マーケット
10/11 15:15
39,605.80
+224.91
42,454.12
-57.88
暗号資産
FISCO BTC Index
10/12 5:24:47
9,389,076
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日経平均がこう着感を強める局面で個別株への物色は活発【クロージング】

2022/8/16 16:12 FISCO
*16:12JST 日経平均がこう着感を強める局面で個別株への物色は活発【クロージング】 16日の日経平均は小反落。2.87円安の28868.91円(出来高概算9億6000万株)で取引を終えた。直近2営業日で1000円超急騰した反動から目先の利益を確保する売りが先行して始まり、寄り付き直後には一時28752.88円まで下落した。ただし、主力株を中心に海外短期筋による押し目買い意欲は強く、前場半ばには28928.16円とプラスに転じる場面もあった。その後は、国内主要企業の決算発表も終わるなど新規の手掛かり材料に乏しいだけに、売り買いが交錯するなか、前日終値を挟んでのこう着感の強い展開となった。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が950を超え、全体の過半数を占めた。セクターでは、その他製品、空運、サービス、精密機器など12業種が上昇。一方、海運、石油石炭、鉱業、非鉄金属など21業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、エムスリー<2413>、バンナムHD<7832>、ファーストリテ<9983>、トレンド<4704>、NTTデータ<9613>がしっかりだった半面、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、KDDI<9433>、TDK<6762>、第一三共<4568>が軟化した。 週明けの米国市場は、主要3株価指数はそろって上昇したが、日経平均は目先的に過熱感を冷ますための調整が必要との声が多いなか、利益確定の売りが先行して始まった。また、原油安を受けて資源関連株が売られたほか、海運市況も下げ基調にあるため、海運株にも売りが波及した。米アクティビストが保有株のほぼすべてを手放したと伝わったソフトバンクGは2%超の急落により指数の重荷に。一方、国内証券による目標株価引き上げが好感されたイビデン<4062>、新光電工<6967>が上昇したほか、アマゾンなどとの資本業務提携がポジティブサプライズになったアイスタイル<3660>がストップ高まで買われるなど、個別材料株が賑わった。 日経平均は狭いレンジ内での推移となったが、東証プライムの売買高は連日で10億株を下回っており、出遅れていたファンドの買い直す動きもやや一巡感は意識されやすいところであろう。ただし、需給相場とはいえ下値の堅さが意識されるなか、押し目待ちの買い意欲は強いと考えられる。また、マザーズ指数は連日の上昇でリバウンド基調を強めてきた。お盆休みで個人投資家の短期資金が流入しやすい面もありそうだが、日経平均がこう着感を強める局面で、出遅れ感の強い銘柄やセクターなどへの物色が見られる点においては、足元の需給状況は良好である。 《FA》
関連銘柄 13件
2413 東証プライム
1,735.5
10/11 15:00
-4.5(%)
時価総額 1,178,286百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
3660 東証プライム
483
10/11 15:00
-13(%)
時価総額 35,813百万円
コスメ・美容の総合サイト「@cosme」を運営。化粧品ECサイト「@cosme SHOPPING」、化粧品専門店「@cosme STORE」の運営等も。会員数は増加傾向。リテール事業は国内出店の加速図る。 記:2024/08/23
4062 東証プライム
4,629
10/11 15:00
-188(%)
時価総額 652,046百万円
ICパッケージ基板で世界トップシェア。1912年に揖斐川電力として創業。岐阜県大垣市に本社。自動車排気系部品等のセラミック事業も。電子事業は生成AI用サーバー向けが順調。28.3期売上6500億円目標。 記:2024/06/15
4568 東証プライム
4,982
10/11 15:00
-9(%)
時価総額 9,700,123百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
4704 東証プライム
8,408
10/11 15:00
+15(%)
時価総額 1,183,821百万円
コンピュータ・インターネット用セキュリティ関連製品の開発、販売等を行う。ウイルスバスターで知名度高い。コンシューマ向け製品で国内トップシェア。配当性向70%目標。統合セキュリティプラットフォームを拡販。 記:2024/08/13
6762 東証プライム
1,887
10/11 15:00
-12(%)
時価総額 3,668,064百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6967 東証プライム
5,521
10/11 15:00
-36(%)
時価総額 746,285百万円
半導体パッケージメーカー。フリップチップタイプパッケージが主力。長野県長野市に本社。海外売上比率が高い。セラミック静電チャック等も。プラスチックBGA基板は生産能力増強図る。光電融合デバイスの開発に注力。 記:2024/09/02
3,389
10/11 15:00
-26(%)
時価総額 2,257,074百万円
バンダイ、ナムコの経営統合で2005年に誕生した持株会社。トイホビー事業、デジタル事業が主力。IP活用に強み。アミューズメント施設の運営等も。総還元性向は50%以上目標。トイホビー事業は堅調続く見通し。 記:2024/06/25
8035 東証プライム
25,620
10/11 15:00
+105(%)
時価総額 12,083,237百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,715
10/11 15:00
-80(%)
時価総額 10,864,209百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9613 東証プライム
2,499.5
10/11 15:00
-35(%)
時価総額 3,505,549百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10
9983 東証プライム
54,490
10/11 15:00
+3,130(%)
時価総額 17,339,862百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,954
10/11 15:00
-87(%)
時価総額 15,427,330百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17