マーケット
10/10 15:15
39,380.89
+102.93
42,454.12
-57.88
暗号資産
FISCO BTC Index
10/11 12:17:30
9,026,152
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

次期日銀総裁報道を受けた円安を材料に買いが先行【クロージング】

2023/2/6 16:05 FISCO
*16:05JST 次期日銀総裁報道を受けた円安を材料に買いが先行【クロージング】 6日の日経平均は4営業日続伸。184.19円高の27693.65円(出来高概算13億1000万株)で取引を終えた。「政府が日銀の黒田東彦総裁の後任人事ついて、雨宮正佳副総裁に就任を打診したことが分かった」と国内メディアが報じたことで、金融緩和政策が継続されるのではないかとの思惑が広がり、円相場が一時1ドル=132円台半ばへと円安が進んだため、輸出関連株中心に幅広く買われ、日経平均は前引け間際に27821.22円まで上げ幅を広げた。ただし、磯崎仁彦官房副長官など政府関係者から、雨宮氏に日銀総裁打診との一部報道について「そのような事実はない」などとする発言が出たことから、円相場が一時1ドル=131円台前半へと円安が一服したこともあり、目先的に利益を確保する動きも見られ、27700円前後での推移が続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1200を超え、全体の7割近くを占めた。セクター別では、卸売、鉱業、石油石炭、海運、不動産など27業種が上昇。一方、銀行、電気機器、空運、サービスの6業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、三菱商<8058>、デンソー<6902>、豊田通商<8015>が堅調だった半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、エーザイ<4523>、ソニーG<6758>が軟化した。 前週末の米国市場は、1月の雇用統計が市場予想を上回る強い結果だったほか、1月のISM非製造業景況指数も大きく改善したため、米金利が上昇。主要株価指数は下落した。ただ、米金利上昇を背景に日米金利差拡大観測から円安傾向にあったため、自動車や機械などを中心に値を上げる銘柄が目立った。また、日銀の次期総裁関連報道を受けて、仮に金融政策が修正されるにしてもマイルドな修正にとどまるとの見方が広がり、短期筋による先物買いも加わり、日経平均の上げ幅は一時300円を超える場面もあった。 米国では、次回3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)までにはまだ2回のCPIなどのインフレ指標の発表が控えており、インフレの鈍化傾向が継続して示されるのか確認する必要があるだろう。国内でも、物価の高騰が続くなか、金融政策の正常化へ向けた動きは不変とみる向きも多い。また、本格化する国内企業の決算を見ても、通期業績予想を下方修正するところが多く、先行きの業績を慎重に見ている投資家は少なくない。目先は戻り売りをこなしながらの展開が続きそうだ。 《FA》
関連銘柄 9件
4523 東証プライム
5,553
10/10 15:00
+62(%)
時価総額 1,646,837百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。不眠症治療剤「デエビゴ」は成長。米国でのレケンビ治療は着実に進捗。中長期的に研究開発投資を継続。 記:2024/04/29
6758 東証プライム
2,826
10/10 15:00
+6(%)
時価総額 17,642,995百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6857 東証プライム
7,538
10/10 15:00
-101(%)
時価総額 5,775,382百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6902 東証プライム
2,140.5
10/10 15:00
+18.5(%)
時価総額 6,746,385百万円
自動車部品で国内最大。カーエアコンや燃焼噴射装置に強み。トヨタ系列も系列外への販売も多い。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて販売伸長。だが燃料ポンプのリコール費用が利益の重石に。政策保有株縮減の意向。 記:2024/04/12
8015 東証プライム
2,709
10/10 15:00
+31.5(%)
時価総額 2,877,419百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。モビリティ部門は順調。27.3期ROE13%以上維持が目標。 記:2024/06/13
8035 東証プライム
25,515
10/10 15:00
-255(%)
時価総額 12,033,716百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8058 東証プライム
2,964
10/10 15:00
+18.5(%)
時価総額 12,782,197百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,795
10/10 15:00
+14(%)
時価総額 11,048,543百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
51,360
10/10 15:00
+650(%)
時価総額 16,343,831百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10