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運用リスクを圧縮する動きに向わせ8営業日ぶりに28500円を下回る【クロージング】

2022/8/23 15:59 FISCO
*15:59JST 運用リスクを圧縮する動きに向わせ8営業日ぶりに28500円を下回る【クロージング】 23日の日経平均は4営業日続落。341.75円安の28452.75円(出来高概算9億7000万株)と10日以来8営業日ぶりに心理的な節目である28500円を下回って取引を終えた。前日の米国市場で、長期金利が約1カ月ぶりに3%台に乗せたことからハイテク株を中心に売られたため、東京市場でも値がさハイテク株を中心に幅広く売られた。日経平均は前場中盤にかけ、28395.30円まで下げ幅拡大させた。ただし、ジャクソンホール会議において、26日に予定されているパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演待ちの状況のなか、下を仕掛けてくる動きも限られ、売り一巡後は28500円を挟んだこう着が続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1400に迫り、全体の7割超を占めた。セクターでは、空運、鉱業、海運など8業種が上昇。一方、電気機器、輸送用機器、ゴム製品、金属製品、機械など25業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、花王<4452>、資生堂<4911>、三越伊勢丹<3099>、アサヒ<2502>がしっかりだった半面、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、ソニーG<6758>、テルモ<4543>、ファナック<6954>が軟調だった。 週明けの米国市場は、主要株価指数は大幅続落。欧州では天然ガスの供給途絶リスクが再び意識され、欧州株が約1カ月ぶりの水準まで下落したことも投資家心理を悪化させた。東京市場では、米欧の景気減速懸念が拭えていないだけに、世界の景気敏感株とみなされる日本株にも運用リスクを圧縮する動きに向わせ、日経平均の下げ幅は一時400円に迫る場面もあった。一方、政府が新型コロナウイルス感染症の水際対策緩和などで検討を始めたと伝わったことで、百貨店や旅行関連株などリオープン銘柄に物色の矛先が向かった。 注目が集まっているジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演では、足元のインフレ要因や今後の金融政策の方向性について語るとみられる。現状、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、0.75%の大幅利上げへの警戒が再燃する格好であり、発言内容を見極めたいところであろう。そのため、米国市場の動きに一喜一憂する展開が続きそうである。 《FA》
関連銘柄 10件
1,606
11/26 15:30
+9.5(%)
時価総額 2,442,742百万円
国内ビール大手のアサヒビール、アサヒ飲料、アサヒグループ食品などを傘下に収める持株会社。欧州、オセアニア、東南アジアでも事業展開。日本は主力ブランドに経営資源投下。オセアニアは商品ポートフォリオを強化。 記:2024/09/01
2,180
11/26 15:30
-15.5(%)
時価総額 850,898百万円
三越と伊勢丹の経営統合で誕生した持株会社。百貨店業、クレジット・金融・友の会業、不動産業等を展開。伊勢丹新宿本店は百貨店の店舗別売上で国内首位。24.3期は伊勢丹新宿本店、三越銀座店の総額売上が過去最高。 記:2024/06/13
4452 東証プライム
6,562
11/26 15:30
+260(%)
時価総額 3,057,236百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4543 東証プライム
3,096
11/26 15:30
-12(%)
時価総額 4,615,198百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4911 東証プライム
2,835.5
11/26 15:30
+2.5(%)
時価総額 1,134,200百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
6367 東証プライム
18,505
11/26 15:30
-235(%)
時価総額 5,424,075百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6758 東証プライム
2,983
11/26 15:30
+5.5(%)
時価総額 18,623,161百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6954 東証プライム
4,178
11/26 15:30
-19(%)
時価総額 4,158,861百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
9433 東証プライム
4,926
11/26 15:30
-36(%)
時価総額 10,797,033百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9984 東証プライム
8,844
11/26 15:30
-30(%)
時価総額 13,000,636百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17