マーケット
9/27 15:15
39,829.56
+903.93
42,313.00
+137.89
暗号資産
FISCO BTC Index
9/30 9:22:31
9,348,591
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

新興市場見通し:米FOMCなどビッグイベント多数、IPO&BBラッシュで換金売り圧力に注意

2022/12/10 14:13 FISCO
*14:13JST 新興市場見通し:米FOMCなどビッグイベント多数、IPO&BBラッシュで換金売り圧力に注意 ■換金売り圧力で値崩れ銘柄続出 今週の新興市場は続落。米11月雇用統計が予想を大きく上回り、金融引き締め懸念が強まる中、週初から売りが先行し、週前半は大幅続落。また、今月半ばからの新規株式公開(IPO)ラッシュを前に換金売り圧力も強まったとみられ、値持ちの良かった銘柄を含め、大きく値崩れする銘柄が続出した。一方、週末は前の日のナスダック総合指数が5日ぶりに大幅反発したことが投資家心理を改善させ、買い戻しが広がった。ただ、週前半の下落分を取り戻すには至らなかった。なお、週間の騰落率は、日経平均が+0.44%であったのに対して、マザーズ指数は−1.50%、東証グロース市場指数は−1.74%だった。 時価総額上位銘柄では、週間でANYCOLOR<5032>が−29.3%と急落。ロックアップ期間が終了したことで、大株主の売却があるのではないかとの思惑から売りが広がった。ほか、アイドマHD<7373>が−7.9%、アドベンチャー<6030>が−7.7%、プラスアルファ・コンサルティング<4071>が−7.6%、BuySell Technologies<7685>が−6.5%などが下落した。なお、Appier Group<4180>は東京証券取引所の承認を受け、12月15日から上場市場を東証プライム市場へ変更することを発表し、週末は大幅に上昇した。週間騰落率ランキングではサスメド<4263>が+38.9%と急伸。厚生労働省が同社の不眠障害治療用アプリの承認の可否を審議すると報じられたことを契機に人気化した。 ■米CPIの結果に要注意、注目企業の決算多数 来週の新興市場は軟調な展開が予想される。来週は13日に米11月消費者物価指数(CPI)、14日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表とパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見などとイベントが盛り沢山だ。神経質な地合いが予想され、今週から需給悪化している新興株は引き続きボラティリティーの高い展開に注意したい。 FOMCでは四半期に一度の政策金利見通し(ドットチャート)が公表されるが、これまでのFRB高官発言から、2023年末の政策金利は5%を優に上回ってくると推察される。しかし、フェデラルファンド(FF)金利先物市場ではターミナルレート(政策金利の最終到達点)として5%未満の金利水準までしか織り込んでいない。また、来年後半からは0.5%pt程度の利下げを予想しており、高水準の金利を粘り強く維持するとしているFRBの姿勢とやや乖離がある。 さらに、12月7日に3.42%と9月半ば以来の水準にまで低下した米10年債利回りが9日に3.58%へと上昇してきている点も注意が必要だ。今週末に発表された米11月卸売物価指数(PPI)は、食品・エネルギーを除いたコア指数が前年同月比では減速した一方、モメンタムを示す前月比では+0.4%と市場予想(+0.2%)を上回り、10月(+0.0%)から加速した。CPIも予想を上回り、FOMCの結果やパウエル議長の会見もタカ派なものとなった場合、低下基調に一服感が出ている米長期金利がさらに上昇する可能性もあるため、警戒しておきたい。加えて、英国金融政策委員会や欧州中央銀行(ECB)定例理事会を受けてグローバルに金利が再び上昇する可能性も頭の片隅に置いておきたい。 また、来週からIPOラッシュが始まり、来週だけで8社の新規上場と、12社のブックビルディング(BB)入りが予定されている。IPO銘柄のセカンダリー投資などは活発化しそうだが、既存銘柄には一段の換金売り圧力なども想定され、注意が必要だろう。 ほか、来週は14日にビジョナル<4194>、Macbee Planet<7095>、セルソース<4880>、スマレジ<4431>、ステムリム<4599>、INTLOOP<9556>が、15日にはANYCOLORの決算発表が予定されている。 《FA》
関連銘柄 13件
2,228
9/27 15:00
-6(%)
時価総額 89,541百万円
タレントマネジメントシステム「タレントパレット」の提供等を行うHRソリューション部門が主力。「見える化エンジン」等のマーケティングソリューションも。タレントパレットは顧客単価が上昇傾向、低解約率を維持。 記:2024/08/29
1,836
9/27 15:00
+23(%)
時価総額 186,207百万円
予測型広告プラットフォーム「CrossX」、AI広告キャンペーン自動化クラウド「AIXPERT」などを手掛ける。AIによる顧客行動予測が強み。顧客企業数は1600社超。エンタープライズ顧客の獲得に注力。 記:2024/07/08
4194 東証プライム
8,290
9/27 15:00
-400(%)
時価総額 318,261百万円
会員制転職サイト「ビズリーチ」、採用管理や勤怠管理等の「ハーモス」を運営。国内最大級の求荷求車サービス「トラボックス」等も。ビズリーチの累計導入企業数は2万8900社超。ハーモスは売上が順調に拡大。 記:2024/05/10
4263 東証グロース
604
9/27 15:00
-1(%)
時価総額 9,837百万円
不眠障害などの治療用アプリ開発、汎用臨床試験システムや機械学習自動分析システムの提供等を行う。杏林製薬と耳鳴治療用アプリの共同開発を行う。不眠障害治療用アプリは保険適用希望書の再提出に向けて調整中。 記:2024/06/25
4431 東証グロース
2,881
9/27 15:00
+16(%)
時価総額 56,563百万円
POSシステム会社。クラウドサービス「スマレジ」を提供。サブスク売上比率は6割超。有料店舗数は3万4288店と増加続く。平均解約率は低水準維持。24.4期3Qは大幅増収増益。通期業績予想を上方修正。 記:2024/04/15
4599 東証グロース
435
9/27 15:00
+5(%)
時価総額 25,906百万円
バイオベンチャー。大阪大学発。組織修復能力を最大限に引き出して組織や臓器の再生を誘導する再生誘導医薬を研究開発。新規再生誘導医薬に関する薬効試験、非臨床試験は進捗。24.7期2Q累計は損益横ばい。 記:2024/04/15
4880 東証プライム
1,305
9/27 15:00
-3(%)
時価総額 24,384百万円
再生医療関連事業等を手掛けるバイオベンチャー。脂肪由来幹細胞加工受託サービス、血液由来加工受託サービスのほか、化粧品の開発・販売等も。卵子凍結あんしんバンクは福利厚生として上場企業中心に導入進む。 記:2024/08/26
5032 東証プライム
2,558
9/27 15:00
-36(%)
時価総額 159,417百万円
VTuberグループ「にじさんじ」の運営が主力。英語圏におけるVTuberビジネス「NIJISANJI EN」等も手掛ける。29歳以下のユーザーが多い。ANYCOLOR ID数は119万アカウント超。 記:2024/05/12
6030 東証グロース
4,695
9/27 15:00
+570(%)
時価総額 35,217百万円
オンライントラベルエージェント。総合予約プラットフォーム「skyticket」を運営。国内・海外航空券を中心に幅広い旅行商材を提供。多言語対応に強み。アプリDL数は2100万DL超。国内旅行事業を強化。 記:2024/08/05
2,775
9/27 15:00
+29(%)
時価総額 40,665百万円
成果報酬型のデータ解析ツールやWeb接客ツールを通じて顧客の販促を支援。AI活用のLTV予測に強み。24.4期3Q累計は新規案件の受注堅調。前期買収会社もフルで上乗せ。通期大幅増収増益を計画。記念配予定。 記:2024/04/10
1,583
9/27 15:00
+22(%)
時価総額 24,051百万円
セールス・プラットフォームサービスを中心とする営業支援サービスが主力。ママワークス等の人材支援サービス、オンラインMTGツール等も手掛ける。受注件数は順調増。自動化、生成AI活用で生産性向上を図る。 記:2024/05/12
5,770
9/27 15:00
+70(%)
時価総額 83,607百万円
総合リユース買取サービス「バイセル」、総合買取サロン「TIMELESS」等を展開。着物やブランド品、時計等を出張訪問中心に買い取る。商品はEC等で販売。店舗買取事業の継続強化、自社ECの強化等を図る。 記:2024/05/10
9556 東証グロース
5,090
9/27 15:00
-40(%)
時価総額 23,414百万円
事業戦略・業務改革コンサルティングやITコンサルティング、プロジェクトマネジメント支援、プロコンサル派遣・人材紹介等を手掛ける。エッジAIソリューションを提供する「Idein」と包括的な協業を開始。 記:2024/06/13