マーケット
11/26 15:15
38,442.00
-338.14
44,860.31
+123.74
暗号資産
FISCO BTC Index
11/28 2:36:51
14,512,767
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

米利上げ長期化警戒も、中国景気の回復期待が支援材料に【クロージング】

2023/3/1 15:53 FISCO
*15:53JST 米利上げ長期化警戒も、中国景気の回復期待が支援材料に【クロージング】 1日の日経平均は小幅続伸。70.97円高の27516.53円(出来高概算11億2000万株)と2月20日以来6営業日ぶりに心理的な節目である27500円を回復して取引を終えた。前日の米国市場は米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化への不安から主要な株価指数が下落したことから、朝方は金利動向に敏感とされるグロース株などを中心に売りが先行。日経平均は前場中盤にかけて27305.37円まで下げ幅を広げる場面があった。その後は、ハンセン指数が3%を超える上昇を見せるなか、中国景気の改善期待から中国関連株が堅調に推移するなか、日経平均はプラスを回復。もっとも、投資家の関心は米国の金融政策運営の行方に向かっており、27500円前後での動きだった。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1000を超え、全体の6割近くを占めた。セクター別では、鉱業、鉄鋼、非鉄金属、卸売、石油石炭など19業種が上昇。一方、精密機器、海運、医薬品、小売、電気ガスなど13業種が下落し、空運が変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ファナック<6954>、味の素<2802>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、テルモ<4543>、中外薬<4519>、第一三共<4568>が軟化した。 前日の米国市場は、引き続きFRBの利上げ長期化懸念から売り優勢となり、東京市場でも売りが先行して始まった。ただ、米国でバイデン政権が半導体の生産や研究開発を対象とした補助金の申請受付を開始したことを受けて、半導体製造装置のアプライド・マテリアルズが買われたため、半導体関連株に買いが波及した。また、前場終了間際に発表された中国の2月の製造業および非製造業の購買担当者景況指数(PMI)が大幅に上昇し、中国景気の回復期待が支援材料になった。 米国では1日、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁の発言機会や、2月のISM製造業景気指数の発表が予定されている。関係者からは「フェデラルファンド(FF)金利のピークが6%近くまで上昇するとの観測も浮上してきている」との見方もあり、米国の利上げ動向には引き続き注意が必要だ。当面は米国のインフレ圧力の高まりが収束するのか確認するまでは積極的に動けないと考える投資家が多く、全般は方向感の定まらない展開が続きそうだ。 《CS》
関連銘柄 8件
2802 東証プライム
6,225
11/27 15:30
+19(%)
時価総額 3,210,425百万円
国内最大手の調味料メーカー。1909年創業。うま味調味料などで国内トップシェア。調味料・食品を主力に、冷凍食品、医薬用・食品用アミノ酸等も。ヘルスケアやフード&ウェルネス、ICTなどを成長領域に位置付け。 記:2024/08/23
4519 東証プライム
6,576
11/27 15:30
+201(%)
時価総額 11,041,485百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
4543 東証プライム
3,086
11/27 15:30
-10(%)
時価総額 4,600,291百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4568 東証プライム
4,642
11/27 15:30
+92(%)
時価総額 9,038,132百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6857 東証プライム
8,506
11/27 15:30
-328(%)
時価総額 6,516,795百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
3,973
11/27 15:30
-205(%)
時価総額 3,954,800百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,240
11/27 15:30
-410(%)
時価総額 10,489,118百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
51,190
11/27 15:30
-260(%)
時価総額 16,289,733百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25