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売り一巡後は下値の固さなどから下げ渋る【クロージング】

2021/12/2 16:02 FISCO
*16:02JST 売り一巡後は下値の固さなどから下げ渋る【クロージング】 2日の日経平均は反落。182.25円安の27753.37円(出来高概算13億4000万株)で取引を終えた。米カリフォルニア州で初めて新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染が確認され、前日の米国株市場が大幅に続落したことを映して、リスク回避の動きが優勢となり、取引開始直後には一時27644.96円まで下押した。ただ、心理的な節目である27500円を割り込まなかったことや時間外取引での米株先物が堅調に推移していることなどから、次第に押し目を拾う動きもあり、後場は27700円~27800円台でもみ合っていた。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄が1400を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、海運が6%を超える大幅高となったほか、電気ガス、ゴム製品、倉庫運輸、その他製品など12業種が上昇。一方、鉱業、空運、精密機器、陸運、情報通信、その他金融など21業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ダイキン<6367>、バンナムHD<7832>、任天堂<7974>、花王<4452>、アステラス薬<4503>がしっかりだった半面、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>、エムスリー<2413>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>が軟調だった。 前日の米国市場は感染拡大懸念や供給網の再混乱への警戒感が広がり、主要株価指数は大幅に続落。円相場も113円前後と円高傾向にあり、輸出関連株などを中心とした主力銘柄に値を消す銘柄が目立っていた。一方、外資系証券が目標株価を大幅に引き上げたことがサプライズとなった郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎船<9107>の海運大手3社が値を飛ばしたほか、海運株高に刺激された三井倉HD<9302>、住友倉<9303>、渋沢倉<9304>なども値を上げた。 オミクロン株については、感染地域が広がってきており、再び世界的な感染拡大への警戒感が依然として相場に暗い陰を落としている。関係者は「耐ワクチン性など詳細な情報が判明していないだけに、不気味で不透明感が拭えないこと自体が売り材料になっている」との声が多く聞かれ、目先はオミクロン株の実態解明が待たれるところだ。一方、前日まで2日間でNYダウの下げ幅が1000ドルを超えたことから、2018年のクリスマスショックの再来を警戒する向きもあり、目先は神経質な動きが続きそうだ。 《FA》
関連銘柄 16件
2413 東証プライム
1,408.5
11/25 15:30
-16.5(%)
時価総額 956,470百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
4452 東証プライム
6,302
11/25 15:30
+94(%)
時価総額 2,936,102百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4503 東証プライム
1,572
11/25 15:30
+10(%)
時価総額 2,844,790百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
6367 東証プライム
18,740
11/25 15:30
+445(%)
時価総額 5,492,956百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6758 東証プライム
2,977.5
11/25 15:30
+29.5(%)
時価総額 18,588,824百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6762 東証プライム
1,898
11/25 15:30
+22.5(%)
時価総額 3,689,446百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
3,231
11/25 15:30
+89(%)
時価総額 2,132,460百万円
バンダイ、ナムコの経営統合で2005年に誕生した持株会社。トイホビー事業、デジタル事業が主力。IP活用に強み。アミューズメント施設の運営等も。総還元性向は50%以上目標。トイホビー事業は堅調続く見通し。 記:2024/06/25
7974 東証プライム
8,199
11/25 15:30
+33(%)
時価総額 10,647,959百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
23,135
11/25 15:30
+885(%)
時価総額 10,911,229百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9101 東証プライム
4,973
11/25 15:30
-2(%)
時価総額 2,292,553百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。配当性向30%目安。25.3期は最終増益見通し。 記:2024/07/04
9104 東証プライム
5,430
11/25 15:30
±0(%)
時価総額 1,968,668百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。非海運事業のアセット積み増し図る。 記:2024/07/29
9107 東証プライム
2,131.5
11/25 15:30
-23.5(%)
時価総額 1,439,129百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。LNG船等は順調推移見込む。27.3期経常利益1600億円目標。 記:2024/06/17
7,580
11/25 15:30
-100(%)
時価総額 189,379百万円
三井グループの総合物流企業。輸出入から国内配送まで手掛け、主要港でコンテナターミナルも運営。不動産事業も。フォワーディング業務は海上・航空運賃の料金適正化。子会社とともに本社を移転・集約。効率化を推進。 記:2024/07/12
9303 東証プライム
2,755
11/25 15:30
-3(%)
時価総額 218,325百万円
1899年創業の総合物流企業。国際輸送や陸上運送、港湾運送、倉庫業等を手掛ける。海運事業、不動産事業も展開。遠州トラックなどを傘下に持つ。DOE3.5%~4.0%目安。国際物流基盤の強化等に取り組む。 記:2024/08/05
9304 東証プライム
3,130
11/25 15:30
+10(%)
時価総額 47,632百万円
1897年創業の総合物流企業。渋沢栄一が創業者。倉庫業務、陸上運送業務、国際輸送業務、港湾運送業務等を手掛ける。オフィスビル賃貸等の不動産事業も。物流事業の収益力強化図る。27.3期営業利益53億円目標。 記:2024/10/07
9984 東証プライム
8,874
11/25 15:30
+288(%)
時価総額 13,044,736百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17