに市場予想を上回り、主要株価指数は反落した。東京市場もこの流れを引き継ぎ、先駆した銘柄を中心に幅広い銘柄が値を消した。また、商品投資顧問(CTA)業者といった海外の短期筋の先物売りが断続的に出たとの観測から、株価水準の押し下げ要因につながった。一方、前日に好決算を発表したファーストリテが一時6%超上昇したことが、相場全体を下支えすることにつながったほか、一部海外メディアが中国の景気刺激策に関する報道を行なったことから、SMCやキーエンス<6861>やローツェ<6323>の設備投資関連株がしっかりだった。 来週も投資家の関心は、米国の金利動向になりそうだ。CPIでは強い結果が示され、再び追加利上げ観測が再浮上する形になっている。来週は週を通じて米連邦準備制度理事会(FRB)関係者の発言機会が多く予定されている。また、16日にニューヨーク連銀製造業景況指数、17日には小売売上高などの経済指標の発表も控える。米国の金融政策の行方が気がかりなだけに、これら金融当局者の発言や経済指標をにらみながら不安定な値動きが続くことになりそうだ。 《CS》
関連銘柄 10件
4503 東証プライム
1,744
10/8 15:00
-15(%)
時価総額 3,201,726百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
4543 東証プライム
2,900.5
10/8 15:00
+57(%)
時価総額 4,323,767百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
9,465
10/8 15:00
+26(%)
時価総額 16,052,261百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6273 東証プライム
64,770
10/8 15:00
-2,040(%)
時価総額 4,363,490百万円
空気圧制御システムメーカー。空圧機器、自動制御機器、各種濾過装置を製造。エア漏れ可視化技術に定評。国内外で製品供給体制の強化図る。半導体業界向け販売は足踏み。販管費は増加。24.3期3Qは業績伸び悩む。 記:2024/04/09
6323 東証プライム
1,987
10/8 15:00
-43(%)
時価総額 350,507百万円
世界シェアトップクラスの半導体ウエハ搬送装置メーカー。広島県福山市に本社。サムスングループなどが主要取引先。細胞培養装置等の製造・販売も。半導体・FPD関連装置事業では生産システムの強化等に取り組む。 記:2024/08/09
6367 東証プライム
19,635
10/8 15:00
-765(%)
時価総額 5,755,293百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6861 東証プライム
67,630
10/8 15:00
-1,770(%)
時価総額 16,448,157百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
8035 東証プライム
25,460
10/8 15:00
-190(%)
時価総額 12,007,776百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9613 東証プライム
2,550.5
10/8 15:00
-18.5(%)
時価総額 3,577,076百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10
9983 東証プライム
50,140
10/8 15:00
-310(%)
時価総額 15,955,601百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10