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米CPIを控え次第に様子見ムード強まるも、売り一巡後が底堅い値動きに【クロージング】

2023/2/13 15:58 FISCO
*15:58JST 米CPIを控え次第に様子見ムード強まるも、売り一巡後が底堅い値動きに【クロージング】 13日の日経平均は反落。243.66円安の27427.32円(出来高概算11億5000万株)で取引を終えた。前週末の米国市場で長期金利の上昇が重荷となる格好からハイテク関連株が売られた流れを引き継ぎ、値がさ株ハイテク株などを中心に売りが優勢となった。日経平均は前場終盤にかけて27266.94円まで下げ幅を広げる場面が見られた。ただし、14日に1月の米消費者物価指数(CPI)の発表を前に、積極的な売買は手控えられており。その後は27400円前後で下げ渋る展開だった。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1100を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、鉱業、海運、鉄鋼、石油石炭など12業種が上昇。一方、精密機器、電気機器、金属製品、その他製品など21業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ホンダ<7267>、セコム<9735>、コムシスHD<1721>、KDDI<9433>、大和ハウス<1925>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、ダイキン<6367>が軟調だった。 米国市場では米ミシガン大学が発表した消費者調査で1年後の予想インフレ率が4.2%と前月から0.3ポイント上昇したため、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ停止など政策転換が遅れるとの見方から米金利が上昇。金利動向に敏感なグロース株中心に売られ、東京市場にも波及した。また、次期日銀総裁に起用される見通しの植田和男氏の過去の発言などから、金融政策修正への思惑が広がったことも手控え要因となった。 もっとも、日銀の新総裁人事を材料にした売買は、先週末の夜間取引と本日の前場の動きでひとまずは織り込まれた形といえよう。このため、投資家の関心は米国の金融政策に向かいやすく、14日のCPIが最大の焦点となりそうだ。CPIの結果が市場予想より大きく上振れすれば、金利が高騰する可能性があり、金利動向に敏感なグロース株安を通じて東京市場にも悪影響が及ぶことも想定される。米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーの発言機会が多数予定されているほか、小売売上高や鉱工業生産指数といった経済指標の発表も控える。 《CS》
関連銘柄 10件
3,240
12/30 15:30
-26(%)
時価総額 430,920百万円
日本コムシス、サンワコムシスエンジニアリング、TOSYS等を傘下に収める持株会社。通信キャリア事業、社会システム関連事業等を手掛ける。通信キャリア事業では周辺ビジネスの強化、営業力強化による新規獲得図る。 記:2024/12/21
1925 東証プライム
4,858
12/30 15:30
-25(%)
時価総額 3,203,749百万円
賃貸住宅事業、商業施設事業、事業施設事業が柱。戸建住宅の注文請負・分譲、マンションの開発・分譲・管理、環境エネルギー事業等も手掛ける。国内住宅事業では分譲事業を強化。米国戸建住宅の供給拡大などに注力。 記:2024/11/12
6367 東証プライム
18,660
12/30 15:30
+10(%)
時価総額 5,469,507百万円
空調・冷凍機事業が主力。1924年創業。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。アプライド空調事業、業務用空調ソリューション事業の拡大に注力。 記:2024/11/09
6857 東証プライム
9,198
12/30 15:30
-249(%)
時価総額 7,046,965百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7267 東証プライム
1,535
12/30 15:30
+4(%)
時価総額 8,104,800百万円
二輪・四輪車メーカー大手。1948年設立。二輪車は世界シェアトップ。除雪機や耕うん機、発電機などのパワープロダクツも手掛ける。エンジンなどに強み。EVラインナップ及び充電サービスの拡大などに取り組む。 記:2024/12/14
8035 東証プライム
24,185
12/30 15:30
-195(%)
時価総額 11,406,444百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向は50%目処。海外売上高比率が高い。積極的な設備投資を継続。 記:2024/12/20
9433 東証プライム
5,042
12/30 15:30
-17(%)
時価総額 11,051,288百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。5G基地局数は業界最多。au PAYカード会員数は980万人超。スマートフォン稼働数は増加傾向。 記:2024/11/09
9735 東証プライム
5,369
12/30 15:30
-35(%)
時価総額 2,505,175百万円
国内初の警備保障会社。事業所向け・家庭向けオンライン・セキュリティシステム、常駐警備、現金護送等を手掛ける。防災事業、メディカルサービス事業等も。システムセキュリティ、入退室管理システム等の拡販図る。 記:2024/08/01
9983 東証プライム
53,820
12/30 15:30
-870(%)
時価総額 17,126,654百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
9,185
12/30 15:30
-69(%)
時価総額 13,501,904百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。スマホ契約数は増加。コンシューマ事業はモバイルサービス、ブロードバンドサービス売上等が順調。 記:2024/11/27